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第40話 ねぼすけ2人を起こしに行くぞ

 はーら減った、腹減った。

 とにかく何か胃袋に入れよう。

 まもなく部屋の前へ到着した為、ドアノブに手をかけるも中に人がいる事に気付き、動きが止まる。

 

 おい。まじか……

 なんでこんな朝早くに。

 しかも内部にいるのは、昨日いろいろとあった花崎と麻宮じゃないか。

 腹が減りすぎて寝てられなかったんだろうか?いや。たぶん違うな。

 二人はテーブルで食事をしているのではなく、ボウルに手を突っ込んで何やら作業をしている。


 

 とするともしや、我が家の住人に飯でも作ってくれてるんじゃ。

 フフフフフフ。こりゃ、もう間違いない。

 なんて気が利くんだ。本当なら今すぐ感謝の気持ちを伝えたい所だが、邪魔をするのも悪い。

 とりあえず俺の方はまだ下に来ていない寝坊助を呼びに行くとするか。

 早々にリビングをあとにし、二階へと向かう。

 

 そういや部屋決め以降、先輩を見てないな。

 正直不安だが、今回の事をきっかけに仲良くなれる可能性だってある。

 前向きに捉えよう。やがて二〇三号室前へ到着した為、深呼吸をしてからドアを叩く。


「おはようございます。なかなか起きてこないので迎えに上がりました。目覚めてるなら返事をして下さい」

 反応は……

 なしか。まあ、たった一回くらいで出てこないなんてこちとら想定済みだ。

 次はもうちょっと声を張ってみるか。

 


「どうしたんですかー? 学校に遅れますよ」

 再度呼びかけてみるも、結局返事が返ってくる事はなかった。

 

 おかしいな。ひょっとしていないのか?

 試しにドアノブをひねってみると、予想に反して扉が開く。


 えー。どうしてカギがかかってないんだ?

 無防備過ぎるにも程があるだろ。全く何を考えてんだか。

 真意は不明だが、潜入は出来るみたいだ。とりあえず先へ行ってみよう。

 注意を払いながら足を踏み入れ、入口付近からあたりを見渡してみる。

 こっから見た限り、誰もいないな。

 

 なら、次は左右のスライド式ドアだ。

 と言ってもおそらく、こんな寒い日にシャワーを浴びてるなんて事はまずないだろう。

 右だけノックしてみた所、反応がなかった為、いないと判断して奥へ進む。

 まもなく最奥部分に到達すると、ベッドが不自然に膨らんでる光景が目に入る。


 こら、間違いない。まだ眠っている。

 ならば。


「先輩、起きて下さい。朝です」

 

 ……残念。

 見事に音沙汰なしか。

 どうやら、かなりぐっすりみたいだな。

 だったら。枕の真横まで移動し、様子を伺う。


 

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