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大江戸ダンジョン

作者:QuineMan
最新エピソード掲載日:2026/06/01
江戸の終わり、河川敷に「それ」は現れた。

幕府の捜索隊を何度も呑み込み、やがて誰も近づかなくなった異界——ダンジョン。封印されたまま百数十年が過ぎ、平成になってようやく一般に開かれたその場所は、いまや命がけの探索者たちが潜る、危険な人気スポットになっていた。

凪は、しがない最下位ランクの探索者だ。とびきり運が悪い。それでも、慎重に慎重を重ねて、なんとか今日まで生き延びてきた。

——いつも通りの一日を、ほんの少しだけ踏み外すまでは。
予期せぬ事故に巻き込まれ、凪はたどり着いてしまう。誰も到達したことのない、ダンジョンの最深部へ。そしてそこで、出会うはずのない男と出会う。

焚き火の向こうで笑う、着流しの男。だが、彼に向けてシステムが表示した名前は、どこかがおかしかった。

『 坃札龎馭 』
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