↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/38

親友たちの、次なる性悪女化計画

予想外でした。てっきり、いつものように突っかかってくると……。

そこを返り討ちにする計画でしたのに、あてが外れてしまいました。

まさか、友好的に接してくるとは……。

そうならないように、散々挑発したんですが。

やっぱり、私が、まだ立派な性悪女になれていないからでしょうか?

私のわがままにつき合って、一生懸命考えてくださった愛華さんや夏さん、絶妙の演技をしてくださったリュウやレンにも申し訳ないです。


しばらく落ち込みましたが、失敗したものは仕方ありません。

挽回するしかありませんね。

家へ帰ってから、今後の作戦を考え直しましょう。




せっかくですので、今日は愛華さんに泊まっていただくことになりました。

本当は、夏さんもご一緒できたらとても嬉しかったのですが……。

お家がとても厳しいので、お泊まりを許可されなかったそうです。

夏さんのお宅に泊まるのなら大丈夫だそうなので、次は夏さんが計画してくださいます。

今から楽しみです♪


ちなみに、リュウとレンも私の家に泊まりたがりましたが、断固断りました。

愛華さん目当てでしょうが、私の親友にそう簡単に手をださせるものですか!

愛華さんが欲しくば、私を納得させてからにしていただきましょう!!

心底、『愛華さんを愛している』と分かるまでは、渡しません!!!


『お前が危ない』だの、『襲われるぞ』だの言っていましたが、騙されませんよ!

愛華さんが、私に危害を加えることはありません。

もし、何かの事情があったとしても、私は、愛華さんならいいんです。

だから心配する必要なんてありません。







部屋に入っていただいて、今日買った服やアクセサリー、靴などでファッションショーをしたり、今日のデートで楽しかったことをおしゃべりしたりして、楽しく過ごしました。







おしゃべりが一段落すると、自然に、山崎センパイや部長さんのことへ話が移っていきました。


「今日はお二人とも、いつもとは違う様子でしたね。どうされたのでしょうか?」

「そうだよねえ。」

「もしかしなくとも、私が、立派な性悪女じゃなくて、しょうもない性悪女だったせいで……。ごめんなさい。」

「違うよっ!京香ちゃんの性悪女っぷりはすっごく上手だったあ!けどお、あの人たちはあれぐらいで諦める人たちじゃないよお?」

「本当に?私、上手にできてました?」

「うん。でもお、気にしてほしいのそこじゃないよう。」

「ごめんなさい。でも、せっかく愛華さんと夏さんが、私のために考えてくださった作戦を、私のせいで台無しにしたくなかったので、上手にできたか心配だったんです。」



「…………京香ちゃんって、ほっんと天然~。」


愛華さんの透けるような白い肌が、みるみるうちに紅く色づいていきます。

眼もかすかに潤み、顔を少し反らしています。

いつもより甘い、少し拗ねたような声が、とっても可愛らしいです!

あっ!もちろん、いつもとっても可愛らしいですよ!

自慢の親友です♪




思わず、笑顔で愛華さんを見つめていましたが、ふっと今朝を思い出しました。




「…………おば様に協力していただくのはどうでしょうか?」

「おばさま?」

「はい。レンのお母様のことです。レンのお母様、小学生のころの『結婚の約束』を覚えてらして、今でも、私を『レンのお嫁さん』で、『将来の娘』として扱ってくださるんです。」

「へえ~。そうなんだあ。」

「小さいころのことで、今は違いますとお伝えしたのですが、『娘がいない私に、ちょっと夢を見させて。』と仰られて。」

「でえ、可愛がってくれてるんだあ。」

「はい。」



「……京香ちゃんとおば様で、日向くんの試合の応援に行くのはど~お?たしかあ、来週になかった~?」

「そういえば、レンが言っていましたね。」

「じゃあ、それに決定!!部長なんだから、あの女も絶対来るしねえ。」


「具体的には、どうすればいいでしょうか?」

「そうだねえ~…。」








次の作戦は決まりました!

次は、立派な性悪女らしい演技ができるように頑張ります!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。