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Machine Smith  作者: 真田 貴弘
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「ゲプッ! はぁ~、食った、食った!」


 あの後、俺は旅に出た。

 家に居ても家族に同情されたら余計に悲しく惨めになる。


 傷心を癒やすには食欲だ! 食欲で悲しみを塗り潰して忘れたる!


 俺は少しの着替えとタブレット型パソコン(以降タブレットPC)、水晶の勾玉のお守り(税込み2500円)を持って、相生の牡蠣祭り、下関の河豚、九州の水炊きと西に向かって突き進んだ。


 気が済んだら家に帰って、どっか専門学校に入るかな。 貰った慰謝料で二、三年位余裕で何とかなるし。


 そんな旅行中、俺は電車やバスでの移動の暇な時間にタブレットPCでネトゲをプレイしていた。


 俺は今、《HES》っていうゲームにハマっている。


 プレイヤーキャラは最初、キャラメイク時に基本値やボーナス値を使いスキルを獲得し、熟練度を振り分ける。 ちなみにボーナス値は課金で1ポイント100円という鬼のような金額で手に入れられる。


 俺は基本的に無課金でプレイしている。

 だって、ガチャだの消費アイテムだのにお金を費やしていたら直ぐに破産してしまう。


 キャラクターのクラスは初期はファイター、レンジャー、フォースユーザー、クリエイターの四つから始まり、其処から色々派生していく。

 ちなみに俺のキャラは一次職がクリエイター、ニ次職がマシンマスター、三次職のテクノイザーとメカの製造、製作、改良、修理、メカの使用に特化させたクラスだ。 武器はメインに大剣、サブにライフルを使っている。

 

 俺のキャラのクラス、クリエイターはゲーム開始時は大して使えるメカは無く、初期配布される武器、防具を身に着けてRPGのようにイベントを熟し、資材と経験値を稼いでレベルや熟練度を上げ、作ったりゲーム内のショップで購入出来るメカの種類を増やしていく。


 メカが手に入るようになれば、それに乗り込んでアクションゲームさながらにイベントや対戦に挑戦、更にメカが増えればシュミレーションゲームのように自機と味方ユニットを操り、他のプレイヤー達と大規模対戦が可能になり、其処でしか手に入らないアイテムをゲットする。


 無論、プレイヤーによってメカのバリエーションは様々。

 主力が艦艇だったり、飛行機だったり、戦車だったり、ロボットだったり、機械生命体だったりと。

 ロボットでもリアルロボット系、箱型、曲線型で可変や分離合体が設定できる。

 今日は寝る前にタブレットPCで《HES》のアープデートを行った。


 さあ、明日は近くの神社に観光だ!


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