僕と君の366日の嘘
Epilogue AM:06:00.
See you 366 days.
Please include thanks among all people who concerned.
恋をしていた。
四月六日。
始業式。隣の席の子が綺麗だった。目を奪われた。友人とまた同じクラスだった。同じような一年が始まると思っていた。黒い手紙が届いた。自分が無彩病だという事を知った。
一年後、自分は死ぬらしい。意味が分からなかった。けれど確実に、桜は白くて認識が出来なかった。誰か嘘だと言って欲しい。死にたいなんて誰も望んでいなかった。
四月七日。
立波緋奈が手紙を拾って秘密がばれた。やけくそになって当たったら、彼女は自分と付き合うと言い出した。死ぬまでの一年間、彼女になるという契約が結ばれてキスされた。誓いのキスは誓約を飲み込んで永遠の物にするって言っていたけれど、訳が分からなかった。三百六十五分の一日。
四月十四日。
付き合って一週間。自殺に付き合わせているみたいだった。謝りたくなって追いかけて、一緒に帰った。差し出されたハンカチは桜色だったようで、この目には灰色に映った。馬鹿だなあなんて言われて、目が離せなくなった。
五月。
付き合って一ヶ月が経った。残り十一ヶ月。家族になんて言えるものか。君は、きっとどっちも正解で不正解だと言った。自分もそう思った。実感が湧かなくても、一ヶ月前よりずっと視界が灰色になっていく。このままただ、終わりを迎えるだけなのか。
五月某日。
里香が君を呼び出したらしい。駆け付けた頃にはもう、君の頬は赤く腫れていた。間に合わなかった。いつだって手遅れの事ばかりだ。逃げ続けた好意にも、向き合わなくちゃいけないと思った。変わるのを恐れて、蔑ろにし続けて、大切な人が傷ついた。全部自分のせいなのに、君は笑った。
なあ、何でさ。何で君が笑うんだよ。大丈夫って言うんだよ。怖い思いをして、震える身体を誤魔化して、それでも尚、俺に大丈夫って言うんだよ。大丈夫じゃないのは君じゃないか。それに縋る事しか出来ない自分が嫌になった。時間がもう少し会ったなら、君より長く生きられたなら、大丈夫じゃないのは君だろって言えたのだろうか。
六月。
視界から赤が消え始めた。君の耳元を飾っていたはずの赤いピンは水色に変わっていた。今気づいたけど、水縹って色の名前だった。酷い偶然だと思う。この公園で一度だけ会った、顏も名前も憶えていない女の子は、今どこで何をしているのだろう。
六月某日。
翔が花火大会に誘ってきた。去年行ったけれど、人混みは好きじゃなかった。断ろうとしたんだけど、君が行きたいと目を輝かせたから、その願いを叶えたかった。残りの少ない時間で、君の隣にどれだけいれるか分からないんだ。ただでさえ自殺に付き合わせているみたいなものなのに。行くと言ったら君がテストの話をしたから、思わず顔をしかめた。
テストを受ける意味はないと思う。サボったって文句は言われないけど、最後まで誰にも知られずに、誰かに傷を残さないまま死にたい。それをするには、やっぱり受けなくちゃいけなくて。勉強会を開けば、翔と里香がダメダメ過ぎて、君がつきっきりだった。二度とこんなことは出来ないんだろうなって思ったら、何も言えなくなった。君は多分気付いていた。
七月。
テストも色彩テストも分からなくて、怖くて怖くて仕方なかった。全然見えなかったんだ。君に連れ出されて、あの日と同じ場所で大丈夫だよと言われた。何度だって君に縋って泣く自分はどうしようもなく情けないけどさ。君は、どんな気持ちでその言葉を口にしてる?君は、俺のいない世界でも大丈夫なのかな。大丈夫であればいいけれど、何も遺せないのは嫌だ。
