第一話 アルバイトを探し中なう
ケモノ大好きなあまり書いてしまいました。
初心者の拙い小説ですがよろしくお願いします。
≪動物の保父さん 大募集
職歴、経歴問いません
時給 1000円~
期間 1か月~ 住み込みを希望する方優遇
経験者優遇 未経験者でもOK
かわいい動物の赤ちゃんが貴方を待っています
連絡先 090-○×○□-※◎▽◎≫
「動物の保父……? 聞いたことないな」
俺は大学のアルバイト募集の掲示板の右下隅に張られたポスターを見て首をかしげた。
東京に上京して早数か月。無事に前期試験を乗り越え、夏休みを利用して、長期のアルバイトを探すためにここに来たんだが……なんだこれ?
動物の保父。
まあ、動物の面倒を見るお仕事だろうか?
でも、保父ってなんだろう。
幼稚園の保母さんの男バージョン。幼稚園児を教育する先生のようなもの。
“動物”と“保父”。この二つの単語と説明文を見る限り、動物の赤ちゃんの面倒を見て、躾をするお仕事だろうか。
まあ、あまり人とかかわるような仕事ではなさそうだし、とりあえず、電話してみるか。
………どうせ、面接で落とされる可能性高いけど。
俺、人相悪いし、人付き合い苦手だし。
過去に何度も落とされているからなぁ。
本屋のバイトの面接にいったら、部屋に入った瞬間、店長が涙目になり、数分で部屋を追い出されたのは今でもトラウマになっています。
「よし! とりあえず電話しよう」
期待二割と不安八割。高鳴る胸の鼓動を抑え、電話を掛けた瞬間―――
目の前が真っ白になった。
誤字脱字、感想等あればどしどし送ってください。