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田辺の反撃・・・


思うが、いつも、戦略を失敗している、安田。

たしかに、狂犬の喧嘩屋なので、策を練るのは、苦手なはずだが、

周りもバカばっかりなんで、信用してしまう。

最初は、六本木取るとか・・取らないとか・・

無理だったね、今実質最強は、六本木だし。知らないか・・・まだ。


遂に、爆撃通しの戦闘が、始まった。

まず、仕掛けたのは、飯田橋の小島。

歴戦の猛者達で、池袋を攻める。


便乗して、新宿を通り抜け、池袋に上陸する、渋谷爆撃。

まあ・・渋谷は、実質、ひとみ、田辺の二人ですが・・・

勢いは、すごいけどね・・・


「おらおら~これが渋谷爆撃だコラ~!!」金山

すでに、田辺が倒した相手に、追い討ちをかける


「おらっ!これで、決まりだコラ!」永井倒れている相手を蹴る。蹴る。

いやっ・・もう、とっくに、ひとみにやられて、気絶してるよ。


「・・・・・」ただ、ギャラリーを、殴るようなそぶりで、威圧する田村。


だが、周りから見れば・・・


「遂に、池袋に乗り込んできたぜ、渋谷の悪達・・・」ギャラリー

「ああ・・ハンパねえ・・全員極悪だ・・・」ギャラリー


噂が、噂を呼び、根本、池田、安田の耳にも、届いてくる。


「まずいな・・・池袋の五代目も、渋谷に拉致られた。」安田

「マジか!、向こうも、こっちの戦力消しに来たか?」根本


「ああ・・結局、やっても、ケガが、治れば、一緒だから、拉致るのは、正解だな」池田

黒紅蓮も、調子こきすぎて、撤退に乗り遅れた、渋谷爆撃永井を拉致。


「だが、こっちも、大物一人捕まえたから、結局チャラか・・・」根本

いやっ・・全然。その人、カスだよ。

「どうする?」池田

「しばらく、倉庫に攫っておこう。あそこは、食事も、トイレ風呂も、ある。

 ただし、絶対逃げられないように、見張りは、徹底しろ!」指示を出す安田。


(え~・・帰りたい・・・てか、女の子と、遊びたい病が・・・)縛られた永井。


「良かったな。渋谷の殺し屋を、最初の段階で、捕らえて・・」根本

(ん?人殺した事ないよ俺)永井

「ああ、何人殺されてた事か・・」安田

(俺、ただの、女殺しだよ・・)永井

「ああ~恐ろしい・・・この手で、何人殺してきたんだか・・」池田

(ああ・・・いわゆる、夜の神の手ですが・・何か?)


一方渋谷の路地裏。

「やられた、永井が、帰ってこないし、音信不通だ・・・」ひとみ

(別にいいじゃん・・)ひでえ・・・金山

「ヤキいれて、吐かしてみるか・・・おいコラ!(ドコ!)」池袋総長を蹴る田辺

(うわ~・・やっぱ、こえぇ~田辺さん)金山


「ぐっ・・はあ・・はあ・・もう・」さすがに、厳しそうな池袋の大将


(ドコ!・・バタっ!)さらに、蹴られ気絶する池袋

(うわ~吐かさないじゃん・・吐かす気ないじゃん・・)金山


「くそっ!どうする?ひとみ・・」田辺

(いやっ・・どうするって、貴方が、聞く前に気絶させたんでしょ!)金山

「吐かないか・・・さすが、大将。」ひとみ

(いやっ・・吐く気だったかもよ・・・もう・・とか、言い出してたし・・)金山




「ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!」


「ドっ!!!!!!!!!!!!!」


一瞬意味がわからなかったが・・


「轢かれた!やべえぞ!、意識もねえし、血だらけだ!」爆撃メンバー


田辺が、車に吹っ飛ばされ、商店のシャッターに打ち付けられる。

田辺に、駆けよるメンバー


「ウィ~ン」通りすぎた車の窓が開き


「返して、もらうぜ、うちの五代目。」そう言って現れたのは、池田。

その間に、もう一台の車で、五代目を奪還。

永井が、拷問にあっさり、耐えられず、たまり場を教えた模様。


「手前!コノヤロウ!何でも有りか?コラ~」切れる金山


「何でも、ありだよ、それが、戦争だ!バカヤロウ。

 警察に泣きつくなんて、くだらない事でも、するか?爆撃が?」池田


「ぐっ!・・・」(たしかに、喧嘩に、ルールはねえ・・)金山


「手前コラ~!!」ひとみが、池田に向かって行く。


「うおっ!やばい。やばい。田辺を取れたんだ、今日は、もう満足だよ

 撤退だ。じゃあな、ゴスロリ番長!」車で去って行く池田


「くそったれ~」ひとみ


「ひとみさん、ヤバイ!田辺さんが!!」メンバー


すぐさま、救急車で運ばれる田辺だが・・・

もうすでに、即死状態。


幻想が、根本達に、ここまでやらすはめに・・・

根本達は、本気で、殺さなきゃ殺されると、思いこんでいる。


病院で、田辺の死を確認する爆撃メンバー


「殺してやるよ・・・根本達!」ブチ切れの金山

「ああ!ゆるさねえ。それと、永井も心配だこうなると・・」ひとみ

すでに、永井奪還の為に動き出している他のメンバー

永井の生死が心配だ。


病院を出る、ひとみと金山

「総長・・・」ひとみに呼びかける金山だが・・

「・・・・・・・・・」ひとみ無言で歩く。


「・・うぐっ・・・・うっ・・・」

ゆっくり金山の前を歩く、ひとみの泣く声が聞こえる。

(ぐっ・・ひとみさん・・そりゃそうだ、元カレが、・・)


