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第71話 Eランク冒険者、潜水艇を作る!?(10)
魔力珊瑚を採取した俺たちは、工房区へ向かった。
アクアベルの工房区には、鍛冶屋や魔導具店、船大工の工房が並んでいる。
【金属を叩く音】
【魔石を加工する機械音】
【職人たちの怒鳴り声】
港町らしい活気に満ちていた。
その一角に、看板が掲げられた工房があった。
【魔導機巧工房 オルディン】
扉を開けると、油と金属の匂いが鼻をついた。
壁には工具が並び、床には大小さまざまな魔導具の部品が散らばっている。
奥の作業台では、白髪交じりの男性が何かを組み立てていた。
「……誰だ?」
男性は顔を上げた。
年齢は六十歳くらい。
太い腕に、煤で汚れた前掛け。
片目には拡大鏡のような魔導具を装着している。
「冒険者ギルドから紹介されて来ました。藤原新作です」
「ああ、ガルドの紹介か」
男性は工具を置いた。
「俺はオルディン。この工房の親方だ。話は聞いている。海底遺跡へ潜るための乗り物を作りたいんだって?」
「はい。小型の潜水艇を考えています」
「潜水艇ねえ……」
オルディンは顎を撫でた。




