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第九十七章・最後の問題
涙は俺を心配してるだろうが、俺たちの周りは(キールの魔法によって)明るいので問題ない。
俺は二問目の問題、
「中級魔法で一番強力な魔法は?」
「フリーズ!」
と即答で答えている。
う
もうすぐ最後の問題だ!
*
「これが最後の問題。(上級魔法が)上級魔法と呼ばれる理由は何か?」
「……。何その問題?」
俺には問題の意図が分からない。それじゃ哲学なので、答えなどない。
俺がそんなことを思っていると、
「この問題はサービス問題だ。君の考えていることが答えになるから、君の主観で答えてほしい」
(主観か。なるほどな)
テスト問題にもこういう問題がよくある。自分の主観で答える問題だ。
キールはサービス問題と言ってるが、答えのないこういう問題が一番難しい。
俺は少し考え、
「上級魔法は強力すぎるから上級魔法なんだ。使うのに時間がかかったり、魔力をたくさん消費したりするから上級魔法なんじゃないか」
「うん。まぁ、及第点かな」
キールはとりあえず納得したらしい。
「ここからは『中間の試練』の担当者じゃなく、僕――キール・ワトソンとして――」
キールの言葉はそこで止まる。




