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第十九話 「覚悟を示す」

「しらねぇのか!?生徒会にまでちゃんと俺は訴えたぞッ!けどな!それでも姉さんのイジメはひどくなるばかりだッ!身も心も傷を負った姉さんはどうした思うッ!人間不信になって今も家から一歩も出てこんのだッ!」


「・・そうか、あの時の」


「思い出したかッ!!」


ああ、思い出した。

こいつらはまだ二年生で生徒会長が難病で倒れこみ。

副会長からは何もするなと言われたあの悔しい事件だ。

俺だってそのことは何も知らないとも言いたくないし。

何もできなかったからしょうがないで片付けたくはない。

ちょうどいい、だったらここで宣言する。

コレを気にコイツらに言ってやるんだッ!!


「これは言い訳としてとらえてください・・俺達が二年生の時の出来事ゆえに俺達ではどうしようも無かった・・副会長からは何もするなと言われ、結果的にそのような事態になった事も少なからず存じ上げてます」


「ほう、大した言い訳だな・・だがそれがどうしたぁッ!」


「お詫び・・いえ、貴方達の大事な人物に大きな傷を与えてしまった事でさらなるイジメの活発が起きたのは事実・・ならばこの生徒会が誠心誠意イジメと戦い、貴方の姉さんをイジメた人物達を必ずあなたの姉さんの下へ謝罪をさせる様に説得します」


「・・ほう、大きくでたな・・だがそれだけでは信用できんな」


相手が信頼しないのも無理はない。

だが、覚悟を示すならもう俺は引き下がらない。

この勢いに任せて言ってやる。

人生の大博打だッ!!


「もし来年の三月一日までに謝罪の要求ができなかった場合俺は学校を辞めます」


「先輩ッ?!それはあまりにも・・」


「そうですわ柳原先輩!!何もそこまで・・」


「いいんだ、俺もノーリスクでイジメを根絶させたいなんて思ってない、もしさせるならこれぐらいの覚悟は必要だ・・人生溝に捨てるつもりのな」


「先輩・・」


「菊の言う通りだッ!!」


「この声・・ッ!!」


お、俺が覚悟の上で今一人で決意を示そうとしている時に。

まさか、この騒ぎに何かを察知して来たのか?!

後ろを振り返ればそこにいるのは予想通り。

山田じゃねぇかッ!!


「何かを失わずして何かを得る事はできません、ならばそれは生徒会が求めるイジメの根絶も同じ・・私こと生徒会長も三月一日までに約束を果たせない場合はこの学校を辞めます」


「ふぁッ!?」


「なんとッ?!」


「や、山田先輩ッ!?」


「山田先輩ィ!?いくらなんでも無謀ですわッ!無謀すぎますわよッ!?」


山田ァァッ!

お前またそういう無茶を・・ッ!!

と、止めなきゃ・・余計な奴まで巻き込んでたまるかッ!



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