いきなり! 桃華と藤原のTRA講座・特別編~イキナリ! モモカトフジワラノTRAコウザ・トクベツヘン~
桃華「本編はどうした!! アンヘリタ達はどうなった?!」
藤原「……ふむ、作者的には、話を進める前にフラメス共和国製TRAに関する解説を入れたい……らしいな」
桃華「いや……本編進めろよ……、って言っちゃダメ?」
藤原「……はははは……(苦笑)」
●日本国製TRAとフラメス共和国製TRAの違い:
両者の違いを簡潔に比較した場合、以下のようにまとめることが出来る。
【日本国製TRA】
人間の動作・判断・感覚を機体へ高精度に拡張する。
高度な操縦系と重力波制御技術を中核とする。
パイロットの技能や適性を機体性能へ強く反映する。
多種多様な装備を、柔軟かつ精密に使い分ける。
【フラメス共和国製TRA】
機体と装備を規格化し、兵器として効率的に運用する。
操縦システムに機体側を合わせる。
パイロット適性への依存が小さい。
高機動・高火力の任務パッケージを交換して使う。
TRA自体は、もともと日本の戦術義体技術から派生した存在である。そして、フラメス共和国は、ライセンス生産の日本製作業機械RAを軍事転用してTRAを生み出した。
戦術義体やGF技術を親とする日本製TRAは、パイロットの意思や反射を高精度に機体へ反映するため、操縦者ごとの癖や精神特性が機体挙動へ強く表れる。基本動作自体は扱いやすいが、機体性能を完全に引き出すには高い空間認識能力、並列思考能力、身体イメージ適応能力が必要となり、それゆえに異形化した特殊TRAになるほど要求適性が跳ね上がる事になる。
これに対し、フラメス共和国製TRAはTRA単体で独自進化した存在で、TRAの構造自体どちらかと言うと日本で言う特殊TRAへと僅かにズレている存在である。言ってしまえば日本がTRAを装甲化された戦術義体のような感覚でいるのに対し、フラメス共和国製TRAは明確な巨大ロボット兵器なのである。
日本が『操縦システム』を高度に更新して多種多様な装備に対応させるのに対し、フラメス共和国は機体や装備の簡略化やパッケージ化で『汎用的操縦システム』に合わせると言う方向でTRAを進化させている。要するに、フラメス共和国製TRAは操縦入力をシステム側で強く均質化することで、パイロットの細かな癖を切り捨てて、誰が乗っても一定水準で動くTRAとしているのである。ただし、それはいわゆる【天才】が乗っても機体の制限以上には伸びにくいという話でもある。
そして、固定装備制御の差に関して言えば、個別装備への細かな介入が出来るが出来ないか、の違いができている。
——具体的に例を出すと。
【日本国製TRA】
右肩砲だけ照準補正。
左肩ミサイルは別目標を追尾。
手持ち銃と固定砲を時間差射撃。
各兵装の出力や照準を個別調整。
——が可能。
【フラメス共和国製TRA】
パッケージ単位で一括制御。
射撃モードを選択してシステムへ任せる。
個別の細かい修正は難しい。
その代わり操作負荷が低い。
——と、まさに【扱いやすい巨大ロボット兵器】をひたすら追求するフラメス共和国製TRAに対して、【進化した装甲化戦術義体】を目指す標準TRAと【要求適性が高い巨大ロボット兵器】である特殊TRAを分けて生産している日本国製TRA、——という関係性になっているのである。
結論:
日本国製TRAは「人間の能力を機体によって拡張する兵器」であり、フラメス共和国製TRAは「規格化された機体を人間に扱わせる兵器」である。
●フラメス共和国製TRAはテロリストに好まれる?!:
実際の所、上記の言葉は非常に説得力がある。
フラメス共和国製TRAは以下のような利点がある。
【操縦適性をあまり選ばない】
【任務パッケージを交換すれば用途変更できる】
【操縦訓練が短い】
【複雑な調整が不要】
【機体ごとの差が小さい】
【中古機や横流し品でも運用しやすい】
——と、まさにテロリスト側からすれば理想的なTRAと言える。
ただし——、
【専用整備設備が必要】
【パッケージごとに部品規格が異なる】
【消耗部品の交換頻度が高い】
【推進器が外装式で損傷しやすい】
【ソフトウェア更新を受けられない横流し機は性能が落ちる】
【正規軍のデータリンク環境がないと本来の集団性能を発揮できない】
という欠点は見過ごすことは出来ない。
——ようするに、フラメス共和国製TRAは誰でも——、テロリストでも簡単に扱えるが、十分な条件を揃えなければ本来の性能を完全には発揮できないのである。
●劇中最新版現行TRAデータ:
◇『82式戦術機装義体』所属:日本国
形式番号:TRA82
全高:12.4m
