寝起きと裏切り
俺達はアイラを救出したあと、一度リディとグロウルと別れて家に帰った。家に帰ると皆疲れたようにソファーに座った。
ベル「…今日は疲れました…。」
誠「だな…なんというか、緊張感があったな…。」
剣聖「ま、救出できたし良かったじゃない。」
千夏「そうですよ!救出してるときの誠さんかっこよかったですよ!」
誠「フッ…だろ。」
アイラ「股間にめっちゃ血付いてるけどな。」
誠「えっ!?」
俺はアイラの言葉を聞いて自分の股間を凝視した。そこには矢が刺さった時の血がベットリとついていた。
誠「み…皆は気づいてたのか!?」
セナ「気づいてた…。」
アルス「私も…気づいてました…。」
誠「まじかよ…!おい千夏!千夏も気づいてたのか!?」
千夏「…?気づいてましたよ?」
誠「…かっこよかったってのは嘘なのかよ…。」
千夏「そんなことないですよ!似合ってますよ!」
誠「似合ってるだと!?どこが…」
千夏「似合ってますよ…。血って…素敵だと思いますよ…。」
誠「(ああ、そういうことか…ダメだこいつ…。)」
俺は千夏のヤンデレに呆れながら風呂場に向かった。そして服を脱ぎ風呂に入った、風呂からあがると俺の服は綺麗に畳まれていた。血も落ちている。
誠「多分千夏だな…まあいいけど。」
俺は綺麗に畳まれた服を着たあと、すぐに自分の部屋のベッドに倒れた。そしてゆっくりと目を閉じて眠りに付いた。
誠「…ん…。」
目を覚ました俺はベッドから降りてリビングに向かった。リビングにはベルとセナがソファーに座っていた。
誠「おはよう。」
セナ「おはよう…。」
ベル「誠さん、今日は何するんですか?」
誠「ん?んー…今日はダンジョンかな…。」
俺は頬を叩いて寝起きでボーッとする頭を無理矢理に起こした。そして一息ついて唸りながら背伸びをした。
誠「よし、そうと決まったら皆起こしてくるか。」
ベル「ですね!」
俺達はまずアイラの部屋に入った。そこにはアイラと剣聖が、互いにへそを出して気持ち良さそうに寝ていた。
誠「おーい、起きろー。」
アイラ「んー…もうちょい…。」
剣聖「…私も…。」
ベル「…なんでこんなに寝れるんですかね…?」
誠「だよな…。」
セナ「誠は人のこと言えない…。」
誠「ひどい…。」
俺はセナの言葉に傷つきながらもアイラと剣聖を起こした。そして次はベルの部屋だ。ベルの部屋には、アルスが気持ち良さそうに寝ていた。
誠「おーい、アルスー。」
アルス「…ん、朝ですか…。」
誠「お、どこかの誰かさん達と違って寝起きがいいな。」
剣聖「うるさい…。」
アイラ「あー眠…。」
アルスを起こしたあと、セナの部屋に入った。そこには服の乱れた千夏が寝ていた。服が乱れている時点でもう嫌な予感しかしない。
誠「…なんでこんなに服が乱れてるんだ…?」
セナ「昨日の夜は誠の名前を呼びながらハアハアしてた…。」
剣聖「ええ…?」
誠「はあ…千夏ー起きろー…。」
千夏「ん…誠さん…?」
誠「朝だぞ…起き…うおっ!?」
俺は千夏の肩を揺らして起こそうとしていた。がその腕を千夏にとられ、俺はセナのベッドに押し倒されてしまった。
誠「お、おい…!なんのつもりだ!?」
剣聖「じゃ…じゃあ私達リビングにいるから…。」
誠「おい!?待ってくれ!待って…本当に待って…!」
千夏「フフ…誠さん…。」
誠「ちょっと…落ち着けって…いやああああ…!」




