死者への手向け
高杉 LP 7700
木内 LP 4300
高杉 手札3 場 格闘戦士アルティメーター 白い泥棒
木内 手札4 場 裏モンスター 血の代償 伏せカード
ライフポイントは木内が少ないが、木内は着々とエクゾディアの完成に向かっている。
木内のターン。
強欲な壺を発動させた。
木内は考えたのちに裏モンスターをセット。
高杉はメカ・ハンターを出して血の代償で伏せられたモンスターを攻撃。
大王目玉だった。
木内は封印されし者の左足を1番上に持ってきた。
これで確実に3種類揃う。
今も手札に4種類揃っていてもおかしくない。
アルティメーターでもう一体攻撃。これは封印されし者の右足。
手札でダブっていらなくなったか。
最後に白い泥棒でダイレクトアタック。
木内 LP 3300
そしてランダムに捨てる。捨てたのは城壁。
ふせずに持っていたのは万が一白い泥棒の効果使われた時に
パーツカードが落ちないように手札を多く持っていたのか。
今木内の手札は4枚。その全てが違う種類のパーツと考えたら地獄すぎる。
木内のターン。パーツカードを引いたが、勝ちを宣言する様子はない。
まだ揃っていないか。あと1種類か・・・?
「カードを伏せて、モンスターを裏守備表示。ターンエンド」
木内の戦術は変わらず。裏モンスターと罠と駆使して時間稼ぎ。
エクゾディアを揃えるためだけのデッキだ。
木内に対抗するため高杉はできるだけ多くのモンスターを出してダメージを与えなければならない。
「木内、どうやらお前の負けのようだな」
「・・・!どういうことだ」
加藤と村野も驚きを隠せなかった。
「高杉の奴、さっきのドローで起死回生となるカードを引いたのか?」
「高杉はなにかコンボを狙っているのかもしれん」
高杉は魔法カードを発動した。
「死者への手向けだ。手札1枚をコストにモンスター1体を破壊する!それも裏表問わずなァ!」
破壊するのはもちろん木内の裏モンスター。
標的となった人喰い虫は破壊された。
手札コストが伴うものの、厄介なリバース効果モンスターも安全に処理できる良カードである。
そして、死者への手向けの本領はここからである。
「まだ終わりじゃねえぜ。死者蘇生を発動させてもらう」
「死者蘇生だと?大したモンスターは墓地にいないはず」
「デーモンの召喚は手札・・・と言いたいのか?甦らせるのはデーモンではない。このカードだ!」
高杉がじぶんの墓地からモンスターを1枚選びぬいた。
青白い龍が描かれたカードを。
「ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴンを特殊召喚!!」
「馬鹿な!!いつ墓地に送った!?・・・まさか死者への手向けにコストに使ったのか!?」
「その通りさ。心変わりと似たようなコンボが再現可能なのさ」
木内は事前に罠を伏せていた。
落とし穴である。
しかし、カード効果による召喚は特殊召喚なので落とし穴を発動トリガーにはならない。
スカルライダーが良い例である。
つまり相手モンスターを除去して、落とし穴をすり抜けつつ、最上級モンスターを召喚したのだ。
木内は迷った。
ここで血の代償で手札のエクゾディアパーツを場に出せば、このターンをしのげる。
しかしそれだと再びデッキのエクゾディアを集めなければならない。
負けるタイミングが後になるだけではないか。




