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『朱里ちゃんの微笑み』短編小説集   作者: 健野屋文乃
10 ときめきの章

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90/115

『1秒で勝負が決してしまった』『花びらを貴女に』

「あれ♡ 違う×」

好みとは残酷なものだ。

1秒で勝負が決してしまった。


おしまい

 


 ☆彡



「実際、妖精の歌声なんて聞こえる訳ないじゃないですか、妖精なんてファンタジーの世界での話です」

吟遊詩人が街の人にそう言った日の夜。

吟遊詩人は美しい花びらを、美しく歌う美しい妖精に捧げました。


「ありがと、わたしの秘密を守ってくれて」


美しい妖精は小さな声で吟遊詩人に言いました。

美しくて小さな秘密。

吟遊詩人は、永遠にそれを守りたいと思った。


おしまい

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