第40話 計画
「明日はダメなんすか? 今日と違って晴れるみたいっすよ? 夜なら今みたいに時間取れまっす」
「ダメ。明日は貴重なぐうたらタイムなの。神聖なる日曜を汚すわけにはいかないのだ」
「なんか変な宗教にでも入ってるんすか?」
「めったなことを言うもんじゃない。どこで誰が見ているかわからないんだぞ。いくらこの世界が静かで穏やかだといっても、油断をしてはならないのだ」
「りょ、了解っす」
「とにかく、そうだな――火曜はアレか、お前が忙しいのか」
「え? 火曜ならヒマっすよ。その日も天気はまぁまぁみたいっすね。いいんじゃないっすか?」
「え? 次の火曜は祝日だよ。配達とかで忙しくならないの?」
「まぁそういう需要は出てくるかもしれないっすけど、ボクは祝日は休む主義なんす」
「へえ、変なこだわりを持ってるんだなあ」
「普段の土日は大忙しでっすから、たまの休みは逃したくないんす。偉い人にも最初にそれを言って了承してもらえて、とても嬉しかったっす!」
「偉い人が偉すぎ問題――問題じゃないな、幸いなことだ」
「で、どうするんす? 火曜で決まりっすか?」
「じゃあそれでいいよ」
「ぃやっふー! お花見なんて数年ぶりっす! 感激っす!」
「そこまで感激するようなもんでもないと思うけどなあ」
「何言ってるんすか! 桜の木の下でお弁当を食べるのは風流なんす! イカしてるんす!」
「あーそれだけど、いいピクニックポイントがあるから、桜の木の下でどんちゃん騒ぎはしないよ」
「えー! どういうことっすか? お弁当は!?」
「誰が作るの?」
「……」
「そういうことだ。さらにはこの時期、夜になると寒いから外は辛かったりする。しかも二人だけで静かな公園で騒いでみろ、いたたまれなくなるぞ。でも安心したまえ。私に任せてくれれば、快適に楽しくお花見ができることを約束しよう」
「お任せしまっす!」
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