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五話

今回は、神彩かみさや剣吾けんご視点です


「はぁあ~~~」


俺はあくびをしながら起きた

外はもう、夕暮れだ

ベッド何かきつさを感じる

おかしいな、確か広いベッドで寝たはずなんだけどな

俺は目をこすりながらベッドを見直した

そしたら・・・

数人の女子・・・ああ、そう言えば扉にいれっぱなしだったな

24時間たって出てきたのか・・・って、この国どうなったんだろう

一応、昨日の内に助けたんだけど、でもその後どうなったか知らない

ちょっと、様子見に行くか

俺はそう思いながら、部屋を出ようとした

その時、不意にドアが開いた

誰だ?

そこにいたのは・・・


「おはようございます・・・新しき王」

「は?」


俺は耳を疑った・・・て言うか、目も疑った

俺の目が正常なら目の前には、メイド姿の女性がいる

俺の耳が正常なら、メイドは俺のことを『王』と呼んだ

・・・あれ?


「ああ、起きましたか」


横から、サーラ王妃が出てきた

いつの間に・・・

てっきりベッドにいると思っていた


「どういうことだ?サーラ王妃?」

「いやー、あなたが王になってくれた方が安定しそうだから国民に言っちゃった」


・・・まずい!!!サーラ王妃・・・酒を飲んでいる!!!

サーラ王妃は酔ったら何をしでかすかわからない・・・ついでに、俺が最後に見た時、絡み酒になっていってうっとうしかった

と、とにかく、王になるのはごめんだ!!逃げないと・・・


「あ、ついでに、前の学校には退学届。住んでいた場所はもう引き払って、あと銀行に溜めていたお金はすべて寄付したから」


・・・・・・・・・・


「うそだろおおおおおおお!!!!!」


早い!!早すぎる!!!対応がいくらなんでも半日以下ではできないことをやっている!!!

クソ!!ここまで、追い詰められているのかよ!!俺・・・・

金もない、住むところもない、学校も退学。

どうやって、これからの就活すんだよ


「あと、私の娘の・・・」

「ああ、ミーナだっけ」

「そうそう、その子と将来的には結婚してもらうから」


・・・何もかもがめちゃくちゃだ


「はあぁぁぁ!!?」

「いやだって、王族の人と結婚しないとのちのち面倒でしょ?」

「いやそうだけど」


一応、俺だって好きなやつぐらいはいる

・・・昔だけど・・・


「まあ、他に好きな子がいるっていうなら・・・」

「諦めてくれるか!!」

「その子も一緒に結婚しちゃばいいだけだし」


しまった!!そう言えば、この国重婚OKの国だった(王のみ)

やばい!!すべての逃げ道をふさがれた!!


「一つ・・聞いてもいいか?」

「なに?」

「なんでこんなに手際よくできたんだ?全部、半日以下ではできない・・・」

「え?だって丸一日あったのよ?できるに・・・」


ん・・?おかしくないか?

丸一日?最低でもあの扉からは24時間は出てこれないはずだ・・・ていうことは


「俺が、二日寝ていたのか!!!」

「ピーポーン!!正解」

「いらねぇよ!!そんな正解!!」

「じゃあ、この書類にサインを・・・」

「やってられるか!!!」


俺は魔力を開放して、空を飛んで逃げようと思った

だが・・・


「・・・あれ?」


おかしい、何かがおかしい

体の何かがおかしい?なんだ?


「逃げられないわよ?だって、寝てる間に・・・魔力吸い取っちゃったから」


しまったーーーー!!!そうだ、この国、魔法関係なら世界一

俺の魔力を吸い取るのも造作もないはず

起きている俺ならなんとかするけど、寝ていたらなすがままだ!

っち!!奥の手を使うか?

いや、・・・この場合は、諦めたほうがいいか・・・

けどなぁ、王になるものいやだ


「なんで逃げようとするのよ?」

「ああ?」

「だって、王だよ?自分の好き勝手にできるのよ?こんな千載一遇」

「黙れ!!!」


自分でもびっくりするほどの大声がでた

だけど、許せない・・・


「王妃・・いや、サーラ!!あんたはそんなふうに国を使っていたのか!?」

「ち、ちが・・・」

「違わねえだろ!!あんたは・・・」

「合格です」

「あ!?」


どういうことだ?合格?


「これで、文句はないですね?ミーナ」

「はい」


後ろから、声が聞こえた

まさか・・・この人達・・・


「試したのか?おれを・・・」

「そうです、ミーナがどうしてもって言うから仕方なく・・・」

「その割には、俺の魔力を」

「だって、逃げられたら駄目じゃないですか」


いつの間にか口調が戻っている

はめられた!!しかも、最悪だ!!

逃げられないし、はめられた・・・完璧に踊らされた

くそ、ちょっと考えればわかることなのに・・・


「だれか、助けてくれーーーーー!!!!!!」


次から、ちょっとわかりにくかったりするかもしれませんので、わかりにくかったらすぐさま言ってください。できるかぎり迅速に対応するつもりですので<m(__)m>

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