七、三人の必殺技
サクサク。
山道を一行は降りてゆきます。
シュバイク:「まだかぁ?」
ルーラル:「ここからは登りの時より距離があるんだ。坂がなだらかな分だけね」
マハラジャ:「なるほど」
3人はまたまた汗を拭き拭き、進んでゆきます。
シュバイク:「あれは!軟獣プルプだ!」
プリンッ!
プルプは、体をよじらせ自由自在に操りながら、マハラジャの腕に巻きつきます。
マハラジャ:「こいつは炎系の魔法が苦手だ!」
ルーラル:「わかった!!黒魔法!ファーガ!」
炎がプルプを燃やし尽くしました。
マハラジャ:「あちっ!あちちちっ!」
マハラジャも火を消し消し難なくことを得て、プルプを倒しました。
シュバイク:「この辺は危ないことが多いなぁ」
サクサク。一行は歩きに歩きました。
そして、やっと、山を降り切りました。
ルーラル:「よし。ここまで来れば、ヘタリー村は目と鼻の先だ」
サクサクサクサク。
すると、そこに看板が見えました。
(ヘタリー村)
シュバイク:「着いたな」
ヘタリー村では、赤や黄、青などの原色の家々が、まばゆいばかりに派手に立ち並んでいました。
その一角で、歌を歌ってる人がいました。
吟遊詩人:「ルララ〜ルララ〜あれは愛おしいの彼女〜私〜恋をしてしまった〜」
シュバイク:「すいません。この村に、凄腕の吟遊詩人さんがいると聞いたんですが」
吟遊詩人:「私ですよwヘイクと言いますよろしく」
ルーラル:「これは失敬。しかし男なのにお美しい方ですね。惚れてしまいますw」
吟遊詩人ヘイク:「いゃあ。照れますな。何か私にご用でも?」
シュバイク:「魔王討伐の仲間になってもらいたいんです」
ヘイク:「あのゾルゲスを倒すだって!?無茶な、、、」
ルーラル:「無茶は承知の上です。しかし、このまま魔王をのさばらせては、この世は地獄そのものになるのも時間の問題です」
ヘイク:「でも、、、。お三方は、どのくらい強いんですか?」
シュバイク:「では、私たちの上の必殺技をお見せしましょう!」
「必殺!ミラクルジャンピング!」
するとシュバイクの体を虹色のオーラが包み、高くジャンプしました。そしてものすごい勢いで槍とともに落ちたかと思うと、地面に着地して巨大な穴を開けました。
「どおぉぉぉぉぉん!」
地面は割れます。
ヘイク:「すごい!」
ルーラル:「魔法剣ギガバースト!」
「ゴォぉぉぉぉ!!!」
するとルーラルの剣に巨大な炎が渦巻き、剣を横に薙ぎ払うと、目の前の草原を全て灰にしてしまいました。つづいて、、、
マハラジャ:「必殺!ガーデンショット!」
するとマハラジャの弓の先からオーロラのような光がでできて、「ヒュッ!」と、弓を射たかと思うと、矢が、その先の5本の巨木をなぎ倒してしまいました。
ヘイク:「ホントにお三方は、すごいですね。そこに私の戦闘補助曲を足せば、あるいは、、、」
そんなことを言いながら、ヘイクは思案顔です。
シュバイク:「とにかく私たちは有能な人材を必要としています。魔王打倒には、あなたの力が不可欠なのです。どうか、よろしくお願いします!」
そうして、シュバイクは、土下座までしました。それに習って、ルーラルとマハラジャも、頭を下げます。
ヘイク:「そんなっ!私みたいなものに、あなた達みたいな、勇敢な戦士達が何をしますか!分かりました。情熱に押されました。確かにこのまま、魔王をのさばらせておくのも、絶対によくないですしね!あと、私には、ジック村のナーラという、白魔道士の友人がいます。彼女を仲間にすれば、より成功確率は上がるでしょう」
シュバイク:「そうですか!ちょうど白魔道士の仲間を探していたんです!行きましょう!ジック村に!」
ヘイク:「ただ、彼女は孤児院で育ったので、少し内向的ですが、、、」
ルーラル:「ともかくナーラさんにも頼んでみましょう」
そうしてヘイクが仲間に加わりました。