全幅:3.20m
本体重量:16.92t
全備重量:18.44t
最大起重:5.50t
装甲素材:柔軟樹脂繊維、強化樹脂装甲
乗員人数:1名
機体解説:
特務施設科の代表的TRA。固定武装用ハードポイントがない。
西暦2091年現在でも十分活躍している名機。
◇『90式戦術機装義体』所属:日本国
形式番号:TRA90
全高:12.2m
全幅:3.80m
本体重量:17.40t
全備重量:19.20t
最大起重:5.50t
装甲素材:柔軟樹脂繊維、強化樹脂装甲
乗員人数:1名
機体解説:
どちらかと言うと特殊TRAに分類される高機動TRA。
固定武装用ハードポイントによって多彩な装備を扱うことが出来る。
◇『92式戦術機装義体C型』所属:日本国
形式番号:TRA92C
全高:12.5m
全幅:3.40m
本体重量:17.20t
全備重量:18.80t
最大起重:5.50t
装甲素材:柔軟樹脂繊維、強化樹脂装甲
乗員人数:1名
搭乗者:なし
機体解説:
西暦2092年に正式導入される最新鋭TRA。
重力波フロートが内蔵型になり、固定武装用ハードポイントによる支援性能は90式と同等。
運動性能も順当に上昇しているが、純粋な直線的機動性では『TRA4S機動装甲歩兵』に劣る。
しかし、パイロットの戦術判断への追従性、複雑で精密な機体・装備制御能力で勝っている。
◇『ATS-1A2 スカルヘッドA2』所属:アメリカ大陸合衆国
形式番号:ATS-1A2
全高:12.4m
全幅:3.20m
本体重量:16.92t
全備重量:18.44t
最大起重:5.50t
装甲素材:柔軟樹脂繊維、強化樹脂装甲
乗員人数:1名
機体解説:
アメリカ軍でライセンス生産されている『82式戦術機装義体』。
多少はチューンアップされているらしい。
◇『TRA4機動装甲歩兵』所属:フラメス共和国
形式番号:TRA4
全高:12.2m
全幅:3.6m
本体重量:16.20t
全備重量:18.15t
最大起重:5.50t
装甲素材:柔軟樹脂繊維、強化樹脂装甲
乗員人数:1名
機体解説:
機体の基本構造部分以外を【ミッションパック】として、ある程度簡単に換装出来るようにされているフラメス共和国製TRA。
【ミッションパック】は、標準であるA型以外にも、B型、C型、D型、が存在している。なおA型は、両肩部にそれぞれ固定武装用ハードポイントを持つ、日本の90式に似た装備構成が可能な機体である。
間違えてはならないのは、この【ミッションパック】とは追加装備といったニュアンスのものではなく、機体構造そのものをパッケージ化したものであり、それなりの施設がないと換装することは出来ない。
◇『TRA4S機動装甲歩兵』所属:フラメス共和国
形式番号:TRA4S
全高:12.8m
全幅:3.65m
本体重量:17.11t
全備重量:18.75t
最大起重:5.50t
装甲素材:柔軟樹脂繊維、強化樹脂装甲
乗員人数:1名
機体解説:
本来はTRA5となるはずであったTRA。支援装備をパッケージ化して装備するように設計されたTRA。
その装備接続システムと機体コントロールシステムの兼ね合い関連で次世代、ではなく本世代の改良、という立ち位置とみなされTRA4のS型とされた。
TRA4とは基礎構造から再設計されている関係で、TRA4の【ミッションパック】は利用できない。
TRA4系及び、フラメス共和国製TRAの共通仕様として、重力波フロートは外に設置されており内蔵型ではない。
桃華「ふむ……、本編中の【TRA4A・地対空装備仕様】は、両肩ハードポイント固定装備が、地対空ミサイルコンテナ&対空観測システムと言う組み合わせなんだっけ?」
藤原「そのとおりだね……、そして【TRA4S・LMCアサルトパック装備仕様】とは……、LMCがリニアマシンキャノン——という意味、といえばそのヤバさが分かるかな?」
桃華「……日本のTRAでは最強クラスとされているあの装備みたいな?!」
藤原「……」
桃華「……アンヘリタ……、大丈夫……、私は絶対に貴方たちを……」
そして——、
本編へと続く!!
●謎の兵器データ???:
◇『■■■■』
形式番号:■■-■■
分類:■■■■
所属:テロリスト
製造:フラメス国防軍技研
生産形態:■■■
全長:7.30m
全幅:5.80m
全高:4.05m
重量:■■.■t
主砲:■■■■■■■■
副武装:■■■■■■■■■■*1(■■■■)、対空リニアキャノン*1、■■■■■■■■システム
乗員人数:■名
機体解説:
装甲強化型■■■■■■■■■。アルベルト達、テロリストが保有する切り札。




