第1話 戦闘訓練です。
「「──ジーク(ちゃん)っ! 3歳の誕生日、おめでとうっ!!」」
「おめでとう」「おめでとうなのだっ!」
『おめでとうなのです~』
『ジーク、おめでと』
「うんっ。みんな、ありがとうっ」
──現在マリナとセレネを含める家族のみんなで、俺の3歳の誕生日会をしている。
人数も俺を合わせて7人と少し多めで、そこそこ賑やかな誕生日となっている。
食卓に並ぶ料理もいつも以上の量で、かなり豪勢だ。……食いきれるかな?
・・・あ、一応言っておくが、別に1歳と2歳の誕生日を忘れていたわけではない。 この世界の風習だと、誕生日は3歳、5歳、10歳の時に祝うものらしい。
まぁ地球もそういう風習のところは実際にあったし別に不思議でもないだろう。
……それとちょっと余談なんだが、5歳の時は聖誕式ってものがあって教会で神から賛辞とかを頂くらしい。・・・多分だけど俺、イデムに招集されそうじゃね?
──っと、俺がそんなことを考えながら料理に手をつけようとしていたら、父さんから待ったがかかった。
何事かと父さんたちの方を見ると、母さんが影の中から少し大きめ……正確には俺と同じくらい大きさの箱を2つ程引っ張り出し、俺に手渡してきた。
「ほら、ジークっ。父さんと母さんから、誕生日プレゼントだっ!」
「わぁ本当? 父さん、母さん、ありがと!」
……いや受け取ったはいいけど、なんだこれ? あまり重さは……ん、結構重たいな。
「ねぇっ今開けてみてもいいっ?」
「ふふっいいわよ?」
「ああ、きっと驚くぞー?」
父さん達はそう言うと、期待したような顔でこちらを覗く。チラリとオズ兄とキャロ姉の方も見ると、オズ兄は軽く呆れたように笑い、キャロ姉は俺よりもウキウキと楽しそうな表情で開封を待っていた。
……オズ兄の反応的に、オズ兄は中身を知ってるのか? ・・・まぁいい。とりあえず開封してみようか。
>スキル《解体Ⅰ》を獲得しました。
少しだけ手間取ったが、『解体』をゲットしたあとはすんなりと開けられるようになり、すぐに両方の箱を開けた。
すると、中からは木でできた剣と、同じく木でできた杖がでてきた。・・・一応情報を閲覧。
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◆アイテム情報
◇アイテム名
妖霊樹の剣
◇効果
〈霊体特攻Ⅴ〉〈耐久強化Ⅴ〉〈自動調整Ⅴ〉
◇詳細
妖霊樹で作られた木製の剣。霊体に触れることができ、特攻効果がある。使用する度に自動調整され、手に馴染んで使い易くなる。
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◆アイテム情報
◇アイテム名
妖霊樹の杖
◇効果
〈霊体特攻Ⅴ〉〈耐久強化Ⅴ〉〈自動調整Ⅴ〉
◇詳細
妖霊樹で作られた木製の杖。霊体に触れることができ、特攻効果がある。使用する度に自動調整され、手に馴染んで使い易くなる。
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……うん、まぁ何となく予想はしてたわ。だってこの人たちが渡すものがただの剣や杖なわけがないもんね。・・・いや、まぁ行き過ぎない程度に留めてはいるみたいだけど。
「わぁ、なにこれ? 剣と杖?」
でも見たことがない剣と杖の名前、効果、素材を知ってるのはおかしいし、とりあえず知らないフリしよう。
「ああ。だが、ただの剣と杖じゃないぞ? これはジークのために特性に作ってもらった、ジーク専用の武器だっ!」
え、作ってもらった……ってオーダーメイドなの? てっきり武器屋で売ってたやつか迷宮から出たやつだと思ってたんだけど……こんないい性能、結構な値段がするだろうに。
ってか、今更だけどなんで武器なの? 俺ってオズ兄やキャロ姉と違って訓練なんかしてな……もしかして今度から俺も参加するの?