七月某日。
夕立に降られた。君の様子がおかしかった。もしもなんて口にしても、何も変わらない現実がそこにある。雨上がりの街を、君の手に引かれて走った。その頃には君の様子が戻っていた。この一瞬が二度と来ない事を痛感した。
花火大会前日。この目に鮮やかな花火がどれだけ映るかは分からないけど、期待はしない方が良いと思った。この日記を初めて三ヶ月が終わる。まだ君に好きと言っていない。
でもさ、今好きと言って。君を置いていく事には変わりないんだ。もしかしたら、君に大きな傷を遺してしまうかもしれない。それがどうしようもなく嫌だった。でも、伝えずに一年を終えるのも嫌だった。
君に告白した。今言わなくちゃ、もう二度と言えないかもしれないと思ったら口から零れだした。君は遅いと言った。同じ気持ちだった。嬉しくて、同時に悲しくなった。夢みたいで、この一瞬が永遠に続けばいいと思ったけれど、視界に入る花火は灰色で、これが現実だと思い知らされた。
どうして後少ししか一緒にいられないのだろう。自分に未来がないのだろう。死なんて存在するのだろう。終わりなんていつ来てもいいと思っていたのに、実際に訪れて初めて大切な人と出会うなんて笑い話もいい所だ。来ないで欲しい。明日なんて、ずっと来ないままで、今日が何十回も、何百回も、何千回も繰り返されればいい。
八月。
嘘が下手くそだって言われて、やっぱりそう思う?って笑い返してしまった。嘘なんてついた事、数えるくらいなんだ。君が真実を知っているから尚更、下手くそに見えるんだろうな。この隠し事も、どれだけ隠し通せるのか分からないんだ。もうちょっと上手な嘘つきになれれば良かった。
夏らしい場所に行かないって決めた。君が泳げないって知ったから。完璧に見えていても、そういう所が好きだ。最後の夏だからって無理する必要はないと思う。君が隣にいてくれるだけで、忘れられない思い出になるから。
九月。
新学期。君と過ごした夏が終わった。文化祭の役決めだったんだけど、君がシンデレラ役になった。そしたら王子は翔とか言いだして、ラブシーンもあるかもって言われたから、思わず立候補してしまった。滅茶苦茶不服。トライアングルストーリーとかどうでもいい。ただ完全に乗せられた気がする。
でも最後だから、やらなかった事をしてもいいかもしれないと思った。そう思えたのは多分、手を挙げた先で君が嬉しそうに笑ったから。
テストは相変わらずで、可もなく不可もなし。今更成績がどうなろうと構わないので気にしてない。水色のドレスを着た君が、本物のシンデレラに見えたんだ。でも本物だったら、靴を拾うのは俺じゃないかなとも思った。きっと翔だ。あいつも君に恋をしているって気付いた。本当は、自分なんかよりあいつと一緒にいる方が君にとって幸せなのかもしれない。君に内緒で撮った写真たちはどんどん増えていく。
十月。
文化祭。翔と一緒に回ってた時に赤色の物を取ってくれと言われて固まってしまった。タイミングよく君が現れて取ってくれたけど、もう駄目なんじゃないかって思った。
台本通り、自分が死んで翔と君が結ばれる劇は、この人生に対しての皮肉を言われてるみたいだった。君に引っ張られて空き教室で踊った。靴は拾うなって。シンデレラになっちゃうって。
違う。君はシンデレラだよ。間違いなく、幸せになるべき人間だ。俺が君をシンデレラからジュリエットにさせてるって分かってるんだ。この物語の結末を、悲劇で終わらせようとしてるのは、一番の原因は自分だって、それでも君の手を離せないって分かっているんだよ緋奈。どれだけ想っても、死を追い越す事なんて出来やしないんだ。君の待つ未来に追いつけないのは俺なんだ。
