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英雄譚―名も亡き墓標―  作者: アマネ・リィラ
欧州動乱編―選択―
51/85

キャラクター紹介(新章時点)

というわけで、第二部突入ということで現時点の立ち位置です。

ネタバレは……第一部、シベリア動乱編を読まれた方にはあまりないかと。

※キャラクター紹介


【シベリア連邦】

 ……世界最大の国土を持つ、永久凍土の大国。半年前の戦役において、第三王女ソフィア・レゥ・シュバルツハーケン率いる解放軍が統治軍を撃退。国家を取り戻した。


 護・アストラーデ

 ……本作の主人公。シベリア人と日本人のハーフで、神将騎〈毘沙門天〉を駆るシベリア最強の奏者にしてシベリア軍総大将。《氷狼》と呼ばれ、シベリア内では英雄として扱われる。現在はヒスイを養子として迎え入れ、アリスと共に穏やかに過ごす。


 アリス・クラフトマン。

 ……本作のヒロイン。神将騎〈ワルキューレ〉を駆る奏者で、シベリア人でありながら統治軍に所属する通称《裏切り者》であったが、戦いの最中、護によって救い出された。現在は立場上は天音の助手の一人としてシベリア連邦に生きている。その立場や生来の気質から人とのコミュニケーションが苦手だが、レベッカとは友と呼べる間柄にまでなった。


 Ⅵ(ヒスイ)

 ……見た目は齢十程度の少年。見た目では性別がわからない。その正体は《名無し(エラー)》と呼ばれる人工的に生み出された奏者で、最弱の神将騎とされる〈クラウン〉を駆る。現在は護の養子としてヒスイ・アストラーデを名乗り、アリスと共にシベリア連邦首都モスクワで暮らしている。感情については色々と勉強中。


 出木天音

 ……先代《七神将》において、歴史上初となる第三、第四位の二つの位階を同時に襲名した怪物。《女帝》という通り名で知られており、世界に《女帝》の名は轟いている。現在はシベリア連邦に居つき、それなりに忙しくしている。だが、忙しい理由は不明。


 伊狩・S・アルビナ

 ……世界中を旅しているという女性。その目で見てきた情報を、その時々に応じて他者に教えている。出木天音とは友人同士で、共にいる姿がよく見かけられる。


 レオン・ファン

 ……《氷狼》の元リーダー。シベリア軍参謀官。将来的には宰相としての働きも期待される有望株で、頭脳労働は主に彼の仕事。最近は激務に加えて護のお目付け役としても忙しい。


 レベッカ・アーノルド

 ……《氷狼》の紅一点。戦時中に討ち捨てられた〈フェンリル〉を動かせるようにした才女。現在はその才能を買われ、技術局の一員として《女帝》から様々なことを学んでいる。


 ソフィア・レゥ・シュバルツハーケン

 ……シベリア連邦第三王女。敗戦時に部下を連れて落ち延びた。叛乱軍を率い、統治軍へと反逆の狼煙を上げ、結果国を取り戻した。王女という生まれでありながら、その経験故に統治者としては上等以上の頭の冴えを見せる。護を『友』と呼び、彼を唯一の対等な存在として認めている。


 アーガイツ・ランドール

 ……アランと呼ばれる傭兵。ソフィアからの信頼厚い、〈セント・エルモ〉を操る穏やかな人物。少々苦労人。現在は親衛隊の総隊長を務め、忙しい日々を送っている。通称アラン。


 セクター・ファウスト

 ……ソフィアを幼少期より見守ってきた老人。少々ヒステリー気味で、作戦について他者とぶつかることも多い。現在は技術局の局長として、奪還された神将騎を始め、様々な兵器の再編成に勤しんでいる。