「じゃあ僕も訓練に参加するの?」
「流石ジークちゃんっ! ご明察っその通りよっ♪ 正確には明日からを予定しているわっ」
あ、明日っ!? 唐突すぎないっ? いや、まぁ別に嫌ってわけじゃないからいいけどさ!
「……む、もしかしてジークは訓練嫌か?」
「あ、嫌……じゃない」
「おぉっそうかっ! では明日からで決まりだなっ! ならば明日に備えて、簡単に訓練についての説明をするぞっ!」
お、おうっ。……なんかテンポが速いというか、ちょっとテンションおかしくない? うだうだするよりはいいけどさっ。
「まず明日はジークの適性を調べるため、本格的な訓練は明後日からだ! 最初は武器で何が得意か、何が苦手かを調べるぞ。
あ、その剣については安心してくれ。もしも剣が合わなくても槍や槌くらいなら父さんの知り合いが作り直してくれるからなっ!」
……いや、剣から槍や槌に作り直せるその知り合いって何者? ……槍ならまだわかるが槌って。……思いっきり材料足りなくない?
「武器の適性が調べ終わったら、今度は魔法の適性を調べるわよっ。その後、魔力を動かす訓練をするのだけど……魔力に関しては一日で身につくものでもないし、魔力の察知と制御ができてからにしましょうねっ?」
・・・もしこれでできるって言ったら大変なことになりそう。……なんかあったら母さんの見て覚えたって言おう。うん。
──そして父さんたちが一息つくと、サッとその場を仕切り直した。
「──ではジークにプレゼントも渡したことだし、料理が冷めないうちに頂こうか!」
父さんのその掛け声と同時に、キャロ姉が喜びながら、料理に手を伸ばし始めた。
「わーいっ! やっと食べられるのだっ!」
「あ、ちょっとキャロっ! 行儀悪いよ?」
オズ兄はそれを軽くツッコみながら、同時に料理を食べ始める。
「はははっ。キャロはいつも慌ただしいな」
「ふふっほら。お口にお料理ついてるわよ」
母さんはキャロ姉の口を拭きながら料理を食べ、父さんも料理を軽く摘む。
「……くくっ」
『ジークくん? なんか楽しそうなのです~』
『ジーク、笑ってる?』
『あぁ、マリナ達か。……いや、な。こんな騒がしいのも、偶にはいいかもってな』
『なるほどなのです~♪』
『たしかに、こういうのも、いい♪』
結局その日はどんちゃん騒ぎで、みんないつもより少し遅めの時間で眠りについた。
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◇◆◇◆◇
──そして、翌日。俺は今、剣を持って中庭に立っていた。理由は御察しの通り、昨日言っていた訓練、もとい武器の適性調べだ。
ちなみに俺の正面には父さんがいて、周りには母さんやオズ兄、キャロ姉がいる。マリナ達はいつも通り空を飛びまわってる。
「ジークちゃんーっ頑張ってねー!」
母さんに合わせて、オズ兄とキャロ姉も応援してくれる。俺は元気よく「うんっ」と言って、父さんを見据える。
「よし、では準備が出来次第、どこからでもかかってきなさいっ」
父さんはそう言うと、片足を軽く半歩くらい下げて、俺と対面した。……この人、子供相手だというのに構えが本気だわ。
・・・普通なら俺も本気で行くべきなのだろうが、スキルのランク的にこっちが手加減しないと圧倒しそうなんだよなぁ。
いやでも、戦闘経験の有無とかの理由で負ける可能性もあるし……勝てたらいいやーって気持ちで頑張ろうか。
……あ、そうだ。もしかしたら使ってた剣技について突っ込まれるかもしれないし、一応知ってておかしくない剣技を使うか。
ということで、まずは小手調べに一撃。
ザザッ……
「はァっ!」ザンッ!
「ッ!?」キンッ!