幸せになって欲しい。この手を離す事で君が幸せになるなら離すけど、君はそれをさせてくれない。ごめんなんて、どれだけ謝っても謝り切れなくて。代わりに吐く愛の言葉が、君を縛る呪いになってしまうのも分かっているんだ。許して欲しい、いや許さないで欲しい。ただ、未来で君が幸せになるなら。今日を思い出して悲しい気持ちにならないならもうそれでいい。いつか君の記憶から消えても仕方のない事かもしれない。
十一月。
君の誕生日は色々あった。水族館に行って、君の父親が先生だって分かって。君が俺を無彩病だって知ってたと言われて。言ってくれなかった悲しさから喧嘩したけど、結局あの公園で仲直りして。そして君が記憶の中のあの子だって知った。
死にたくないって叫んだ。君の記憶から消え去っても仕方ないって言ったけど、本当は嘘だ。君の記憶に残ってやりたい。自分がいた証を刻み付けてやりたい。何度だって思い出して欲しい。置いて行かないで欲しい。未来に先に行かないで欲しい。一緒に死んでほしくなんてない。けど、一緒に死んでほしい。我儘だよ。君の事なんて一ミリも考えてない、最低な選択だ。それでも君がここにいて、腕の中で泣いているから、最低な言葉を発さなくて済むんだ。
生きている間に、君を幸せにしたい。出来る事なんて限られてる。けれど、一日でも多く君を笑わせたい。もう、抱き合って泣いて現実を嘆くような事をさせたくない。君が好きだから、愛してるから、君の隣で君を幸せにしたい。酷い我儘だって笑って欲しい。そしてそれを受け入れて欲しい。
十二月。
君にあげたクリスマスプレゼント。どうせ貯金なんてあっても仕方ないから奮発した。ただ、翔と一緒にジュエリーショップに行った勇気を褒め称えて欲しい。あの気恥ずかしさは辛かった。物を増やさないようにしていたから、君は物を渡してこなかった。それは凄い有難かった。だって貰っても数ヶ月後にはゴミになってしまうから。そんなの悲しいし。
大晦日に四人で集まって初詣をした時に、君が突然胸元を開けてネックレスを見せてきたから思わずマフラーでぐるぐる巻きにしてしまった。恥を、恥を持って。喜んでくれるのは分かるけど、君の露出は見過ごせない。母親みたいだって笑ってたけど、母親だったらこんな気持ちで隠さないよ。
除夜の鐘が鳴り響いたと同時に紺色の空が見えなくなって、死へのカウントダウンが明確になって来た。怖いよ。どうしようもなく。でも君がいるからきっと大丈夫だ。
三月。
終業式。学校生活最後の日。クラス写真で笑えなかった。最期まで笑っていよう。いつ死ぬか分からないなんてそんなことを冗談のように話そう。笑いながら話そう。そしたら明日は案外簡単にやってくるかもしれない。なんて、君と約束したのに笑えていない写真の中の自分を、皆は死んだ後に見て嘆くんだろうと思った。さよならの言葉を言いたくはなかった。死に抵抗していたけれど、君が気付かぬ間に少しずつ、死の準備を始めていた。最期まで一緒にいたいよ。叶うなら。でも、君には未来があるから、君の未来を、自分がいなくなった後を、誰かに託さなくてはいけないと思った。
翔を呼び出して全部話して君を託した。我ながら酷い話をしたと思う。でもあいつは受け入れた。泣きながら受け入れた。感謝しかない。死は、もうすぐやって来る。明日か明後日か、すぐそこだ。付き合ってからもう一年が経ちそうだ。それは終わりを意味している。
精一杯生きただろうか。失った未来と同じくらい、大切な思い出を手に入れただろうか。きっと大丈夫だ。
四月六日。
君が誕生日を祝いに泊まりに来た。両親は不在。これが最後の時間になる事を頭が理解している。だから、君がお風呂に入っている間に、最後の言葉を書こうと思う。