【EU】

 ……ヨーロッパの国々で構成される、首脳機関。大戦時に作られたが、上手く機能しているとは言い難い。


 朱里・アスリエル

 ……聖教イタリア宗主国最強の奏者にして、《赤獅子》と呼ばれる大戦の英雄。〈ブラッディペイン〉を駆る紅蓮の髪の男。イタリア最大戦力とも謳われる。


 咲夜・アスリエル

 ……聖教イタリア宗主国で暮らす少女。朱里・アスリエルの妹で、重い病気を患っている。朱里にとっての戦う理由であり、しかし、彼女自身はそんな自分に対して情けなさを感じている。


 カルリーネ・シュトレン

 ……千年ドイツ大帝国の名門貴族、シュトレン家の十三代目当主。徹底した実力主義者。現在は傾きかけている祖国を救うため、スヴェンと共に『救済党』なる組織を立ち上げ、奮起している。


 スヴェン・ランペルージ

 ……千年ドイツ大帝国が有する、ドイツ最強の神将騎〈ミュステリオン〉の奏者。マユの兄であり、妹が戦場を政治の世界とする中、兄であるスヴェンは殺し合いこそを己の戦場とした。現在はカルリーネと共に救済党を立ち上げ、祖国ドイツを変えようと奮起している。


 マユ・ランペルージ

 ……千年ドイツ大帝国の貴族。世界平和を願い、実際に行動を起こしているが、上手くいっていない。首脳会議に参加するほどの立場があるが、元々庶民出身であるため未熟な部分も多い。


 リィラ・夢路・ソレイユ

 ……シベリア戦役においてソラの副官として活躍、奏者として〈ミラージュ〉を操るも、《女帝》に敗北。両足が使えなくなった。現在はイタリアの片田舎で子供たちと共に療養中。



【大日本帝国】

 ……大戦において圧倒的な力を世界へと知らしめた強国。大戦のきっかけはこの国のクーデターだった。国を開いておらず、他国との交流は秘密裏に行っている。


 (みかど)

 ……大日本帝国最高位、帝。絶対的な王であると同時に、象徴でもある。見た目は蒼い髪の少女で、色々と問題発言が多い。現時点で最も謎が多い人物で、その見た目に反した言動が目立つ。


 藤堂暁(とうどうあきら) 

 ……《七神将》第一位、《武神》の名を襲名する青年。文字通り最強を謳われる人物で、『御三家』の筆頭である『藤堂家』の当主を務める。


 神道木枯(しんどうこがらし)

 ……《七神将》第二、第三位《剣聖》と呼ばれる人物。居合の達人で、正に『侍』と呼ぶにふさわしい人物。『神道家』の当主であり、刀での戦闘では並ぶ者がいないとされる。実は天音とは腹違いの姉妹。


 神道虎徹(しんどうこてつ)

 ……警邏部隊『真選組』局長。木枯の夫で、詩音の父。木枯を含め、今の《七神将》のことは古くから知っており、彼らを見守る立場にもある。正好とは良き先輩・後輩。色々と乱暴な口調が特徴的。現在はソラにとっては直接の上司。


 水尭彼恋(みなあきかれん)

 ……《七神将》第四位。一部では《神速刃》とも呼ばれる少女で、《七神将》では最年少であるが厚い信頼を受けている。引っ込み思案で、人とまともに話すことさえ苦手としている。あだ名は『うさぎちゃん』。


 本郷正好(ほんごうまさよし)

 ……《七神将》第五位。一部では《野武士》と呼ばれる、『御三家』の一角『本郷家』最後の当主。見た目がかなり怖く、周囲からはカタギじゃないとよく言われる。一見暴力的だが、意外と手を出す場面は少ない。


 紫央千利(しおうせんり)

 ……《七神将》第六位。《帝国の盾》と呼ばれる人物で、御年八十八になるという老人。周囲の者たちからは『大老』と呼ばれ、他の者たちを見守る役目を自らに課している。


 神道詩音(しんどうしおん)

 ……神道家の跡取り。齢十にして『神道流』を修める資格を得るほどの才能を有する。しかし、言葉を発することができず、意志疎通はスケッチブックによる筆談を用いる。実は出木天音と神道木枯の兄である神道清心との間にできた子供で、その事実を知る者は僅か数名しかいない。


