帰宅
『まだ気にしてるのか~』
「はい、少し気になって……」
「それはお互い様でしょう。あなたも王子と学園とシナリオ、でしたっけ。それが気にかかってるじゃありませんか」
『どうしてもよ~、なんか関係があるように思うんだよな~』
「まあ、どれだけ気張ったところでわかるわけでもありませんからね、そのときが来るまで気長に待ちましょう」
「さあ、そんなことよりも領に帰る準備をしますよ」
『シスタよろ~』
「全くあなたという人は……」
王子の誕生日会が終わってから一日がたったためシスタたち一行は領に帰ることにしたのだ。
シスタは貴族令嬢ではあるが身の回りのことは一通り自分でやることにしていた。
キンとのことがばれる可能性は徹底的に排除するための行動だが、この行動は使用人たちにはシスタの変貌ぶりが顕著になっていたようにしか感じられなかった。
◇◇◇◇◇
全ての準備が終わって王都から出るまでの道のりにシスタたちが将来通うことになる学園があった。
キンはまた何か悩んでいるようだ。
「またですか?」
『この学校、どっかで見たことあるような………』
「う~ん、もしかしたらキンのいた世界にも似たような学校があったのかもしれませんよ」
『う、ん、でもな~』
「先程も言いましたが2年後に通うことになる学園ですので2年後になったらわかるかもしれませんね」
二人は2年後に通うことになる学園をあとにするのであった。
◇◇◇◇◇
シスタは家に帰ってぐっすり寝た。




