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異世界と地球がダンジョンで繋がった ー異世界転移者の私ー  作者: 白木夏
幕間、理依奈パーティとダンジョン探索

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第166話 理依奈視点

戻る道のりはモンスターが出ても全てマリお姉ちゃんが倒していった。


「ねえ、理依奈、マリさんってモンスターを倒している時ってすごくイキイキしてるよね」


澪にそんな事を言われてモンスターを倒していくマリお姉ちゃんを見る。

澪の言う通りモンスターを倒している時のマリお姉ちゃんは上機嫌だ。


「マリお姉ちゃん」


「ん?理依奈ちゃんどうしたの?」


「マリお姉ちゃんってモンスターと戦っている時なんで楽しそうなの?」

 

魔石を回収しながら質問してみると、


「うーんとね、体を動かす事が好きっていうのがあるかな、後衛をしていると基本的に魔法を使うだけじゃない?近接だと体を動かす事が出来るからね」


位置取りをする時やモンスターの攻撃が迫ってきた時ぐらいしか後衛は動かないので、なるほどと思った。


「あとは、単純にモンスターを殴るのが好きだからかな」


とマリお姉ちゃんが笑顔で答えた。

笑顔で答えるマリお姉ちゃんを見て、楽しそうな理由の大半がこれなんだろうなぁ~と思い隣の澪を見ると、澪はマリお姉ちゃんに同感です、というように頷いていた。


「わかります、今日モンスターと近接戦闘しましたけど、怖いという気持ちはありましたが、メイスで殴る気持ちよさや倒せた時の達成感を味わえて楽しかったです」


「そうなのよ、澪ちゃんわかってるね~」


と澪とマリお姉ちゃんが話し始めていた。

ダンジョンでスキルなどを手に入れた際にモンスターを殴ったり切ったりして殺しても何故か嫌悪感などを覚えなくなるという研究結果が出ていてモンスターを倒す事は誰にでも問題なく出来る。

私としては近接で倒すより魔法で倒した方が安全で気持ち良いかな~と思いながら二人の話を聞いていた。


「マリさん!今後もメイスでの近接戦闘を教えて下さい!」


「いいよ~、私も回復職の近接仲間が出来ると嬉しいわ」


澪の戦闘スタイルが新たな道に向かっていくのを見ながら私は魔石の回収をしていった。


「ついたー!」


八階のスタート地点セーフティエリアについた私は大きな声で叫んだ。

セーフティエリア内には誰もおらず颯斗たちより先に着いたようだ。

 

「私たちの前衛練習よりあっちの方が戦闘時間は短いから奥に行ってるのかもね」


誰も居ないセーフティエリアを見回して澪がそう呟いた。


「そのようね、そこで待ちましょうか」


マリお姉ちゃんがセーフティエリアの角に収納魔法から椅子を三脚とテーブルを出して地面に置き、カップに飲み物を入れて、その上お菓子まで出していた。


「周りに誰も居ないしゆっくりくつろぎましょう」


マリお姉ちゃんに椅子に座るように促されたので座りカップを持ち飲み物を飲む。


「やっぱり収納魔法って便利そうですね」


「そうだねー、覚えたいねー」


マリお姉ちゃんが収納魔法を使っているのをまじまじと見ながら澪がそう言うので私も同意した。


「収納魔法を覚えたいならママに教わるのが一番だよ」


「麗奈お姉ちゃんに?」


「ママは『教え上手』ってスキルを持っているから、習いたいならママから教えてもらうのが一番早いんだよ」


「そういえば前に麗奈お姉ちゃんがそんなスキルを持っているって言ってたな~」


前の麗奈お姉ちゃんとのダンジョン探索を思い出しながら言っていたなぁと考える。


「ママなら理依奈ちゃんたちに頼まれたら教えてくれるだろうし頼んでみたら?」


「うん、後で電話して聞いてみる!」


「私にも教えてもらえるように頼んでねー」


「まかせて!」


私は帰ったら麗奈お姉ちゃんに電話をしてみようと考えながらマリお姉ちゃんが用意してくれたクッキーを口に入れた。

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