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木から降りる時  作者: けむまきウロコ
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プロローグ

私はキャンプが大好きだ。

都会の喧騒を忘れ、大自然の雄大さを感じながら自由を満喫する。というのもあるが、自然のなかで人間が生きるという本来の姿に戻る感じ。不便だが「生きている」という実感が持てる感じが堪らなく良い。


私、吉村木実は東京生まれの東京育ちで、いまも都内で普通のサラリーマンをしている。だから余計に自然というものに憧れがあったのかもしれない。


キャンプを始めたのは大学生の頃。当時の彼氏に誘われて長野県のキャンプ場に行ったのが始まりで、それからは彼氏よりもキャンプにハマってしまった。

最後は「俺は木実ほどキャンプにハマれない」と言われ、「あなたのキャンプはキャンプじゃない」と言って別れたが、確かにファッションも生活も急激にキャンプメインになっていったような気がする。


それ以来、彼氏はできず、普段の休みにはキャンプ用品のお店に出掛けたり、手持ちのキャンプ用品の整理などをして過ごし、まとまった休みが取れたら青森や岐阜や沖縄など、いろんな所に出掛けてキャンプをする。


最初の頃はキャンプ仲間とも出掛けていたが、一度一人でやってみると、自分の小ささや、自然の強大さが震えるほどに心地よくのし掛かって来て、それ以来ずっと一人で行くようになった。

一人でもスマホで友達と連絡を取ったり、SNSで情報交換できるので寂しくはない。


こうやってかれこれ5年、本州と沖縄の各地でキャンプをしてきたが、実はまだ北海道でキャンプをしたことがない。

理由はいつもより長めの休みが必要だったことと、少し経験を積んで満を持して行きたい、と思っていたから。


今年の休みは9月に1週間ほど取れそうだし、キャンプを始めて5年が経つのでそろそろ行ってみたいと思っている。

来週の休みにいつも行っているキャンプ用品屋さんで相談してみよう。

わくわくしてきた。




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