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第35話 正式スタート

「ようやく私もポイントを貯められるようになりましたよ。さっそく昨日、ウーパールーパーで夕食を注文しました」

「なかなか貯まり辛くてパッとしないなって思いませんでした? 私としては、もう少しポイントを貯めやすくするか、使う側に低ポイントの何かを用意できるまでは、正式スタートを待たせたかったんですけど」

「まあオマケみたいなものだってことですからね。ぬいぐるみだって、そう簡単に大量に用意できるものでは無いでしょうし、良いのではないでしょうか」


 優しいなあ。さすがイケメンと言いたいところだが――


「SNSでの反応を見ても、みなさん好意的に受け入れてくださっていて……心の広い方が多いんですね」

「どうです? 交流してみたくなりましたか?」

「え……いや……それは、まあ……そうですね」

「ふふ、取って食われたりはしませんし、輪の中に入れと強制されたりもしませんから、どうか安心してください。SNSも使ってらっしゃるんですから、気が向いたときにでも、お気軽に話しかけてくださいね。もちろん私ならいつでも大歓迎ですよ」

「光栄の極みに御座います……」


 ダメ。DMされても困るし、公開の場でメンションなんてされたら、永遠にROMるしか打つ手が無くなってしまいます……


「ところで、先程のポイントプログラムでは来週に何かサプライズがあるみたいですね」

「ああ、あれは――なんというか、運営者の自己満足でしかないので、温かい目で見守っていてくださればと思います」

「運営者当人はなにやら相当自信があるみたいでしたよ。どんなものかは全然、教えてくれませんでしたが」

「中身は私も知らないんですよ。なぜか凄いコダワリを持ってるんですよね。何を考えてるんだか……」

「ふふ、なにやら楽しそうです。それでは、今日はこんなところで」

「また来週お会いしましょう」




【ポイントプログラム】

利用可能ポイント: 638


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