↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
釣り竿一本で異世界海域を攻略する! 津波の女神が相棒になったけど、俺だけ冒険者ランクEなんですが!?  作者: かず斉入道


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

98/185

第97話 港町に迫る大津波! Eランク釣り師、女神と力を合わせて海を救え!(9)

「釣りっていうのは、魚を釣り上げるだけじゃない。水の中にいる相手を感じ取って、糸を通してつながることでもあるんだ!」


 俺の中で、何かがつながった。


 前世で何度も経験した、あの感覚──


 ルアーに魚が触れた瞬間──


 竿先に伝わる、小さな振動──


 魚がどちらへ走ろうとしているのか、どれほどの力で引いているのか、目に見えなくても、糸を通じて伝わってくるものがある。


 ならば、この異世界でも同じだ。


 俺は、魔力ラインを海へ伸ばした。


 波の内部を探る。


 水の流れを読み、魔力の偏りを探す。


 そして――。


「見つけた!」


 波の中心。


 そこに、巨大な魔力の塊があった。


 しかも、その魔力は、海底神殿と同じ紋章を持っている。


「キュモポレイア! 波の中心を見つけた!」


「何じゃと!?」


「海底神殿の魔力とつながってる! でも、これを引き寄せるには、もっと強い力が必要だ!」


 キュモポレイアは、歯を食いしばりながら叫んだ。


「ならば、わらわの魔力を貸す!」


「いいのか!?」


「構わぬ! そなたを信じておる!」


 その言葉と同時に、女神の手から青い光が放たれた。


 光は俺の竿へ流れ込み、リールが激しく回転し始める。


 《カチカチカチカチカチッ!》


 竿が大きくしなった。


 まるで、海そのものが掛かったかのようだった。


「うおおおおおっ!?」


 腕に、凄まじい力がかかる。


 足元の石畳が砕けた。


 俺は歯を食いしばり、竿を支える。


 波の中心にいる何かが、こちらの存在に気づいた。


 そして、反撃してきた。


 海面が爆発した。


 水柱が何本も立ち上がり、港の防御陣を叩く。


「きゃああっ!」


「防御陣が!」


 魔導士たちが悲鳴を上げた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。