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偶然の出会い

大変お待たせいたしました。

久々の更新です。


森を抜け走ること数分、檻のような巨大な馬車の中にサソリのようなモンスター――八手サソリとでも言うのか――を押し込めた一団を視界に捉えることができた。

それと同時に速度を落とし、上がった息を整えながら様子を伺う。


「敵の数は・・・・・・12、3って所か」


腰の宗近に手を沿え、タイミングを計る。なるだけ気づかれないように、こちらを見ていないときに駆け出せるように。

しばらく距離を保ちつつ様子を伺っていると、なにやら騒がしくなり檻から八手サソリを解き放った。

どうやら先に突っかかった奴が居るようだ。

これ幸いと門音も駆け出す。

近づくにつれて八手サソリを操ってるだろうと思われる男を発見する。

単体なら問題ないが、統率の取れた10匹の八手サソリが厄介なのは想像に難くない。

というわけでまずはその男を仕留めることにした。

向こうは別の相手に気を取られ門音には気づいていない。

サソリ男との距離が5メートルに迫り、相手がこちらに気づいたが既に遅い。

宗近を抜刀し、七ノ型・断空鎌鼬で真っ二つにした。その余波で八手サソリを2匹ほど仕留めることができた。

統率者を失ったことで八手サソリが見境なしに人を襲い始めた。

自分に向かってくる奴だけを倒しつつ、別で戦ってるであろう人物の場所へ向かった。

数十人という山賊紛いの男たちを相手にしていたのは言葉を失うほどの美貌を持つ二人の女性と一人の少年だった。

三人の中でもっとも果敢に攻め込む、赤い髪をなびかせながら戦う女性は細身の剣・レイピアを的確に急所へと突き刺していく。

それを補佐するように戦うのがもう一人の髪の青い女性だ。

こちらは短槍を使い、剣の間合いの外から確実にダメージを与えていく。

二人ともかなりの腕前であることはわかるものの、今一つ強打に欠ける。

後ろに居る少年は杖を持っていることろを見るに、魔術師か何かなのだろうが攻撃する気配を見せない。

しかしながら何かを唱えているのは分かる。

片手間に八手サソリを屠りながら見ていると、少年が杖を掲げた。

すると、前線で戦っていた女性二人を光が包み込む。

どういった効果があるのか分からないが、あの少年はサポート系の魔術師なのだろう。

いくら彼女らが強くてもあの数を相手にしていたら体力が持たないだろう。

各言う俺もここまでの疾走のせいで余裕が無い。

敵の敵は味方というわけで・・・・・・


「そこの三人! 助太刀する!」


大声でこちらの存在と敵でない事をアピールし、三人が戦ってる集団の中へ飛び込んだ。


「久我流抜刀術四ノ型・遍断ち!」


突然のことで動けなかった賊をまとめて切り捨て、動揺が走った隙に三人と合流する。


「あなたは・・・」


「まずはあいつらを、全てはそれからだ!」


言うや宗近を抜刀する。


「久我流抜刀術五ノ型・残空十文字!」


目の前に居た男が四つに切り分けられ、その近くに居た奴らも斬撃に巻き込まれる。

あらかた賊を始末すると、今度は八手サソリがこちらへと向かってきた。


「あれは・・・・・・デビルテイル! 」


「ハウメル大陸のモンスターが何故ここに!」


デビルテイルという八手サソリを見て驚く三人を横目に門音はさっさと間合いを詰める。


「まて、そいつに剣は」


青髪の女性が何かを言い切る前に足の一本を斬り飛ばす。

基本門音は抜刀術を使うが、抜刀術しか仕えないわけではない。


「兜、割りぃぃぃぃ!!!」


頭上から振り落とされた宗近によって胴の半ばまで切り裂かれたデビルテイルはそのまま絶命した。


「あと4匹!」


次々とデビルテイルを切る門音を三人は呆然と眺めていた。

しばらくして最後の1匹を仕留めた門音にはっと我に返った三人が駆け寄ってきた。


「凄いな、剣をも弾く鋼の外皮を持つデビルテイルをいとも容易く切り裂くとは」


「私たちだけでは正直厳しかった、助かったよ。ありがとう」


赤髪の女性がスッと頭を下げる。


「別に大したことじゃないさ、俺もこいつらには用があったからな」


「そうだったか。私はシア・スリーブという」


頭を上げた赤髪の女性――シア・スリーブが右手をこちらにだして


「勇者をやっている」


そう言ったのだ。

最近読むのに忙しくて全然執筆していないという事実・・・・・・


近々登場人物紹介を乗せる予定

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