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魔術師ライフを異世界で  作者: 夕霧
第1章 旅立ちの準備
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体力回復は少しずるい気がしないでもない。

遅くなって大変申し訳ありません。

 剣術の修行を始めて2日目となった。

 今は朝練中。昨日と同じく中庭を十周走っている。

 いくら召喚されて身体能力が全体的に上がっているとはいえ、女の体だ。

 澪斗は男の体でましてや身体強化まで使える。

 だが俺は魔術に関して零斗の何倍も上を行っている為、しょうがないのかもしれない。


 ***************************************


「うぅ……疲れたぁ」


「そうだな。筋肉痛の体にこれは堪える」


「なのにどうして澪夜は平気そうなんだよ」


「ん?体力回復の術を使っているだけだが?」


「っちょ、ええ~?!」


 何をそんなに驚いているんだか。

 俺は魔術に特化しているんだからそれくらい朝飯前なんだよ。


「俺にも掛けてくれよ~」


「いいぞ。だが条件がある」


「条件、か?」


「そうだ。『お願いします澪夜様。この私めに術を掛けてくださいませ。』と。そうしたら術を掛けてやるよ」


「この鬼っ!鬼畜!」


「有難いな。最高の褒め言葉だ」


「……いいよ。分かった。掛けなくていいから」


「そうか。それは良い事だ」


 この術に頼っていたらいつまで経っても成長できないからな。なんて。

 ん?俺か?俺は大丈夫だ、問題ないさ。


「おーい!そこの2人!朝飯食って来い。少し休憩したら昨日やった

  剣を持つときの姿勢のチェックだ!」


 ゲオルクがそう叫んだ。


「「了解!!」」


 次は姿勢のチェックか……。

 ちゃんと出来るだろうか?少し心配だ。


 とりあえず俺達は朝食をとりに城の部屋に戻った。


ここでの“叫ぶ”は「大声を出す」の意味です。

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