あ、受け止められた。……ってなんか今受け止める時金属音みたいの聞こえなかった? 木剣から金属音て……おかしいでしょう?
それと今の攻防で分かったけど、やっぱり戦闘の勝敗はスキルのランクだけじゃなくて、目に見えない実戦経験の有無とかもあるって考えた方が良さそうだな。
>スキル《実戦Ⅰ》を獲得しました。
>スキル《鍛錬Ⅰ》を獲得しました。
いや、それ目に見える形にしちゃう?
「ジーク……今の技は、一体どこでっ!?」
っとこっちもこっちで思ったより早い段階で尋ねてきたなっ。一応さっき決めた、言っても問題ないような言葉を言った。
「父さんの剣技を真似したんだっ! 今までのみんなとの訓練を見て覚えたっ!」
そう、子供&天才の決まり文句、『見て覚えた』だっ。
「ほほぅ! 流石父さんの子供だっ! ではこれは受け止められるかっ?」
父さんはそう言って、さっき俺が使ったやつとはまた違った一撃を打ち込んできた。
「うんっ! えいっ!」キンッ
>スキル熟練度が一定に達しました。スキル《実戦》《鍛錬》のランクが上昇しました。
「なっ! 今の受け止め方は──」
「うん、さっきの父さんの受け止め方ッ!」
どうやら受け止めることまでは考えていたようだが、先程とまるっきり同じ形で受け止められるとは思っていなかったようだ。
父さんは目を真ん丸くして漠然としながら俺の才能に驚く。
「は、ははっ。・・・ジークは凄まじいな。……これなら、もしかしたら私の剣技も全て受け継がせられるのでは……? いや、その前に訓練内容の見直しをするべきか──」
おーい、父さん? なんかやばいこと考えてない? さすがに父さんのを全部受け継ぐことは……できそうだけども。
……でも今はそんなことよりもっ。
「ねぇ父さんっ! そっちが来ないならこっちから行くよっ?」
「──いや、今日のところはこれくらいでいい。今日はあくまで適性を調べるだけだからな。少なからず、今の戦闘でジークに剣の才能があることが分かった」
あ、そういえば本格的なやつは明日からだったっけか。……ならお次は母さんの魔法適性調べに移るのかな?
「メリー、あとは頼む。私はちょっとジークの訓練内容の見直しをしてくる」
「わかったわ。それじゃあジークちゃん。こっちにいらっしゃい」
「はーい」
父さんはウキウキワクワクとした様子で、家の中へ戻って行った。
俺は母さんに言われた通り近寄ると、横にいたキャロ姉とオズ兄に話しかけられた。
「──ジークっ! 凄いのだっ! あのパパの攻撃を防ぐとは思ってなかったのだっ!」
「うん、さすがジークだねっ。本当にすごいと思う・・・けど、ジークはキャロみたいな戦闘狂になったり、おとーさんみたいなゴリマッチョになったりしないでね? 本当に」
おぉう……なんかオズ兄の目がハイライトが抜けてて少し怖い……。あとなんか迫力と威圧感がやべぇ。
俺がいつもと違うオズ兄の雰囲気に戦いていると、母さんが影の中からなんか綺麗な布に包まれた水晶を取りだしてきた。
「ほら、2人とも。ジークちゃんの適性調べるから、ちょっと離れてあげて。はい、ジークちゃん。この水晶に手を触れてね?」
「うん」
母さんが出したその綺麗な布に包まれた水晶に軽く手を触れ、それと同時にこの水晶が一体何なのかを調べる。
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◆アイテム情報
◇アイテム名
属性判別の水晶
◇効果
〈魔力吸収Ⅴ〉〈魔力発光Ⅴ〉〈属性色Ⅴ〉
◇詳細
水晶に触れた人物の微量な魔力を吸収し、波長のあった属性色に発光する。火は赤、水は青、土は黄、風は緑、闇は黒、光は白に輝く。複数属性の場合、順番に光り輝く。
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ふむ、やっぱり属性調べるやつか。まぁなんとなく予想はしていたがな。
そして、これまた予想通り赤色から始まって7色に光った後、光がやんだ。
「あら凄いわねぇジークちゃん。全属性適性があるなんてっ。キャロと一緒じゃないっ」
へぇ、キャロ姉も全属性持ちなんだ。……あれ? でもたしかキャロ姉って『竜魔法』しか持ってなかったはずじゃ?
