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ギャルとオタク、しりとりをする

 「オタク自習だってよ」

 ギャルは、後ろの席に話しかけた。


 「暇だなー」

 オタクは、ゲームをしながら答える。


 「そう言いつつ、指めっちゃ動いてるじゃん」


 「俺にとっては、呼吸みたいなもんだから」


 「そうだ、しりとりしようぜ」

 ギャルは、提案した。


 「いいよ、じゃあ先行俺な……みかん。あー、負けちった、悔しい!!」


 頭に手を当てて悔しい演技をする。


 「おい、ふざけんなよ!! 次負けたら、相手の言うこと何でもやる、これで、やりたくなったろ」


 「まじ、ギャルはそれで良いのかよ」


 「ああ、良いぜ、先行私な……リンゴ」


 「ゴリラ」

 オタクが答えた。


 ギャル「ランドセル」


 オタク「ルビー」


 ギャル「ビール」


 オタク「ルーズリーフ」


 ギャル「フリル」


オタク「ルイズ」


 「何だよルイズって、私知らないぞ」


 「ルイズは、オタク会では、セーフと、なっております」


 「まあ、じゃあ、ありで良いよ、続きやるよ。頭脳」


 「はい、勝ちました、る地獄終わりました、凄く苦しかったですー。自分の撒いた種に、苦しめられるが良い」


 オタクは、立ち上がり高々と宣言した。

 「ういろう」


 ギャル「牛」


 「来たぜ、俺のターン……(しる)


 ギャル「ルール」


 「ふざけんなよ、ずるじゃん」


 「ずるくは、ないだろうよ、ほら、負けを認めなよ」


 「負けました」

 オタクは、簡単に頭を下げた。


 「はい、何でも言うことやってもらえる。やった!!」


 「やばい、セクハラされる、絶対にセクハラ系のやつや」


 「私を何だと思ってんだよ、やんねーよ」


 「えっ、違うの……」


 「オタクがやってほしいのかよ、物欲しそうな目で見んな」


 「じゃあ何やらせようとしてんだよ」


 「そうだね、特にないから、取っておくわ」


 「貯めるタイプか、了解した」


 オタクは、一段落ついたと思い、ゲームを始める。



 「すぐ、そうやってピコピコ始める。没収だ」


 「没収が、願いと言うことで良いかね?」


 「それは違うよ、これは私が実力で奪ったものだ」


 ギャルはオタクがやっている、ゲームを奪った。


 「これ、やってみていい?」

 ギャルはオタクに訊ねる。


 「おっ、興味湧いたか!! いいよ」


 「何か、嬉しそうじゃん、私がゲームすると嬉しいのか?」


 「そりゃ、ゲーマーは、普及することも使命だからな」


 「ふーん、そういうやつかよ、まあいいや。これ、何てゲームなの?」



 「モンスターズハンター知らないのか、超人気ゲームだぞ」


 「へー、人気なんだ」


 「一番初級クエストから、始めようか!! ちょっと貸してくれ」


 ギャルからゲームを受けとり、設定して渡す。

 「これで、戦いに出れるぞ」


 「私、センスに溢れてるからな、クリアできる気がするわ」

 ギャルは、ゲームを始めた。


 「んー、操作ムズいな、うわ、血が出るやつじゃん。ちょっとリアルだし、もっとかわいいゲームがいい」


 ギャルはゲームを返した。


 「ギャルには、微妙だったか、一緒にチームで出来たら、嬉しかったんだけどな」


 「うわ、珍しくマジの落ち込みだ、そんなに私とゲームしたかったのかよ」


 「まあ、一人より二人でした方が何事も楽しく感じるからな、仲良くしてる人とは、やりたいって思うよ」


 「ピュア過ぎて、心が痛いわ、まあ、気が向いたらやるから」


 「オッケー、俺も全力で待機してるわ」


  

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