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魔術師ライフを異世界で  作者: 夕霧
第2章 始まりの街
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17/20

旅立ちの日、初戦は……?

お待たせいたしました。

零夜たちを動かすのに予想以上に時間がかかってしまいました。

ではどうぞ、お楽しみください。

「じゃあもう行くよ、姫様」


「はい、お元気で!!」


 たっぷりの食料と水と金貨を貰った俺たちは、前の超魔術師沙希に教えてもらっていた亜空間術で、よくあるアイテムボックス的なものを創り、その中にいれた。

 

「しっかし便利だよなぁ、零夜、いやレイアの亜空間術」


「もう変え始めるのか。……まぁ早いうちに慣れたおいたほうがいいのかもしれないが」


 ****************************************************


 いろいろとこの先のことを考えていたら変な所に来てしまった。

 テレポートでもしてしまったのだろうか。

 姫様に聞いたことがある。世界にはたくさんのテレポートポイントがあると。

 いきなり引っかかったか……。それよりも。


「どこだここ」


「草原みたいだぞ?」


 それじゃない、それはいいんだが……。


「なぁ、空見てみろよ、空」


「空……?なんだこれ」


 見上げた先にある”空の色”。それがおかしい。


「なんでこんな色してるんだ……?」


 空の色は、赤黒かった。


「……っ?!」


「血と、肉の焼ける臭いがするな……」


 昔、目の前で起きた事故と同じ臭い。嫌な臭いだ。


「行こう、レイア」


「もちろんだ」


 ****************************************************



「酷いな……」


 臭いを辿って着いた所は、焼け焦げた村の残骸だった。


「誰か残ってはいないのか?」


 俺たちが生き残っている人を捜そうとした時、それ(・・)は現れた。


「なんだよコイツ……。スライム、なのか……?」


 それは、赤黒い半透明の巨大な“何か”だった。

 これが魔物なのだろうか。

 しかしなぁ。


「強そうには見えないが……。こいつがこの村をこんな風にしたのか?」


「さあな。おいレイア、さっさと戦闘準備しろ。相手は戦う気満々のようだぞ?」


「わかった。念には念を、と。零斗、少し離れてろ」


「はいよ。初戦はレイアに譲ってやるぜ」


 深呼吸だ、深呼吸。落ち着け、俺は超魔術師レイアだ。いけるいける。


「『大爆発(エクスプロード)!』」


 辺りを爆風が吹き荒れる。


「……どうだ?」


 巨大スライムが居た所には、核を残して何も残っていなかった。

 核、というのは、魔物の命だ。

 死んだ魔物は核を残して消える。

 強い魔物ほど大きな核を残す。

 だが……。


「どの位の強さだったんだろうな、コイツ。」


 俺たちはどれ位の大きさの核が強いのかわからない。

 まあギルドにもっていけばわかるだろう。

 今一番近い町は……。


「始まりの街(ファーストタウン)……。RPGかよっ!」


 いいだろう。王道ひたすら突っ走ってやるよ!

 始まりの街を目指して、れっつごー!


今回も王道突っ走ります。

え?王道でしょう?スライムは。

始まりの街だって。

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