出だしはどうしようか。拝啓でも使おうか。俺じゃなくて、僕って書こう。家族にはもう手紙を遺したから、これは僕が君のために書く最後の言葉だ。
立波緋奈。僕の愛する人へ。
君が僕の指示通り、この日記を読んでいる時、僕はもうこの世界にはいないでしょう。君に出会ってから、僕は生きる意味を見つけました。君の大丈夫が救いになりました。でも、君が僕にもう一つ、何かを隠している事にはずっと前から気づいているんだよ。それを聞こうと思ったけれど、君が言って来ないのならそれでいいかなって思ったんだ。僕は自分の事で手一杯だし。それ以上に、君が言わないって事はきっと何かしらの理由があるって分かってるからだ。出来る事なら生きている内に知りたかったけど、もし来世があるならその時に教えて欲しい。
僕はきっと、生まれ変わっても君に出会って恋をするだろう。そうであると信じている。君のおかげで世界が変わったんだ。全部、全部、君がいてくれたからなんだよ緋奈。
苦しませてごめん。辛い思いをさせてごめん。遺してごめん。悲しませてごめん。でも、一緒にいてくれてありがとう。一人では耐えられなかった。
死の足音が近づいて、さよならの時間が迫っているのにも関わらず、僕らは未来がある振りをしたね。君の言う、もしもを信じていたんだ。悲しかったし虚しかったけど、口にしている時だけは安心できたんだ。明日があるって思えたんだ。
君に出会ってから、灰色になっていく世界は鮮やかになっていった。色が見えないのに、君のせいでどこもかしこも眩しくて仕方なかった。君と一緒に過ごした日々を、全部全部憶えています。
君は僕の生きる希望だったんだ。未来を信じさせてくれてありがとう。出会ってくれてありがとう。忘れないでいてくれてありがとう。好きになってくれてありがとう。支えてくれてありがとう。大好きだ。君が僕の初恋で、そして最期の恋の相手だ。
立波緋奈。僕の最愛の人。完璧そうに見えて、意外と変わっていて、よく笑って優しくて、君のためなら何だってしようと思わせてくれた人。最期まで僕は笑っていましたか。そして君はこれを見て、笑っていますか。
今、君は何をしていますか。幸せな未来で生きていますか。あのミュージアムで見たような家族連れのように、誰かと結ばれて幸せな人生を歩んでいますか。そうであればいいと思ってるけど、君が決めた幸せな結末なら何だっていいんだよ僕は。どんな事をしていようと、どんな結末を選ぼうと、最期に君が笑ってこれで良かったって言えたならそれでいいんだ。欲を言えばその時に僕を一瞬でも思い出して欲しい。それくらいなんだよ。
もう時間がないから、これで最後にするよ。
僕は君が好きだ。生まれ変わっても、きっとずっと君が好きだ。愛している。だからもし次があるなら、もう一度僕を選んで欲しいなんて我儘を言わせて。ずるいかもしれないけど。一瞬でもいいから、僕に会ってくれ。僕はずっと、あの公園で君を待ってるから。
これは、僕が君に出逢ってから恋をした、365日間の物語だ。
目が覚めた。鞄の中に入れたまま昨夜から一度も見る事が無かった端末を、まだ寝ぼけたままの頭で探そうとベッドの上に転がったまま手だけをブラブラと動かして探す。指先に当たった固い金属の感触にこれだと思いながら持ち上げる。
眩しい光が目に入り、思わず眉間に皺が寄った。ディスプレイにはAM:6:00と書いてある。
指をスライドさせてアラームを止め、未だ眩しい画面を見た。
着信が五件。メッセージが三件入っている。誰だろうと思いながらもその主はもう分かっていた。五分置きに四回、君の親友がかけてきた履歴が残っている。そして、最後に幼馴染のあの子だ。メッセージは父からが一件。あとは先の二人からの物だった。再び震える端末に、君の親友の名前が表示される。出る気なんて端から一ミリも無くて、着信を切り、電源を落とした。
