決勝トーナメント
ブルーアイズ盗難にあった次の日、影丸に相談しにいくことに。
放課後、影丸が待つ教室を訪れる高杉、加藤、村野。そして木内も。
「そのスケボーに乗った奴に心当たりはないのか?」
影丸に尋ねられても高杉は心当たりがなく答えられなかった。
しかし、のんびりしてもいられない。
決勝トーナメントの組み合わせは今日決められるからだ。
時はすぎて放課後の体育館。
勝ち残った8人は集まっていた。
そして組み合わせを見届けようとする数名のデュエリストがちらほら。
お手製の小さなダンボール箱から数字がかかれたボールを取って対戦相手を決める。
組み合わせは決まった。
一回戦
第一試合 高杉 VS 大塚
第二試合 織田 VS 町野
第三試合 竹田 VS 木内
第四試合 国枝 VS 川野
決勝トーナメント開始は
2000年3月25日とされた。
それまでにブルーアイズを探し出せばいいと思っていた高杉だった。
しかし、第一試合が開始されても見つからなかったのだ!
会場は体育館。
壇上の上でテーブルを挟んでデュエルが行われる。
高杉と大塚はもう席につこうと席の隣にスタンバイしていた。
国枝は始める前にマイクを使って決勝トーナメントの説明をしだした。
「えー、決勝トーナメントだ。だから、ちょっとルールを厳しくさせてもらう」
ここでまたルールが増えるのか?っと全員が固唾をのんで見守る。
「対戦方式は簡単。先に1勝した方が次に進める」
先に2勝・・・というマッチ戦ではなさそうだ。
「そして先行は先に手札を5枚ドローしたものが得ることができる」
「1つ目のルールだ。カードテキストの読み違いによるプレイミスは2回までだ」
つまり、3回目以降は失格ということに。
初期テキストは曖昧な点が多いので注意が必要である。
「2つ目は審判を設けること」
プレイミスやマナー違反などをこのジャッジの判断に委ねるということだ。
ジャッジからの注意累計3回で失格。
これでルールはすべて。
両者は席についた。
「高杉、俺はお前を確実に倒すために秘策を積んできたんだ。降参するなら今のうちだぞ」
「バカ言うな、始まったばかりで降参するかよ!」
「ふふっ、デュエル前にひとつ言っておこう。ブルーアイズを盗ませたのは俺だ」
・・・・!!!!
高杉に衝撃走る。
お、おまえだったのかぁ・・・・!
これこそが大塚の作戦でもあった。
戦う前から挑発するとともに、相手のエースカードを使用不可能にさせておく。
高杉のデッキのモンスターの攻撃力はそれほど高くない。
魔法カードでパワーを補うデッキ。ブルーアイズさえ奪えば怖くない。
「では!ここに決勝トーナメント第一試合!!高杉VS大塚、バトル開始!!」
先に動いたのは大塚。
俊敏な動きでデッキから5枚ドローした。
「俺の先行だな、ドロー!」
カードを場に出した。
「ダークエルフを攻撃表示!カードを伏せてターンエンド」
「こ、攻撃力2000!!!」
最近発売されたモンスターだ。生贄が不要な星4で攻撃力2000を持つ。
一方的にヂェミナイ・エルフにも打ち勝つ恐ろしいカード。
岩石の巨兵らなら守備表示で耐えることができる。
しかし、それではダークエルフは攻略できない。
上手い手を考えなければ。
「ドロー!!」
ここはモンスターを裏守備で出すか・・・
「モンスターを守備で伏せてターンエンド」
それを見て大塚は鼻で笑う。
「流石にダークエルフに真っ向から相手するカードがなかったようだな」
そのとおりだ。
攻撃表示でカードを出してもやられるだけだ。
「何も言わぬという事は図星・・・ということかな」
これで大塚が少しでも油断してくれれば・・・!!
「いくぞ高杉!俺のターンドロー!」
裏守備モンスターか・・・
ダークエルフはライフコスト1000を払わないと攻撃できない。
これは結構バカにならない出費だ。
しかし、そのコストに見合った分だけこのモンスターは魅力的だ。
恐らくは人喰い虫あたりだと思わせて、こちらの攻撃を躊躇させる策のようだが・・・
時間稼ぎが見え見えだっ・・・!
「ヂェミナイ・エルフを出して守備モンスターを攻撃!!」
破壊されたモンスターは・・・!
「黒き森のウィッチだと・・・」
「そうだ。破壊してくれてありがとうよ。墓地に送る手間が省けたぜ」
黒き森のウィッチの効果、それは墓地に置かれた時、デッキから守備力1500以下のモンスターを1枚手札に加える。
「俺はデッキからデーモンの召喚を手札に」
デーモンの召喚だと・・・?
今上級モンスターをサーチした所で出せるはずがない。
ヂェミナイ・エルフなどをサーチして反撃するべきではないのか?
「ターンエンド」




