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第十話 「学園の大図書館」

時は流れて昼休み、俺こと柳原はある場所へと向かっていた。

別館の図書館である。

わが校の七大ここスゲーぞの1つで、この巨大図書館に無い本はない。

それは漫画から雑誌、ゲームの攻略本、辞書、辞典から参考資料。

本当に何でも揃っているため、その図書室の大きさは計り知れない上。

地下にまで広がっているらしい。

それを管理する人こそ学年OBの学園卒業生。

その図書館管理者である【西園寺(さいおんじ) 日菜子(ひなこ)】さんである。

ツヤツヤの濃い茶色のロングヘアーは山田を超える長さ。

服装はふわふわとした白いニットセーター。

紺色のフレアスカート、頭には綺麗なカチューシャ。

美しいほどの紺色の目は引き込まれそうになるほどである。

男子からはとても二十代前半とは思えない若さと言われている。

スレンダーで超美人、こんなにも美しい人物がいつも学園で本を読んでいるなんて。

そして、その人がこの図書館のカウンターにいるなんて信じられないッ!


そう、今まさに俺入ってすぐのカウンターにその超美人の先輩である。

西園寺さんはいる、俺が入って来たと同時にまるで物語の様に風が入り込み。

光が差し込みこちらを綺麗な眼差しで見つめて来る。

曇りなき綺麗な瞳、こちらに気づいてふと見つめる。

なんて綺麗な顔なんだ、ハッとなって驚く表情も素敵だ。


「西園寺さん・・」


「・・・ッ!」


そう、西園寺さんは滅多な事では喋らない。

だから、こそ声が聴ける人間は神様に愛されているとまで言われている。

その後人生がたとえ不幸だとしても彼女の声を聞けたのならもは幸福すぎるらしい。

俺も一度は聞いてみたいモノだ。

しかし、そんな強欲にならなくとも、彼女には豊かな表情がある。

そう、ハッとなった次には満面の笑みの微笑みでニッコリと笑って出迎えてくれる。

素晴らしい輝きの眼に満点の笑顔、まさに絶世の美人である。


「(てめぇ・・また風でページが捲れたじゃねぇか・・どう落とし前付けるつもりだゴルァ)」


「ハハッ、相変わらずですね西園寺さん(後はその口の悪いスケッチブックによる言葉伝えさえ無ければなぁ・・)」


「(おっ?てめぇいい度胸してんじゃない・・何笑ってやがる・・)」


この様に、たとえキラキラした笑顔や表情でも決して内面が優しいわけではない。

喋れない代わりにスケッチブックで話し、このようにかなり強い毒を持っている。

その為、上級者以外は恐れ多くて立ち寄れない代物となってしまったのである。

最近滅多な事ではこの図書館に人がよらなくなったのはこの性格の西園寺さんのせいだよなぁ・・最近に限った話じゃないけど。


「お邪魔しますわよ!例の続き借りに来ましたわッ!」


ヒュン・・ピシィッ!!


なんか入って来たばっかりの藤宮さんに投げつけたッ!

何、一体あの子何を投げつけていったのッ?!


「(ここでは60デシヘル以下でしゃべれや、ドリル頭)」


「す、すびません・・」


「容赦ないですね~・・あ、後先輩・・デシヘルではなくデシベル・・」


ピシィッ!


早すぎない?

僕の時だけなんか話さえぎられたんだけど。


「(うるせぇよ)」


「ご、ごめんなさい」


ピシィ!!


またッ?!

今はがしたばっかりなのにもう叩きつけて来た?!

今度は何ッ?!


「(分かればよろしい)」


あー・・なるほど妙に微笑ましい顔だと思ったら・・。

なるほどなるほど・・じゃあそんな西園寺さんに一つ・・俺も。


ベシィッ!!


「(口で言えよッ!!)」


「・・・ッッ!!」


「フッ・・何か言う事はありますか?」


西園寺さんの事だ・・どうせロクな返答ではあるまい。

ほら、またおもむろにスケッチブックをキュッキュッと書いてまた毒を吐くつもりだ。


「(イタイ)」


「泣くんかいッ!!!」


意外に打たれ弱い西園寺さんの一面が見れて。

なんだかちょっと可愛いと思ってしまいました。


NEXT・・?



そういえばなんだか後ろの方から誰かに見られている様な・・。

誰だ・・ってまさかこの感じはッ!?


「(西園寺さんと先輩・・ああ!この二人もイイかも!!年の差カップルキタコレッ!!私のカップリングノートに書きこんでおかなくちゃッ!!)」


「愛川ァッ!?」


「(びっくりするだろぉが!60デシへ・・デシベルでしゃべれよヴァーカッ!!)」


今度こそNEXT


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