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魔術師ライフを異世界で  作者: 夕霧
第2章 始まりの街
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始まりの街、ギルドはどこだっ!

──『始まりの街』。王城から最も近い街である。城下町とは別でだが。


「そこの者!」


 入り口の門を通ろうとしたのだが、何故か門番に止められた。

 

「お前達のような怪しい輩をこの街に入れる事は出来ん!」


 あ、あやしい?俺達が……?


「もしかしなくても私達のことですか?それって」


「お前ら以外に誰がいるっ!」


 俺はそっと後ろを振り返る。


「誰も居らんわっ!!」


 門番さん、喉枯れないかな?


「どうしたら通れますか?」


「身分証明を出せ」


 身分証明?んなもんないぞ。

 

「なにがあれば身分証明になりますか?」


「……身分証明、持ってないのか」


「はい……辺境のド田舎から来たもので……」


「これからお前達はこの街で何するつもりだ?」


「ギルドで冒険者登録しようかと思いまして」


「……いいだろう、だが俺もついて行く。おい!アデル、俺はこいつらについて行くからな!」


 え、ええ?どして?


「わかった、行って来い」


「じゃあいくぞ。ギルドはこっちだ」


 ****************************************************


 街は活気に溢れている。店員の客を呼び込む声が街に響く。

 ギルドには簡単に着いた。ギルドは大通りの真正面でとても目立つのだ。

 中に入ると沢山の人が。

 カウンターがあって、そこで依頼や冒険者登録の手続きをするそうだ。


「あの、冒険者登録したいのですが」


「……あなたがですか?」


「そうですけど……なにか?」


 俺女だけど、女の冒険者いるだろ?普通に。


「(こんな可愛い女の子が冒険者だなんて……でもでも、冒険者って、身の丈に合った仕事なら危険はないし……。よし!お姉さんが全力でサポートしてげるんだから!!)冒険者登録ですね?ではこの水晶に手を当ててください」


 魔力測定の水晶みたいだな。

 そんな事を思いつつ、俺は水晶に触れた。


「はい、ありがとうございました。それでは10分ほどお待ち下さい」


 ****************************************************


 受付嬢のお姉さんがギルドカードを持って帰って来た。

 

「このギルドカードにはあなたの名前、年齢、ギルドランク、ステータスが載ります。無くさないように気をつけてくださいね」


「あの、ギルドランクってなんですか?」


「ギルドランクは、A~Eまであり、ランクごとに受けられる依頼が変わってきます。ソロなら1つ上のランクの依頼まで。パーティーなら2つ上の依頼までです。依頼はこちらのカウンターまで持ってきてください」


「わかりました。ありがとうございます」


 ****************************************************


「これからはこれが身分証明書となる。無くすなよ?」


 そう教えてくれる門番さん。優しいなぁ。


「じゃあ俺はもう帰るが気をつけるんだぞ」


 何にだ?

  

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