ここまでのあらすじ
現代から異世界へ、「救世主候補」として召喚された明里。彼女はそこで出会った青年・煉と共に、地中から発掘された未知の兵器「クリスタルビースト」との死闘を繰り広げる。レーザーで軍隊を焼き尽くす圧倒的な脅威を、二人は知恵と勇気でなんとか撃破するのだった。
旅の中で、リザードマンのレックス、謎の少年ポルックス、そして精霊使いのシルフィアといった心強い仲間を得る明里たち。しかし、前時代の残留思念との戦いを通じ、明里は夢の中で世界の根源に触れる「創世の術式」を垣間見る。
その謎を解き明かすべく訪れた古代図書館。そこで判明したのは、術式が「魔法」ではなく、この世界には存在しないはずの「科学」の概念で綴られているという衝撃の事実だった。
直後、急襲した「黒甲冑」の手によって術式は奪われ、敵対組織「黒の旅団」の手に渡ってしまう。明里たちは術式の解析方法と、次なるクリスタルビーストの手がかりを求め、禁断の地を目指して蒸気列車へと乗り込む。
だが、追撃の手は緩まない。黒甲冑の猛攻によりレックスが重傷を負って離脱。さらに明里の微弱な魔力を察知した敵の追撃によって、列車内は爆発の炎に包まれる。運行ダイヤは狂い、前方からは対向列車が猛スピードで迫る絶体絶命の危機――。
激突まで数秒。仲間を救うため、少年ポルックスが今、その真の力を解放する。




