TS完了!
連続投稿!9話目でございます♪
「さてとりあえず素材を探しますか」
僕はぐちゃぐちゃに並んでいる素材の部屋に向かった。
「まずどれからやろうな…ん?」
僕が最初に見つけたのは瓶の中に入った目だ、それも普通の目ではなくとても大きい、恐らくバスケットボールぐらいある、それが瓶の中にふたつも入っている。
「グラトニーこれは?」
「あぁそれはビックアイっていう魔物の目だ」
ビックアイか…多分名前的に目が凄い魔物なんだろうな…とりあえず詳しくは聞いてみよう。
「ビックアイってどんな魔物なの?」
「ビックアイは目が凄く発達した目がでけぇ魔物だ普通のビックアイはすげぇ遠くの距離までみえたりする」
「普通の?これは普通ビックアイじゃないの?」
「あぁそのビックアイは亜種で視力は普通なんだがその代わり鑑定が出来る」
「へぇ、その亜種ってのはなんなの?」
「亜種は普通の魔物の突然変異て考えればいい普通の魔物と違って強かったり持ってない能力を持ってたりする」
なるほどそんなのもいるんだ、とりあえずこのビックアイの目を素材にしよう。
てかなんで目なんてそんな気色悪い物を持ってるんだろ、その理由を聞いてみると。
「ん?魔物の亜種って珍しいんだよだから思い出に持って帰ろうと思ってなまぁ結局その存在すら忘れてたがなハッハッハ!」
と、ただ珍しいから持って帰っただけらしい、恐らくだけどここにある素材は全部そういった理由で持ち帰られた物だと思うそして結局そこにある事すら忘れられてた。
そんな感じの事をグラトニーに言ってみると
……
目を逸らされた、図星だな、薄々感じてたがやっぱりグラトニーは片付けや整理整頓が出来ない人なんだと思う、まぁ1年間僕はここにお世話になるわけだし代わりに僕がやっておくか。
話がズレてしまったがとりあえずこの目は素材として入れておこう。
そしてまたほかの素材を探してるとこんどは何かの腕を見つけたそれも凄くごついのを。
「グラトニーこれは?」
「それは確か…パワーコングっていうゴリラの魔物の腕だ」
パワーコングか名前的にめっちゃ力が凄そうだな。
「この魔物はな力が物凄く強い、力だけで言ったら全魔物の上位に入るぐらいだ」
「へぇ、じゃ結構手ごわいんだね」
「いやこいつはDランクの魔物…て言っても分からんかまぁランクで見たら下から2番目に強いっていう魔物だ」
へ?うそ、話を聞いた限りかなり強そうなのに、あとランクとか分かります、伊達にラノベとか読んでないんで。
「こいつ脳筋なんだよ…しかも凄く…それこそ防御、魔力、スピード全てを犠牲にするほどの…」
…あぁなるほど、いくら火力が高くてもワンパンで沈んだら意味ないし、いくら火力が高くても遅すぎて避けられたら意味が無いだからDランクなんだ。
でも僕の使う錬金の素材にはうってつけかもしれない、よしこれも素材にしよう。
「それも使うのか?いったい何をするつもりなんだ、そろそろ教えてくれてもいいんじゃねぇか?、流石に超級錬金術をするってのは分かるけどよてか俺がそう仕向けたし」
だよねあのタイミングで本を渡すんだ上級以上とか言ってたけどあれは超級やれって事だよね。
「まだだーめ」
「まぁいいけどあまり心配させんなよ?」
「うんありがとう」
そう言って僕はまた素材探しに戻った。
さて後は何にしようかな…と探しているとまた瓶をみつけた。
その中身は目ではなくこんどは赤黒い石だった。
「グラトニーこのやばそうなの何?」
「それはスライムの核だ」
スライム?確かにスライムの弱点で有名な核だけどこの世界のスライムってこんなヤバそうな核持ってんの?
「なんか凄い強そうな核だね」
「あぁ、その核はな、ある実験のために使ってた奴なんだが実験してるうちにそうなっちまった、元は普通のスライムの核で綺麗な青色だったんだがな」
実験?いったいどんな実験したら青色がこんな赤黒い色になるんだ。
だけどスライムか…テンプレだと異世界のスライムってめっちゃ強くなるんだよな…よしこれも素材にするか。
「お、おいそれも使うのか…」
「あれ?ダメだった?」
グラトニーが何故か焦っていたのでこっちまで心配になってきた、これってそんなヤバいの?