「キャロ姉も全属性の適性持ってるの?」
「そうなのだっ! ……でもあたしは殴る方が好きだからあまり魔法は使わないのだっ!」
あー、そゆこと。・・・確かにキャロ姉って魔法系ってよりも物理系だもんねぇ。
「……キャロ。いっつも思うけどそれ本当にもったいないと思うよ? せっかく全属性あるんだし、魔法使いに……とまでは言わないけど、せめて攻撃に運用してみたら?」
「む、攻撃に運用なのだ? ・・・うーん、戦いの役に立つのだ?」
「え? あ、うん。多分役立つんじゃない? 火を手に纏うとか蹴る時に風を使うとか……。
使い方によっては結構戦いの幅が広がるんじゃないかな?」
「うーん・・・うんっ、なら今度からやってみるのだっ! ママっ! あたしにも魔法を教えて欲しいのだっ!」
・・・あれ? なんか素直じゃない? いつもなら『そんなことないのだ』とか『オズはそればっかりなのだ』とか言い合うのに……。あとオズ兄も素直すぎて一瞬戸惑ってるし。
んー……あっ、もしかして戦闘関連だから素直だったとか? ・・・うん、キャロ姉の性格的に多分そうっぽいな。
「あらっ。ならキャロも一緒に訓練しましょうかっ。……でも今日はジークちゃんの魔力察知と魔力制御の訓練からかしらね」
んー……正直魔法系の訓練は早いところ受けたいし、魔力は既に使えるから教えてくれなくてもいいのだけど……あ、そうだ。
「じゃあジークちゃん。早速ジークちゃんの魔力を動かすから、頑張って見つけてね」
「うんっ!」
そして母さんが俺に触れると、体内の魔力を押し流してきた。俺はそれを抵抗せずに受け入れる。そしてある程度動かすと、母さんは手を離して動かすのをやめた。
「うーん……」
「どう? ジークちゃん。魔力を見つけることは出来た? ・・・まぁそんなすぐには──」
「うん、それっぽいもの見つけたっ!」
「えっ」
「えーと、制御方法は……こう?」
俺は魔力をわざと少し漏らす感じに制御する。母さんはその漏れ出た魔力を、目が飛び出るくらいに見入る。
「……嘘っ、本当にちゃんと出来てるっ!?
・・・さすがはジークちゃんねっ! 凄まじいくらいの成長力だわっ! ……これならもしかしたらアルと同じで私の魔法も?──」
あ、母さんも父さんと同じ反応なのね。って母さんも技を受け継がせようとしてるの? 多分できるだろうから、別にいいけどさ。
……でも、こんなのはまだまだ序の口だ。だって次は──
「母さん。ちょっと魔法見せて」
「え? あ、えぇいいわよ? 『〝土〟』」
そして母さんは戸惑いながらも魔法を使った。俺はその母さんの魔法をじーっと見つめる。……ここまで来たら一体何をするつもりなのか、大体の者はわかるだろう。
「……うん、わかった! 『〝土〟』」
「・・・え?」
そう、いつも通り〝見て覚えた〟である。……あ、もちろん『魔力調節』で大きさやら威力やらは調整してある。
「……ジークちゃん。どうやって魔法を?」
「母さんが魔法使ったのを見て覚えたっ!」
「覚えた……って今の一瞬でっ?! ……ジークちゃん、それ本当なの?」
「うんっ。なんかやろうと思ってやってみたら、意外とできたっ!」
「そうなの・・・やっぱりジークちゃんは天才……いえ、天才以上ねっ! 神童だわっ!」
うん、正解。元神童、現儁秀です。
「あとこれならキャロと一緒に教えられるかもしれないわねっ! ・・・それと私もアルと一緒に訓練の予定を早めた方が良さそうね」
優秀でごめんねっ☆ ・・・まぁ普通に考えたら魔力の察知と制御で軽く一年使う予定だっただろうし、さすがに早めないとだよな。
そして、一緒に鍛えると言われたキャロ姉の反応はと言うと……
「む、本当なのだっ? やったのだっ! ジークと一緒にお勉強できるのだっー!」
って感じにいつも通りのキャロ姉だった。
……普通、自分より年下の子がこういうことをやったら、少なからず嫉妬とか畏怖の念を抱くと思うんだけど……キャロ姉からはそういう感情は微塵も見られないな。・・・キャロ姉のこういう性格は好きだわー。
「ジークは凄いねっ僕も負けてられないね」
オズ兄の方は同じ魔法系として、軽く闘争心を燃やしてるみたい。
でもその闘争心の中に嫉妬の感情はないようだ。……なに? うちの家系ってみんな嫉妬とか畏怖とか恐怖とかの黒い感情ないの?
