その1。
その男は造船界で神と言われて
いた。信濃宮司62歳である。
何しろ遠くから見て微妙な
歪みがわかるし手で触り叩いて
溶接の不具合や
エンジンの不調を、耳で聞いて
探り当てる事までやってのける
生きた造船界の神と言われていた。
だか大の酒好きで新造船が
出来上がると浴びる
様に飲みまくるのが難点で
あった。だから未だに
独身であり両親は他界して
天涯孤独である。
今日も新造船が無事進水式終わり
帰りに居酒屋で飲み帰るのだが
千鳥足で家に帰る途中にドブに
落ちる。下半身ドブに
浸かりながら
「チキショー臭えぞ。誰か
出してくれ〜。」
叫んでいたが誰も来ない。しかも
真冬と言う事が災いして
凍死してしまう。意識が遠のく
中で信濃宮司は
「酔っぱらってドブに落ちて
凍死とか最悪な死に方だな。
この造船界の神と言われた
男の最後か。」
意識は切れてしばらくすると
目が覚める。何やら頭が森林限界が
来てる筋骨隆々の白い
衣を、来た男がいた。
「お前わしの頭見て毛がないとか
失礼じゃ。これは敢えて剃ってる
だけじゃ信濃宮司よ。
なおお主はドブに落ちて凍死した。
人間界で造船界の神と言われた
男が不憫よのう。」
それに対して信濃宮司は言う。
「新造船の進水式が終わり
飲み過ぎてしまいました。
あとここは死後の世界で
しょうか?」
信濃宮司は聞いて見た。それに
対して
「そうとも言える。私は異界の
神でヘルバスと
言う。お主には2つ道が選べる。
1つはこのまま成仏して
極楽に行く。もう1つはわしを、
信仰している国に転生する。
この2つ意外は選べん。
どうじゃ?」
それに対して信濃宮司は考えた。
まだやりたい事あるし
そう考えたら 答えは決まった。
「転生でお願いします。」
それに対して異界の神
ヘルバスは
「ならば転生させよう。
前世の死に方があまりにも
不憫なので肉体は17歳の肉体を、
与えよう。
あと異界に行くからには特別な
スキルこの場合技術、職人技の
極みと言えるスキルを授けよう。
スキルは船体自在設計と言う
スキルじゃ。
船体自在設計とは船体全てを、
自由自在に出来る
スキルじゃ。どうじゃ?」
それ聞いて信濃宮司は
「そのスキルでお願いします。」
そう叫ぶとヘルバスは
こう言った。
「今から異界に転生させる
のじゃ。」
そう言うと信濃宮司は光に
包まれ異界に転送されて行く。
彼が待つ異界は如何なる
場所なのか?