「い、いやまぁお前のスキルなら大丈夫かもし何かあっても俺が何とかするか」
とブツブツ言っているが丸聞こえだよ、なに?そんなにヤバいの?でもなんかこれは素材にしたいてかした方がいい気がする、これもスキルのせいなのかな…
「信、別にそれを素材にしてもいいがなにかの違和感があったらすぐに言えよ?」
「うん分かったよ」
グラトニーがここまで心配するほどのものか…いったいなんなんだこれは。
そんなこんなでとりあえず約1時間の時間をかけて素材を集めることに成功した。
因みに錬金に使う素材はこんな感じだ。
・ビックアイの目(亜種)
説明は省く
・パワーコングの腕
説明は省く
・スライムの核?
説明は省く
・セイレーンの喉
グラトニーが昔海で釣ったものでそれの喉だ、因みに喉以外は全てグラトニーが食べてしまったらしい。
あとセイレーンと言っても僕の想像していた可愛い女の子ではなく普通に魚の顔をした魚人らしい。
因みにこのセイレーンという種族はとても美しい声をしてるらしくこの声を聞いたものは魅力され海に沈められると言う魔物で意外と手ごわいらしい
・リザードマンの鱗(亜種)
グラトニーが昔ワンパンで沈められなかったとショックを受けたらしい魔物。
このリザードマンは防御力に秀でていて様々なかなり上級の防具に使われるらしい。
・リッチーの頭蓋
魔法を得意とするアンデット型の魔物で主に群れて行動するらしい。
グラトニーが行った時にはリッチー15体その上のエルダーリッチー5体そしてその群れを率いる長
キングエルダーリッチが居たらしい。
その時はグラトニーとその仲間3人で倒したらしい。
もちろんグラトニーが一番倒したらしいが。
とまぁ素材はこんな感じだ、そして思ったことがある、グラトニー強くね?セイレーン然りリザードマン然りリッチー然りどれも結構やばそうなんだけど。
グラトニーって錬金術者だよね?なんでそんなに強いの…
「どうだそろそろ終わったか?」
「…うん、とりあえずなんでグラトニーがそんなに強いのか気になったよ」
「ん?そんなの鍛えたからに決まってんだろ?」
何をそんな当たり前なことって顔してる…これあれだ鍛えまくってめっちゃ強くなった人だ。
まぁこの錬金術が成功すれば僕自身も強くなれるかもしれないし強くなれればあいつらと一緒に戦える。
それに僕の夢も叶う…ヤバいそう思うとめっちゃ楽しみになってきた。
「じゃグラトニーさっそく準備するね」
そう言って僕は机の上に置いてあったチョークを手に持ち錬金術に必要な魔法陣を書いていく。
まず大きな丸を書きその丸の中に素材と同じ数だけ大きな丸の端に丸を書く。
そして大きな丸の真ん中に人1人入るぐらいの丸を書くそしてその丸から素材の数だけ書いた丸に向かって線を書く。
これであとは素材を丸の中に置いて真ん中の丸には僕が入る。
「お前まさか…人体錬成するつもりか!」
ありゃりゃバレちゃった、まぁ魔法陣書いたらバレるとは思ったけどね。
そして僕は人体錬成のトリガーとなる呪文を唱えた。
「我生まれ変わりを望む者…我神を冒涜せし者…
人体錬成!」
そして魔法陣が強く光だし…ドン!!!!
「ノブ!!大丈夫か!?」
「ゲホゲホ…何とか大丈夫だよー」
とグラトニーに返事をする。
「はぁ…お前なまさか人体錬成をするとは…」
と何かを言いかけてグラトニーはこちらを見て目を見開いた。
「あーあー…うん声は大丈夫それと」
可愛らしいく美しい声が部屋にひびく。
「うん胸もちゃんとある、しかも意外とデカい」
錬金術で出た煙がだんだん薄れていきだんだん声の正体のシルエットが見えてくる。
「おぉー髪もちゃんと長くてめっちゃ綺麗…しかも銀髪か物凄く僕好みだ♪」
そんな嬉しいそうな声で自分の髪を褒めている。
そして煙が完全に消えて出てきたのは。
「グラトニー!人体錬成成功だぜ!」
「どこがだぁぁぁ!!」
一糸まとわぬ姿で出てきた銀髪の美少女になった信だった。
そしてそんな信の頭をグラトニーはグーで殴る。
「痛ええ!」
ここに後に神を冒涜せし錬金術士『白銀の王』と言う人類最強の一角の銀髪美少女が誕生した。
やっと女の子にになれたー!!