剣術修行開始。
修行開始です。
剣術修行初日。俺達は中庭へとやって来た。
そこには、新米騎士っぽい2人と、ごつい騎士らしき人がいた。
「こいつらが、澪夜と澪斗の指導をする者達だ。」
そう言うのは、ついさっき出会ったゲオルク、騎士団長という名のおっさんだ。
なんか超魔術師とか呼ばれるのが嫌だったから、呼び捨てをお願いした。
「はじめまして、澪夜です。皆さんも名前呼びでお願いします」
「澪斗です。はじめまして、俺も名前で呼んでください」
「よろしく、バルだ。俺は厳しいぞ」
「よろしくお願いします。ゼダと申します」
「よろしくです。ウィリーっていいます」
バルはごつい。騎士って感じだ。バルはけっこうベテランらしい。
ゼダは礼儀正しい。眼鏡掛けてそうだが掛けてない、騎士だしな。割れたら危ない。
ウィリーはお調子者みたいだ。……サルっぽい。
ゼダとウィリーは新米騎士らしい。
「これから御二方には、剣を持つ姿勢を覚えてもらいます。一人ずつ、私とウィリーが付きますので、解らなかったら聞いてください」
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俺達はまず、基礎から始めた。完璧な姿勢が体に身に付くまでに、午後までかかった。
忘れないようにしないとな。明日から自主練だ。
「ふぅ、疲れた。姿勢を覚えるだけでこんなにも疲れるとはな」
「何事も基礎から、です。最初が肝心ですよ」
そうだな。何事も基礎からだ。
「さぁ、休憩時間は終わりです。次のステップへと行きますよ」
「はい。」
「次は体力づくりを行ってもらいます。中庭十周してください」
まじですか、城の中庭はすごく広いんですよ?
「私やウィリーのような新米騎士でも、初め、その位やりましたよ」
「そうなのか。でも日本人てそんなに鍛えられてないからな……」
「まぁ何事も挑戦だな。行こうぜ澪夜」
それもそうだ。頑張ってみよう。
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「ハァ……。し、心臓破裂しそう」
「大丈夫だ。その時は死ぬ前に俺が治してやるよ」
「魔法って便利だな」
「俺もそう思うよ。だが魔力が切れたらお終いだけどな」
そのへんは体術使って、見たいな感じだな。
「続きは明日にしましょうか。朝練ありますが、参加されますか?」
「はい、ぜひ参加させてください」
こんな感じで剣術修行初日終了。