「──うーん、ならちょっと早いかもだけど明日から早速実戦を……いえ、いくらなんでもそれはいきなり過ぎるかしら? ……でもジークちゃんなら・・・いえ、だけど──」
んで母さんは母さんで俺の訓練方法について、軽く5分くらいうーんうーんと唸っていた。そして最終的にスッキリとした表情で
「うん、まぁジークちゃんなら大丈夫でしょう。躓いたらそこから教えればいいわよね」
と言い放った。……今までの行いのおかげか、こういう判断になれたみたい。
「……そういえば今更だけどジークちゃん。魔力は大丈夫? 頭フラフラしたりしない?」
うん、本当に今更? ……まぁ多分、魔法を使ったことが頭に残りすぎたのかな?
「大丈夫。多分、魔力が多いのかな?」
「あらそうなの。なら良かったわ♪」
「それで、どうするの? 魔法訓練するの?」
「うーん、本当はそうしたいところなのだけど……流石に今日は無理かしらねぇ。……今日は元々適性を調べるだけのつもりだったから準備もしてないし……訓練は明日からね」
これも明日かー。んーじゃあ本当に今日は何をしようか……。とりあえず身体作りのために走り込みでもしようかな?
あ、でも俺の年齢で鍛えるのって確か効率が悪くなんだっけ? ……いや『最適進化』があるし、別に鍛えてもいいのか。
よし、なら今日はいつもみんながやってる走り込みとか筋トレをしようかなっ?
「なら自己鍛錬だっけ? それしてもいい?」
「え? えぇ、やるぶんには構わないのだけど……ジークちゃんはそれでいいの?」
「うんっいつもみんなの自己鍛錬を見てたし、走り方とか鍛錬方法は知ってるからね」
「そう……ならそうねっ。今日はいつも通り自己鍛錬にしましょうかっ! オズとキャロもそれでいいかしらっ?」
「うん、わかったよ」
「わかったのだっ!」
──結局、その日は途中で父さんも加わり日が沈むまで自主練をすることとなった。
……初めての訓練だったし、朝からぶっ通しで動いていたため、体力も直ぐに無くなるかと思ったが……『SP超増加』と『SP超回復』のおかげか、最後までずっと動けた。
・・・あ、超絶今更だけどSPってのはスタミナ、つまりは持久力の数値のことだぞ。ちなみにHPとは別の扱いみたいだ。
っと、HPで思い出したが、そういえばメニューも見せ忘れてたな。一応、新規スキルと成長したスキル見るついでに見せようか。
ってことで〝メニュー〟
・雑談
ステータス(メニュー)は次回です。
あとスキルの説明が欲しい人用に、スキル一覧を作りました。『転異成長のスキル一覧』です。
今更ですが、略称は『転異成長』です。