いい加減しつこいのだ。最期くらい、私の好きにさせて欲しい。鞄に乱暴に投げ入れてゆっくりとベッドから起き上がる。
隣には君が眠っていた。否、眠るように生を終わらせていた。
触れればもう、そこにぬくもりは無く、ただ冷たくなった骸が横たわっているだけだった。それなのになぜだろう。なぜこんなにも幸せそうに眠っているのだろう。死後硬直なんてどこへやら。無彩病患者の最期は美しいのだ。こうしていれば、今すぐにでも目を覚ましてこちらに向かって笑いかけてきそうだった。でも、それがもう二度と訪れない事は重々承知している。君の声がもう一度、この耳に届くはずがない事をよく理解している。
「まだ覚えてる」
君の声も、柔らかな笑顔も、目を晴らした泣き顔も、愛に溢れた表情も全部、全部憶えている。
私に残された時間を確かめる。耳元を触った。しかし、そこには何もなくて私は辺りを見渡す。けれどそれはすぐ近くにあったようだ。君の手に握られたものを覗き込んでみればそこには深紅のバレッタがあった。再び自分の耳元を触ると、そこから一輪の小さな花が落ちてくる。
桜だ。
ああ、やっぱり夢じゃなかった。
指でつまんで、君の耳元に飾り付ける。あの日、目を奪われた髪に、この色はきっとなによりも似合うはずだから。頬を数回撫でる。
「ありがとう」
小さな声で呟いた。
「ごめんね」
机の上に並んだノートに、左から目を通す。
そこには無彩病になってからの君の想いが綴られていた。
書き殴ってぐしゃぐしゃになったページに目を通し続けた。君の生きた証だ。急ぎ足で読み進めて、いつの間にか最後のページに到達していた。そこには私への愛の言葉と未来を願う言葉、そして、こう書かれていた。これは、僕が君と出逢ってから恋をした、365日間の物語だ。
「小説みたいね」
思わず出た微笑みに、目頭の奥が熱くなった。
「あなたが365日なら、私は366日だね」
これは、私が君に再び出逢って恋をした、366日間の物語だ。君の文字の下に書き綴る。誰に届けるわけでもない、世界最後のメッセージだ。
窓の外はいつの間にか止んでいた雨が桜を散らしていた。
「桜流しだ」
君も同じ事を言ったのだろうか。確かめる術はもう無いけれど、もし、また会えるなら、その時には教えてほしい。そして謝らせてほしい。
「許してくれるかな」
嘘をついた事、すぐにそちらへ逝ってしまう事をどう思うだろう。君の事だから、最初はとても怒るだろう。だけどきっと許してくれるはずだ、そう思うくらいには私は君に甘えている。
机の上のハンカチがいつの間にか色付いている。ああ、そうか、もう時間だ。最期の瞬間、色が戻る無彩病だから。いつかの昔、君に貸した桜色のハンカチがちゃんと色付いて見える。窓の外の世界は輝いていて、一年前より、初めて会った時よりもずっと美しかった。
「ねえ」
ベッドに近づき、その隣、元いた自分の場所に再び身体を沈める。君の髪色が見える。陽の光が反射して透き通った世界で一番美しい色だ。
「好きよ」
視界に映った大好きな髪の色。私を離さなかった、柔らかな春の色。
「大好き」
額に、頬に、唇に、次々と唇を落としていく。
「ごめんなさい」
向こうに着いた時にでも、話を聞いてほしい。一人の少女が恋をして、嘘をつき続けた366日間の物語を。君の手を握りしめた。身体を襲う倦怠感に身を任せ、瞼を閉じた。一筋の涙が頬を伝う。なぜ流れたのかは分からないままだった。
「いつか、また逢えるように。いもしない神様を、最後の最期で信じてみるくらいには貴方の事を愛してるわ」
これは私たちが生きた365日と366日の愛の物語だ。




