コウソク魔法
遅れました。いろいろ変更とかしちゃってほんとグダグダです。正直アクセス100超えてチキってます。こんな駄作を世に晒しちゃってすいません!
とりあえず更新は続けていきたいと思います!目指せ10万字。
第一話「コウソク魔法」
風とは気流とも言う。空気の流れ、又は流れる空気自体であり、「風」に対し無風状態のことを「凪」という。
風が吹けば桶屋が儲かるとはよく考えたものだなと、ふと思うのだ。
ある事象の発生により一見すると全く関係がないと思われる場所、物事に影響が及ぶことの喩えだ。
聞いたことがある。好きなんだこういうの。バタフライエフェクトって言ったかなあ。
初期のわずかな変化が思いがけない方向へ発展してゆくこと。
『予測可能性-ブラジルでの蝶の羽ばたきはテキサスでトルネードを引き起こすか』とか
「ある気象学者は、この説が正しいとすると、カモメのたった1回の羽ばたきが気候の成り行きを未来永劫変えうることに気付いた」
ほかにも「北京で蝶が羽ばたくと、ニューヨークで嵐が起こる」や、「アマゾンを舞う1匹の蝶の羽ばたきが、遠く離れたシカゴに大雨を降らせる」
つまり、小さな要素でも未来に大きな影響を与える以上、確かな未来予測は実際上不可能という事である。
未知の世界だ。生きていけるだろうか。
体温を蝕む冷たい風が急にやむ。少し生ぬるい空間を歩き始めた。
ササッ――ッ
プニッ
――出た。多分・・・・・・スライムだ。
草むらから出てきてそのままこちらに迫ってくる。
『ぽよんっ ぽよんっ』と体を揺らし跳ねながらも明らかな戦意を感じる。
推定――体重3キロ、全長約30cmほどか。薄い青色の半透明のそいつはまるで餌を見つけたとばかり駆け寄ってくる。
馬鹿にしやがって――スライムごときにやられたら、そりゃもう終わりですよ。
体勢を構え、ダッシュ
スライムの移動速度は子犬が走った程度の速さ、スライムとの距離は10mほどで、タイミングよく蹴飛ばせばいける気がした。
別にサッカーとかやってたわけじゃないし別段運動が得意なわけでもない。体育の成績は普通。ちょっと運動神経がいいくらいだ。
正確に言えば運動神経はかなりいい線いっているのだが体がついてこないというのがしっくりくる。
スライムとの格闘戦は別にかっこいい居合切りのようなシーンは特になく。遠慮なくスライムを蹴り飛ばした。
ぶにょっ 足に広がる柔らかい感触。若干ひんやりしているが中心はほんのり暖かい。可能なら枕にしたいかなと思った。
左足を軸に右足の甲を前方に振り上げた。よく跳ねるボールと大差変わらなかった。
蹴飛ばしたスライムは茂みの方へ飛んでいき――
ベチョッ
なんか嫌な音がしたが気にしないことにした。明らかに・・・・・・いや、考えるのはよそう。
鬱憤を晴らしたつもりが耳障りな結果を想像してしまい周りに誰かいないかキョロキョロしてしまった。出オチしたスライムには申し訳ないが多分殺してしまったな。
直後、意識しないと見えないくらい薄文字で視界の左下に小さく
『EXP10』と見えた。UIとはこれ如何に。
何か他にも色々見える。薄い。めっちゃ薄い。
勝手に視界にフェードイン、そしてすぐにフェードアウトしていくのでなれないと少し気持ち悪い。
もし今後似たようなことがもし続けば戦闘中に気になってそれどころではなくなってしまうかもしれない。
そして追加イベントの発生。
「キャー なにこれ最悪!FUCKING!」
「うわっ!きったなースライムじゃんっ!!服が溶けてる~!!!」
「あーごめん!ごめん!!」
飛んでいったスライムの方向から少女の叫び声と悲鳴が聞こえ、「あーやべぇ」と内心思いながら平謝りした。
脊髄反射の謝罪。反省の余地なしは自覚済み。
聞こえたかわからないが周りはかなり静かだ。
それはともかくスライムは服を溶かすらしく、あっちはお色気シーンのようだ。にやけ、口角が上がり自分でもわかるくらい笑顔になってる。
だが、その謝罪はすぐに後悔した。このまま気づかれずに逃げれたじゃないか、相手はこちらに気づいていないのでは――と。
いらぬ癖が出てしまった。とりあえず謝る。昔から責任感がないとよく言われるのだ。
ごめんなさい すいません 日本人特有のやつかもしれない。
そもそも相手は人間なのだろうか様々な疑問が浮かんでくる。声や口調からして10代だろうか妄想が膨らむ。
この世界の女の子?さっきスライムが出てきたからファンタジー風なのだろうか?いやそもそも人と初めての出会いである。
ワクテカと感動で心拍数も跳ね上がる。
(「( ^ω^)おっ ワンチャン行ける?」)脳内に何度も何度もワンチャン?と。
申し訳程度のワンチャンのお色気シーンに胸を弾ませる俺氏。
だが、冷静になればなるほど、あれ?俺ビンタフラグビンビンじゃん?
