第23話 神の娘シャチー2
しかしこの娘はいったいどれほどの強さがあるんだ。先ほど10回以上立ち会ったが全く歯が立たなかった。俺もまだまだだな。
「いやーお腹いっぱいになったわ。ゼン、次は甘いの食べに行こう」
「分かりました」
「あのねゼン?わらわは、そのお金とやらを持って一人で食べに行ってみたいな」
「え、大丈夫ですか。シャチー様は武器を持っていないので悪い男が寄ってきますよ」
「大丈夫。わらわは魔法の方が得意なのだ」
「なんだってー!剣があれほど使えるのに更に魔法はもっと上だと言うんですか・・・わかりました。一人で行ってみてください」
俺をお金をシャチー様に渡し使い方を教えた。飲み込みは早いようでスキップして行ってしまった。
やはり心配なので遠くから見てる事にした。昨日行ったスイーツのお店に行くようだ。
「ようよう姉ちゃん昼間っからヘソ出して誘ってるのか」
「おじさん達といいことしようぜ」
「わらわの魅力に惹きつけられた者たちか。よいぞ力ずくで言うことを聞かせてみせよ」
「そりゃ話がはええぜ!みんなやっちまえ」
あちゃーもう絡まれてる。男たちが8人でシャチー様を囲んで襲いかかった。
30秒後
「うりうり、どうした?もっと頑張らんか。わらわを好きにしたいのだろう?」
「うぐぐ、なんて強さだ・・・」
「歯が立たねえ・・・ぐええ」
男たちはシャチー様に近づくこともできずに地面にひれ伏していた。
「うーん、確かこういう時ゼンは相手から何かをもらっていたな。お前たちは負けたのだ。私に貢物をするのだ」
「分かりました。命ばかりはお助けください」
「うむ。よかろう」
俺の行動を見ていたのか。何か真似されて恥ずかしくなってきた。
1時間後シャチー様はお店から出てきた。ニコニコしているので満足した様子だ。次の店を探しているようだがまた悪い奴らに引っかかっている。
「何だ?お前たちは?」
「我々と一緒に、ぐあああ」
「お前らうちのお客さんに何の用だ」
バシ、バキッ、ゴン、バキッ!ゴンゴンゴンゴン!
「うわー覚えてやがれ!」
「なかなか手際がいいなゼン。わらわも見習おう」
「いやその前にね、シャチー様!そのへそ出しの鎧は何とかならんのですか。太もも丸だしだし、それじゃ男が寄ってきますって」
「あんまり分厚いと疲れるしこれが一番いいの。それにおへそのところもちゃんと保護してるから、足もね」
「あと武器を持ちましょう。悪いのが来たら少しは怖い顔してくださいよ」
「うむ、そうだな。ではこれでどうだ?・・・め!」
プッ、かわいい、だめだわ、この娘は怖い顔なんて出来ないわ。
「う、まあまあですねシャチー様、武器を買いに行きましょう」
武器屋に行き剣を色々と見てみる。彼女はあんまり足を止めて見ていない。人間界の武器では物足らないのかな。
「気に入ったのはないですか?シャチー様」
「うーん。そうねーあまりわらわに合ったのはなさそうだわ」
「それじゃあ飾り程度で良いですから何か一つ身につけておいてくださいよ」
「それならこの宝石がいっぱい入ったキラキラしたのが良いな。この短剣がいいな」
「分かりました。一つプレゼントしますよ」
「オーさすがゼンだな」
何?金貨150枚!大丈夫買える買える!何かすごい娘が来たな。この後家に帰って来た。
「あらーシャチー様ずいぶん成長なさいましたね」
「うむ、これがわらわの真の姿だ。ゼンお風呂に入ろう」
「え!そりゃもう無理ですよ。シャチー様は立派な大人の女性じゃないですか」
「うんそうかー、大人かー、髪を洗ってほしかったのよ」
「それならエミリーがしますよ」
「う〜ん残念ねー」
その後お風呂の世話をエミリーがして夕食も終わり寝る時間になった。
「ゼン添い寝をしてたもれ」
「まあ、馬車の中ですから一緒に寝るんですけど3人で寝ましょう」
「そうか夫婦の邪魔をして悪いな」
「いやこの状況だけでもちょっとまずいんですけどね。シャチー様は真ん中に来てください」
川の字で寝ることになるとは参ったな。昨日までとはわけが違うぞ。耐えろ俺の理性!
「本当にシャチー様はお綺麗ですね。スタイルも良いし女の私から見ても羨ましいです」
「そのシャチー様。もう少し体の線がわからなくなる服を着てもらえませんか」
「いやいつも裸なのだがこっちへ来てからは気を使っているのだ」
「ゼン手を出したら殺すわよ」
「出せるか!神様に。だめだ興奮して寝れん」
「ゼン良いのだぞ好きにして」
「あーもうやめてくれー」




