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Fun days  作者: 藤木美里
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予想

村田は携帯を見て、笑っていた。

昨日の美桜の写真を見て喜んでいる。


そんな村田を見て、気持ち悪いと思っている大崎。


「飽きないね、それ見るの」


呆れながら言う。


「だってさあ、

 すっごいかわいいよ~」


あまりにも村田が喜んでいるので

いじめたくなる大崎。


「でも、幼馴染って

 どんな人なんだろうね」


一瞬にして暗い顔になる村田。


予想はしてたけど笑いそうになる。


「写真とかないのかな。

 ものすごいおじさんだったら安心なのに」


一応、フォローの言葉をかける。


「いや、絶対かっこいい。

 そんな気がする。

 写真なんか見たら絶対落ち込む。」


すでに落ち込み始めながら村田が言う。


超ポジティブなやつは

超ネガティブにもなるんだな、と大崎は初めて知った。


「でも美桜は好きな人いないって

 言ってたじゃん。信じてあげなよ」


「…美桜ってさ、

 鈍感なんじゃないかと思って」


「どういうこと?」


「自分が幼馴染を好きなことに

 気づいてないんだよ。

 だってさ、すごく嬉しそうなんだ。

 幼馴染の話をするとき。

 …あんな顔、今まで見たことなかった」


自分で言ってせつなくなる村田。

携帯をしまって、小さくため息をつく。


…村田と話す美桜もかわいいけどなあ。

ていうか、昨日の午後ずっと一緒にいて

かわいい写真を撮ってもらって…

デートみたいなもんじゃん。

なんでわざわざネガティブになるんだろう。

だから進展しないんだよ…


うなだれている村田に、段々イラついてきた大崎。


「それで、村田はどうしたい?」


村田が大崎の顔を見る。


「それに気づいて、どうする?」


村田の顔が曇っていく。


「…どうしよう~」


食堂の机に突っ伏してしまう村田。

ちょっといじめすぎたかな、と反省する大崎だった。


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