痛いのはNG。でも少女にビンタされるなら・・・・・・とM属性が絶賛発動中。
「誰?こっち来ないで!!!!」と少女
「え、あ、はい」と照れる俺
平謝りが聞こえたのか驚き、困惑といった複雑な感情のこもったコメントが帰ってきた。
今の俺を誰かが見ていたらドン引きの一言で伝わるかもしれない。
そう見ていたら。
だが、どうやらドン引きではなく怒っているようだ。俺の隣にいつの間にか立っていたスライム娘は――
「うわっ」と突然現れたスライム娘にびっくり。
「ちょっとアンタ私のスライムちゃんを――」と激怒のご様子。腰に手を当て頬を膨らませ目が三角。ついでに目が赤く光ってる。
「さっき蹴り飛ばしたでしょっ!!」
「ちょ、ちょ、ちょ、待って、何?」時間を稼ぎ先ほどの出来事を振り返る俺。
あーそういえば――でもあれ俺悪くないじゃん?スライムの方から来たじゃん?じゃんじゃん食べるじゃん?!?!?!
ギッタンギッタンにしてやると歯を食いしばって右足でペチペチとキックされている俺はどうやらスライム娘の脳内でボコボコにされているらしい。
ひんやりして冷たい。あと気持ちいい。
スライム娘は諦めたのかいつの間にか唱えた拘束魔法で俺を全身捕縛状態にしていた。
俺の両手には半透明の水色のリングが巻き付き、部屋着の上から腰に両手を縛りつけられている。足は縛られなかったが両足首に水色のリングが一つずつ巻き付いている。
どうやら連れて行かれるようだ。フラグですか?いいえ――ケフィアです。
「お嬢さんどちらまで?あははは・・・・・・」
「付いてきなさい。アンタがスライムちゃんにしたことを同じようにしてあげるんだからっ!」
ツンデレをリアルで初めて見た。いや、これリアルなのかわからんけども。
体験した初めての魔法が拘束魔法というM属性の俺には歓喜――なのだろうか。顔は苦笑いになってると思う。
「あ、足が勝手に――」
「拘束魔法よ。私が解除するまでそのままね。」
聞いてないのに解説するスライム娘。冷静に怒っている彼女は俺を睨みつけている。可愛いのに勿体無い。
水色の髪の毛は肩まで伸びるショートヘアーで大きなスカイブルーの瞳と白い素肌に幼い童顔。人で言うと14歳くらいだろうか。
脇の上までが人間らしく、人の腕をしている。脇から下にかけてだんだん透明色のグラデーションが体を半透明にし、スライム体になっている。
ちょうど胸のあたりから体が透けて見える気がする。スライム部分の肌の色は薄い青色がかかっているようで夜のせいかあまり輪郭がはっきりと見えない。どうやらスライム娘は裸族のようです。
続きはドMな主人公が美少女たちに罵られる回が続くかもしれませんが結構逆転の発想も入れたりするので、すこーしだけご期待下さい!




