待ち合わせ
午前九時二十分
side:死神
「何で星ヶ丘市なんだ?」
俺は誰に言うわけでもなく独り言を呟いた。
まだココロは来ていない。
これはデートになるのだろうか。
生まれてこのかた人間として十五年、星神の使徒として二年(人間換算で十七年程度)足して十七年間生きてきたが、一度もデートなんてしたことはない。
ずぶの素人である俺にココロをどう先導しろってんだ、と言うわけである。
「はぁ~」
今日何度目かの溜息がもれた。まったく……面倒この上ない。
「何溜息なんて吐いてるんです?
神月くん」
俺を憂鬱にしている原因の登場だ。
服装に無頓着な俺にはよく分からないが普段着ている服(ローブとアンダースーツ)を元にしておしゃれにした感じだ。
「遅かったな」
もちろん皮肉だ。
「女の子は身支度に時間が掛かるものですよ、龍崎神月くん」
「……理解ができないな。服装なんて、適当でいいだろう」
「乙女心をわかってないですね」
「はぁ?」
意味が分からん。
「まぁ、そんな事は忘れていくですよ、神月くん」
そういって歩いて行くココロ。
「おい、待てって。
置いていくな」
「前に私を置いて行こうとしたのは誰ですか?」
今その仕返しかよ!?
抗議しようとしたがやめた、この前のことは明らかに俺が悪い。
それに抗議している暇があったらココロを追いかけるべきだ。すでにココロは見えなくなっている。
まったく……折角の休日なのに、羽休め出来るかどうか不安になって来た……。
はい、やっと死神君の現在の名前が出てきました。
これからはそっちで呼ぶことにします。
1/8、小説修正
2/1、時間帯変更




