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第80話 Eランク冒険者、潜水艇を作る!?(20)
「くそっ……!」
俺は魔力リール竿を構えた。
逃げるだけでは、相手の動きがわからない。
だが、正面から戦えば危険すぎる。
どうする……考えろ……釣りと同じだ。
相手を観察する。
攻撃のタイミングを読む。
そして、隙を見つける。
アビス・クラブは、ハサミを振り上げるたびに、身体の左側を少しだけ開く。
その瞬間、甲羅の隙間に、青い光が見えた。
魔力の集まる場所──。
あれが奴の弱点かもしれない。
「(キュモポレイア! 少しだけ、あいつの動きを止められるか?)」
「(できる。だが、長くはもたぬぞ!)」
「(十分だ!)」
俺はルアーを交換した。
選んだのは、金属製の小型スプーン!
光を反射し、水中で不規則に揺れるタイプだ!
アビス・クラブが再びハサミを振り上げた。
「(今じゃ!)」
キュモポレイアが手をかざす。
海流が渦を巻き、アビス・クラブの脚を一瞬だけ絡め取った。
魔獣の動きが止まる!




