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荒野の絆 その5

剣 美里は盗賊団のアジトに潜入していた。



長い通路を慎重に通ると行き止まりになっていた。



[ちょっとチャンク。行き止まりだよ。引き返すかい?][イヤ。その奥だ。壁に何か仕掛けは無いか?][壁に仕掛け?]ミサトは壁に耳を当てた。[………確かに。この奥に続く道がある。………誰か来た]



ヤークはミサトを探しに来た。



[オカシイナー。マリアさん何処に行ったんだろう。嫌われてはいないだろうなー]ブツブツ言いながらヤークが探しに来た。壁に掛けられた絵画を右に回す。ガガガガーと音を立てて壁が回転する。ガチャーン。半回転した所で壁は止まる。



隠れて見ていたミサトも少し時間をおいて、絵画を右に回す。




中は眩いばかりの光に包まれていた。




[チャンク。この道で正しいかい?][アア。大丈夫だ。人が集まっている。何かあるようだ。




二人の男が向こうから歩いて来た。ミサトは近くのロッカーに身を隠す。




[オイ。何だっけ?今日の集会のテーマ][アア。なんでも研究していた人体実験が成功したらしいぜ][アア。名だたる盗賊を集めて実験してなんとかってヤツか][そうそう。そのなんとかってヤツさ。俺も詳しくは知らんがな。トップガンナー様にショットガンナー様、それにその人体実験のモデルを披露するらしいぜ。うちのトップ2が集まるんだ。コリャーただ事じゃないぜ。そうとう自信がないと出来ない物だろ。そうゆうのは。とにかく参加しようぜ]





[人体実験?名だたる盗賊達?トップガンナー?ショットガンナー?……………チャンク。何かそっち関係の情報は?][…………今、入った連絡だと、レオ達がそのトップガンナーに完敗したらしい。それにショットガンナー?トップ2が集まるってのも、気になる][………チャンク。こうしよう。アタイが集会場に盗聴器を仕掛ける。その集会をやっている最中、手薄になるはずだ。アタイはそれを狙う。どうだい?][良い考えだ。ミサト。盗聴器の情報は保安所に流すようにしておく。俺は保安所からの指示をあんたに伝える。あんたは俺の指示を待てば良い。大丈夫か?][そうだね。アタイの勘だと相当表に出せない物を抱え込んでるみたいだし、全部は不可能だね。ポイントを絞って指示を送るように保安所には伝えてくれ][了解。今、連絡をする。あまり遠くへ行くなよ]






[こちら、チャンク。ボス。ボス、聞こえますか?][こちら保安所。チャンク。様子はどうだ?][今さっき、無事に潜入した。これから全員参加の大事な集会があるらしい。この後、盗聴器の情報をそちらに流したい。対応出来ますか?][結構だ。無理をしないようにな。それからレオとピートもこっちに戻っている。換わるか?][ボス。集会が始まる前に少し調べて欲しい事があります。レオ達が完敗したトップガンナー。それにショットガンナーについてです][チャンク!俺だ!レオだ!そっちにショットガンナーもいるのか?俺の相方を殺した奴も?][アア。しばらく姿を眩ましていたがここにいるみたいだぜ][まさか…………奴は俺が敵討ちをしたんだぜ!しかも2年も前に。おかしいじゃないか?ねーボス][………つまり………レオ。申し訳無いがお前がトドメを刺しきれなかった…………][嘘だ!絶対に嘘だ!確かにあの日…………][まあ落ち着け。………遺体は揚がらなかった。そうだな?][………そうです………][関係を調べておこう。ショットガンナーにトップガンナー。彼らの素性は私が責任を持つ。後は?][………人体実験。それに名だたる盗賊達を集めている。そこまでです。今、わかる範囲では。ボス。ミサトの身を案じてお願いが有ります。できるだけポイントを絞った指示を送って欲しいと。彼女からの伝言です。私からもお願いします][ウム。よろしい。君達の安全性に勝る情報は無い。それだけは約束しよう][ありがとうございます]ピートはシャワーから出てきた。[お先に。レオさん][アア。俺も浴びて来る]




ガーンッ…………扉を蹴散らし当たり散らすレオ・バレッタがそこにいた。[ボス。何かあったんですか?ミサトさんですか?今の通信][何でも無いさ。負けた腹いせだろう?アイツもプライドが高いから。それで雇ってる部分もあるんだがな][…………そうですか?彼女が無事なら良いんですがね][………今の所な。問題は無いさ]





ボスはある新聞記事に目を止めた。





[A級犯罪者、トップガンナー。ウエストホース上陸。弟、B級犯罪者、ショットガンナーの敵討ちか?]




普段、目にも留まらない小さな記事だった。




約半年前の記事だった。




ボスはその記事を隠し、葉巻に火を付け、顎を擦った。





チャンク、ミサト。目を付けたのは良いが無事に戻って来いよ。また戦友を亡くしたらおそらくレオ・バレッタは立ち上がれないだろう。






続く

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