  ソラ・ヤナギ

 ……『アルツフェムの虐殺』と呼ばれる大戦中最悪の激戦を生き残った人物で、その優秀さゆえに周囲から疎まれる人物。公式の記録では統治軍総督を暗殺した後、クーデターによって統治軍を掌握。最終的に《氷狼》こと護・アストラーデに討たれたことになっている。現在は滅びた神道の分家である『水無月』の姓を名乗り、大日本帝国にて暮らしている。


 蒼雅隼騎

 ……大日本帝国枢密院、及び特別管理官。かつては出木天音の監視役を担っていたこともあったが、その際に彼女から受けた影響によって大きく考え方を変えた。現在は秘密裏に各国を回り、外交の要として活躍している。


 出木氷雨(いずるぎひさめ)

 ……出木天音が姉妹盃を交わした相手。現在の自治区・吉原の頭領であり、《七神将》の末席と同格の権限を与えられている。その立場故か多少過激な部分があり、天音の命を狙うソラを敵視している。


【合衆国アメリカ】

 ……世界最大規模の大国。大戦における戦勝国であり、大日本帝国がほとんど唯一繋がりを持っていることを公表している国でもある。


 ダリウス・マックス。

 ……アメリカ軍大佐の地位にいる、筋骨隆々、気合とど根性が素敵なナイスガイ。猪突猛進を絵にかいたような人物だが、その戦績は優秀の一言に尽きる。今回は演習のため、聖教イタリア宗主国を訪れた。通称ダン。


 クロフォード・メイソン

 ……ダリウス・マックスの副官。ダンとは対照的な性格で、非常に理性的。だが、ダンのことは深く信頼しており、アメリカ軍では名コンビとして知られる。


【ガリア連合】


 ドクター・マッド

 ……仮面で顔を隠した、年齢不詳の奇人。自称天才で、本人はドクターの名の通り医療が本来の専門分野らしいが周囲の評価はマッドサイエンティストで変人。その正体はかつて遺伝子研究という現代において禁忌とされる分野を開拓し、その後暗殺されたはずの〝魔術師(ウィザード)〟ドクター・マクスウェル。現在は目的のため、ガリア連合にいるようだが……?


【その他】


 神道絶

 ……自らのことを《殺人鬼》と称し、同時に大日本帝国の御三家が一角、『神道家』の名を有する謎多き女性。ガリア連合に行ったと考えられていたが、何らかの目的と共に朱里に接触する。




~用語説明~


 神将騎

 ……全長、3~4メートルほどの人型起動兵器。その汎用性や、機体の大きさからは信じられないほどの出力を誇り、現代最強の兵器として認知される。開発は不可能で、遺跡などから見つかるものを修理、改修を行うことで使用。ちなみに一度に見つかる神将騎の数はまちまちで、多い時は千機を超える神将騎が見つかったという話もある。


 奏者

 ……統計上の確率は一万人に一人とされる『神将騎を操れる存在』の呼称。神将騎は乗り手を選び、一つの神将騎へ乗れたとしても別の神将騎に乗れないということもある。神将騎が現代最強の兵器であるため、奏者はどの国の軍隊にいても優遇されている。


 七神将

 ……世界最強とされる大日本帝国軍を束ねる七人の将軍。大戦において猛威を振るい、その名と力は世界中に認知されている。


 アルツフェムの虐殺

 ……シベリア連邦東部の城塞都市アルツフェムで起こった戦い。イタリア・フランス連合軍とシベリア軍の軍隊を二機の神将騎を筆頭とした大日本帝国軍の部隊が蹂躙。一般人を含め、生き残った者は僅か百人ほどという。大戦における最悪の戦いの一つ。


 大戦

 ……大日本帝国のクーデターに端を発した世界大戦。本作ではこれより二年後の世界が舞台となっている。

こうして見ると、色々と変わってきましたねー。

とりあえず、しばらくは朱里くんが頑張ってくれる予定です。


お付き合いいただけると幸いです。

ありがとうございました。

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