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第三十八話「降りかかるプレッシャー」

時間は朝の一時間目、科目は英語の時間。

今日も今日とていつも通りの授業が始まる。

先生が片言な英語と日本語を放つ中、俺らはそれを何もおかしいとは思わず。

ただ、普通に聞き、発音を繰り返す。

先生の発音がいつまで経っても治らないわけじゃない。

いつも授業を受けている奴は分かると思うが、若干だが治りつつある。

あの自信に満ち溢れた顔からも察するにきっと練習をしたのだろう。

気になるのは誰の指導でここまで治ったのか、それが気になる。


キーンコーンカーンコーン・・。


っと・・ボーっとしてる合間に授業が終わっていた。

流石に朝から色々あると授業も身が入らないな。

こんな事で今度の総合テストは大丈夫だろうか。

不安になっていてもしょうがないのだが、そうなってしまうほどプレッシャーはある。

山田の足は引っ張りたくはないし。

隣にいる身としてはこれ以上ないくらいのプレッシャーだ。

いかんなあ、いつからこんなにプレッシャーに押し殺される人間になっていただろう。

俺らしくもない、いつも通りにやっていればいいんだ。

分からないところはまた勉強しよう。

今は、その事に深く囚われていてはいけないな。


「うーん・・しかし・・」


「ハロー?Mr.ヤナギハラ君?」


「ヴェッ!?マリア先生!?」


気づかなかった・・いつの間にマリア先生がこんなにも目の前に来ていたんだ?

ふと気づいたら目の前には金髪のいい匂いを漂わせる先生の顔があり。

とっさにビビって椅子を少し後ろへと下がってしまう。

こんなにも美人の先生がいきなりラノベよろしくの突撃訪問して来た誰だってビビるわ。


「Что случилось?(どうしたのですか?)ジュギョウニメズラシクミガハイッテイマセンデシタガ?」


「あー・・何でもないっすよ・・ハラショーですよ先生」


「オオ! хорошоナノデスネー!ソレハシツレイシマシター!」


相変わらず日本語片言だがそこが彼女の萌えポイントだ。

しかし生徒一人一人をしっかり見ているあたりこの先生もずいぶん熱心な事だ。


「イヤー・・センセェはヤナギハラ君ガウワノソラでトテモシンパイデシタ、ナニヤラナニカオモイオモイ・・・принуждение(威圧)デモカンジテイルノデハト・・」


「(えっと・・今なんて言った?)そんなことはないですよ、いつもの俺です」


「ソウデスカー?ナライインデスケドォ・・・ナニカイイヅライコトアッターラ・・センセイニナンデモイウトイイデスヨ!」


「ありがとうございます、先生!」


優しい先生だ、ニコニコと微笑み生徒を不安にさせない元気な先生。

誰かの悩みを聞き、生徒の不安を解消させてくれそうだ。


「ドウッテコトナイデスヨー!!」


後はその面白日本語さえ治れば生徒からの目も360度変わるのではないだろうか。


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