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第三十四話「一つの約束」

俺らが部屋に意を決して入ったその先にいたのはまさかの超若手イケメン理事長。

こんなにも若い男が理事長をやっていたとは・・驚きを隠せない。

よくあるデカい机に両手を肘をつけてのせてこちらをニヤリと笑い見つめる。

カリスマ的イケメン風格の顔立ちに黒髪の天パ。

黒い服装が欲に似合うほどの座ってても分かる体格の良さ。

パーフェクトすぎる・・これが大人の真の男。

理事長流石すぎか?


「どうした?人に話たい事がある時は目で訴えるのではなくて・・口では?柳原君」


「あ・・す、すいません!失礼しまた理事長ッ!要件を言ってもよろしいでしょうか!」


「ああ、構わないよ、どんな要件でも聞いてあげよう」


「ありがとうございます!」


「あ、えっと・・ありがとうございます!」


「はは、そんなにかしこまりまる必要は何もない・・礼儀正しいのは良い事だけどね」


『ありがとうございます!!』


す、すごいカリスマオーラ・・王的存在感、すぐに頭を下げてしまいたくなるほどの風格。

まさしく、学園を敷きたる創立者だ・・なんて人だ。

優しい声から鋭い発言までなにから何までカリスマ性ありすぎる。

俺ら二人が同時にお礼を言いたくなってしまうのも無理はない。


「そ、それで・・理事長・・要件と言うのは・・」


「うむ、イジメの件だろう」


「知っているんですか!?」


「当然・・理事長たるもの生徒の事情と情報は常に最新で把握しているさ」


「何それ怖い、理事長怖い」


「まあ、それはさておき」


「(あ、口が早くなった・・怖いって言われて焦ってんな)」


「イジメの件だよね?」


「はい!イジメの件です!」


「実はその事は前々から我々の方でも調査中でね・・残念ながらいまだに誰がやったか・・真犯人の行方は不明・・卒業こそしたものの・・後の人生に支障をきたした事や・・まあ、君たちの将来にかかわる約束がある以上は全力で協力を惜しまない」


「(なんでこの人知ってんだ・・いや、気のせいか・・)」


「(理事長話長いなー・・)」


この人、どこからこういう情報を貰っているんだろう。

きっと顔が広いからそういう情報屋の知り合いがいるんだろうな。

理事長ならばきっとあの手この手で探るに違いない。


「というわけで優秀な情報屋からこれからもっと有力な情報を集めるつもりだ、彼女も生徒会長が使うならどんな小さな情報もきっと大きな武器となると言っているしね・・」


「えー?私そんなに凄い人じゃないよ~!照れちゃうなー!」


「失礼だぞ、山田生徒会長」


「あ、すみません・・」


「ハハッ!元気な証拠だ・・気にしないでいいよ」


「ありがとうございます!理事長ッ!んふッ!(ドヤァ!)」


「うわっ(イラァ・・)」


何を理事長の前でもそんな余裕ぶっこいてられるんだお前は。

恥じらいはなのいか、恥じらいはッ!


「ただし、このイジメ被害事件と戦う前に僕と一つ約束してほしい事がある」


「えっ?」


「なんですか?」


理事長との約束?

しかも、この事件と戦う前に約束してほしい事?

一体、それはなんなのだろうか・・。


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