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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

完全手動(フルマニュアル)おじさん、システム補正を切っていたら運営に人間卒業させられました。

作者:別所 セラ
2000年。世界中が「コンピュータが誤作動する」と警戒した2000年問題。
しかし、あの日実際にバグを興したのはコンピュータではなく現実(リアル)のほうだった。
突如として世界各地にダンジョンが出現。世界は「探索者社会」へと変貌した。

現代の探索者たちが「システム補正(オート)」に依存する中、中年探索者・湊景明(みなと かげあき)は違った。
22歳で探索者の道へ進んだ彼は、あえて支援を受けない道を選んだ。理由は他でもない。

「男は黙ってマニュアル(手動)。オートマなんて軟弱な機能に頼れるか」
そんなこだわりと美学だけで、10年間「完全手動(フルマニュアル)」を貫いてきた変人。

ある日、湊はシステムから唐突な通知を受ける。
『通知:累積討伐数が規定値に到達。上位スキルを付与します……スキャン中』
『対象のアバターログを確認。オートスキルの使用履歴なし』
『警告:対象の生体データが規定値を大幅に超過。毒素耐性レベル:MAX』
『推奨:アバターによる保護は不要と判断。凍結されたプロトコル【自律進化(スタンドアローン)】を解禁します』

本来なら強力なスキルが与えられるはずだったが、運営システムからは「コイツにあげても意味なくね」と判断されてしまう。
代わりに付与されたのは他の探索者とは違う成長システム。

その結果、湊の肉体は生物としての限界を超えて進化を始める。
皮膚はドラゴンの鱗より硬く変質し、その拳はシステムの理(物理無効など)すらねじ伏せるーーかも?

「よし、今日もかえってビールを飲むか」
システム管理者が匙を投げて「最強の遺産」に選ばれてしまったおじさん。
泥臭い職人芸と、進化し続ける肉体で、襲い来る刺客も、深層の怪物も、すべて物理的に解決(粉砕)する。
地球にダンジョンが現れた。
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