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五十七話「お昼休みのランチタイム」

体育が終わったさわやかな3-Bの教室。

ここではお昼時はいつも少ない生徒達が休憩や友人とお話。

あるいはお弁当を持ち込んで色んな人達と楽しく過ごしている事が多い。

山田や愛川もそのうちの1人、ここの学園の昼の過ごし方に規則など存在しない。


「さて・・愛川今日のご飯・・」


「今日のご飯は栄養バランスも考えた藤代特性弁当ですッ!」


「おおう・・相変わらずお前三段弁当作るの上手過ぎか?」


ちなみに俺は四月に愛川と会ってから愛川の手作り弁当にこうやって世話になっている。

本来は俺が作っているのだが、愛川曰くどうしても作りたいそうだ。

この運動会でもやるのかという量をどうやって作っているのかはツッコんではいけない。


「ま、お前の弁当は美味しいからな!いただきますッ!」


「はい!ぜひぜひ食べてください!」


何も恐れることなく素早く箸を持っておかずやご飯を食べだす。

だし巻き卵や唐揚げなど実に食欲が湧いてくる食べ物ばかり。

おにぎりも実に良い、塩加減最高である。

っとまあこんな感じに弁当を食べつつ愛川に体育の時間何があったかを喋る事にした。

例によってかくかくしかじかという奴だろう。


「そんな事があったんですか・・大変でしたね・・」


「まさか大和までもが暴走機関車の1人だなんて思わずな・・」


「大和さんはどうされたんですか?あの様子だと山田先輩だけが仕打ちを受けたようですが・・」


「きゅー・・」


愛川の座る椅子の後ろで三個の椅子を並べて寝て休んでいる山田の姿。

まあ、後ろから叩かれたら一たまりもあるまいよ。


「大和は・・城ケ崎が授業終わりと共に首根っこ引っ張ってどこかに連れていかれた」


「そうなんですか・・」


「その後謎の悲鳴が聞こえてきた」


「そ、そうなんですか・・」


何が起こったかはご想像にお任せするよ。

大和は犠牲になったのだ。


「はぁ・・私もその合同授業出たかったです・・」


「そ、そうなのか?」


「だって出れたら先輩と山田先輩の一緒に活躍している姿を私絶対に納めました!滅多に見れない二人の体育姿は本当にそれはそれは素晴らしいモノだと思っていますッ!」


「ソダネー」


「はぁ・・私が国語や数学で悩まされていたのが馬鹿みたいじゃないですかぁ・・もしまた誰かが山田先輩と柳原先輩の邪魔する奴がいたらどうするんですか・・容赦しませんよ・・ブツブツ・・」


「(愛川は今回の授業出れなくて正解だったんじゃないかな?矢部いたわけだし)」


コイツのブレない方向性に俺は日々悩まされるばかりだ。

いつになったらこの思いは気づいてもらえるだろうかな。


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