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スカルライダーの復活

「村野~、お前負けたんだってぇ?」

影丸から木内撃破が言い渡された次の日の放課後。空き教室にて。

高杉、村野、加藤。いつものメンバーが揃っていた。

一度でも敗北すれば失格になる今大会において高杉に続いて村野も失格となってしまっていた。

「しょうがねぇだろ加藤、相手はヂェミナイ・エルフ3枚持ってるらしんだぜ?反則級だよ」

それでも村野は大塚のライフポイントを半分以下にまで削ったのだから善戦したほうだろう。

蘇生コンボや装備魔法に罠カードを巧みに使い分けて、うまく大塚の攻撃をかわしていた。

結局はパワーカードの前に敗れ去ってしまったが、村野はまだまだ伸び代があると思われる。

「で、木内との戦いの手はずはどうなってるんだ?加藤」

敗北した事にこれ以上突っ込まれたくないからか、話を逸らす村野。

「昼休みの間に一応話はつけておいたから、問題なければ4時半にはここの教室に来ると思う」

現在の時刻は4時10分。約束の時間までには20分ある。

何故、高杉じゃなく加藤が代理で行ったのかと言うと、

高杉自身が決闘の申し込みに行くと、その場で決闘しそうだったからである。

昼休みという限られた時間内でデュエルするより、放課後でのびのびと決闘したかったという理由。

「まだ時間あるし、デュエルでもしとこうぜ」

村野が提案する。

「ほら、加藤準備しろ」

待ち時間の間にエキシビジョンマッチ 村野VS加藤 勝負開始。

先攻は村野。モンスターを裏守備表示で出し、ターン終了。

続く加藤のターン。1期フォーマットの地獄の裁判を召喚して攻撃。

しかし村野の守備モンスターは岩石の巨兵。

相手の守備力の方が上回ったため逆に加藤にダメージ。

加藤 LP 7300

加藤は1枚カードを伏せてターンエンド。

返しの村野のターン。

村野は岩石の巨兵を生け贄にして手札からカース・オブ・ドラゴンを攻撃表示で召喚した。

守備力が高いモンスターで反射ダメージを与えつつ、返しのターンで高レベルモンスターの召喚につなげて反撃。

理想のパターンである。

地獄の裁判はカース・オブ・ドラゴンに破壊されさらに加藤はライフポイントをへらす。

加藤 LP 6600

「あっ、カース・オブ・ドラゴンの攻撃力は2000かよ!落とし穴使えたじゃん!」

落とし穴の発動タイミングすら逃して、伏せカードすら明かしてしまった加藤。

強いカードを持っていながら勝てないのはそういう所があるからか。

しかし、これを聞いた村野とて安心できない。加藤の演技かもしれないからだ。

あの伏せられたカードは落とし穴ではない可能性も否定できない。

ターンプレイヤーは加藤に移る。

「心変わりを発動!カース・オブ・ドラゴンのコントロールを俺が得る!」

村野がしてやられた心変わりのカードだ。

「そして、カース・オブ・ドラゴンを生け贄にして、メテオ・ドラゴンを召喚!」

カース・オブ・ドラゴンを返さない事を考えるあまり、攻撃する前に生け贄にしてしまった。

先にカース・オブ・ドラゴンで攻撃した方が良かったものの。

メテオ・ドラゴンはカース・オブ・ドラゴンより攻撃力が低いのだから。

「メテオ・ドラゴンでダイレクトアタック!」

村野 LP 6200

「どうだ!俺のライフポイントの方が上回ったぞ!」

「へっ、まだまだぁ!ドロー!」

きた・・・!落とし穴だ。

これは伏せておかないと。

「カードを一枚伏せて・・・」

ここはこのモンスターを出しておくか。

「モンスターをセットしてターンエンド」

「俺のターン、ドロー!」

少し手札を見つめて、考えた後に村野を見据える加藤。

「おそらく落とし穴でも伏せたんだろうが、このカードの前では無力だぞ~村野」

「なにっ」

「儀式魔法発動!スカルライダーの復活!!」

ぎ・・・儀式だとぉ!!

「これはスカルライダーの降臨に必要なカードだ。手札または場からレベル6以上になるようにモンスターを生け贄にする」

加藤は手札からブルーアイズを捨てた。

「そして手札からスカルライダーを場に降臨させる!」

スカルライダーを手札からだした!

しかし、落とし穴は使えない・・・!

落とし穴は特殊召喚には対応していない・・・!

カードの効果による召喚はすべて特殊召喚とされるのだ!

落とし穴は封じられた・・・!

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