「ドン!!!!!!!!!!!!!!」


「ドタ!!!!」


一瞬・・・・

意味が、わからない金山


血だらけで倒れる・・・・・

ひとみがいる。

車に吹っ飛ばされる。

「総長~!!!!!!!!!!」駆け寄る金山


少し離れた場所で、止まった、ひとみを撥ねた車

「ウイ~ン」ゆっくり、車の窓が開き・・・


煙草を吹かしながらニヤつく、安田。


「手前~コラ~~~~!!!」金山


もう、目、見開き、ブチキレの金山。

騒ぎに気づいて、病院関係者が、駆けつける。


「ウイ~ン」ゆっくり窓が閉まり、過ぎ去っていく車。

ずっと、ニヤついたままの安田。

狂犬。これが、台東区の狂犬。しかも、仕事が、速い。

先ほど、田辺が、轢かれ死んだばかり。

爆撃に反撃の余裕を与えない。


「ブル・・ブル・・ブル・・・」

金山、もう、恐すぎて、ただ震える。

運ばれて行く、ひとみ。意識は無い。

(どうして・・・どうして・・・・こないだまで、

 あんなに、楽しかったのに・・・ひとみさん・・・田辺さん・・・)金山


もう、引くに引けない泥沼の戦い、しかも、タイマンだとか、武器だとかのレベルじゃない

もう、ただの殺し合い。


だが、向こうもなぜ、ここまでするのか?


江東区の根本達の隠れ倉庫

「ガラっ!」倉庫のドアが開く


「・・・うっ・・・助けに・・・?」もう、殴られすぎて、あまり、意識の無い永井


「ブスっ!」


「うがあ~・・・・」永井




一方、池袋の、たまり場


「ドン!」急に止まった車から、投げ捨てられる死体


「うおっ!」驚く池袋メンバー

どうやら、池袋のメンバーが、殺され運ばれて来た模様



隠れたまり場・・・

「やったか?」根本

「ああ・・まだ、生死はわからねえが・・」安田


「かまわねえよ、先にやったのは、爆撃の連中だ!」池田


「ああ、さっきまた、一人、池袋のメンバーの死体が、送りつけられたらしい・・」根本


「キチガイか!あいつら!・・・・・」切れる?安田


もうすでに、黒紅蓮も、三人の死亡者を、だしてしまった、爆撃に攫われ、殺された者だろう

先に?先に爆撃?



一方隠れ倉庫

「ここだ!」田村達が、なんとか、永井の拉致現場を拷問で聞き出し到着

「ガラ!」倉庫のドアを開ける、


「うわあああ・・・」田村


そこには、無残に殺された永井の死体がぶら下がっていた・・・


もう、子供の喧嘩じゃねえ・・・

だが、渋谷は、やってないと、なると・・・・



新宿大久保

「漁夫の利・・漁夫の利・・・勝手に、やっとけや、ははは・・」キム

漁夫の利を狙う、新宿ナイフ


六本木

「渋谷と池袋が、無茶苦茶らしいぜ!行こうぜ俺等も岩永~」喧嘩大好き菅原

「ん?どっちでもいいよ。」また超適当岩永、だが本当は、行きたい。


「・・・・・」岩永を睨む、岩永の彼女佐藤

それに気づく岩永と菅原


「・・・やめと、こっ、かな。」尻に引かれてる岩永

まあそりゃそうだ。収入少ないし・・・年下のガキだし


「さて・・六本木に出るかな・・・」そそくさと、菅原


菅原や、片岡も、結構、佐藤に、おごってもらったり、

喧嘩のケツ吹いてもらったりで、頭が上がらない

結構六本木じゃ、有名で、権力者の佐藤。

佐藤は、ひとみの事があるので、六本木参戦は、どっちとも、言えないが

やはり、よそはよそ、うちは、うち。

へたな、義理立てはしない模様。


秋高

「もう、ハンパねえな・・」

「ああ、新宿に池袋、爆撃は、もう、みんなしばらく学校に来てないな」

「学校側も、状況が、状況だから、再戦だった、天下一武盗会も、中止らしいな」



麻布

「・・・・・・・・ひとみ・・・」己の格の為、動けない石川


新宿

「東京大戦争より、やばくなるんじゃねえか?」中野

「いやっ。俺達世代、東京大戦争知りませんが、結構死んだんですか?」藤原


「ああ・・・言うと・・なんだが、石川が5~6人は、殺してるな・・」中野

「・・・・完全に死刑っすね・・・」呆れる藤原。



もうどうすれば、勝ちで、負けなのか・・・

もう渋谷は、すでに、まともな、戦力は、いない。

もうすでに、負けなのでは・・・

期待するは、飯田橋、50人だが・・・・

いやっ、もう、小島頼みか・・・


ん?元、池袋喧嘩会20人は?

さすがに、田辺が、死んだら、黙ってないでしょ?

は?なんで?


なんで新宿ナイフに合流してんだ?

どいつも、こいつも、クソ野郎か!


そろそろ、勝ち馬に乗る奴や、身の置き方考え出す、バカ共が出だす。


まだ、動かずか?六本木?岩永よ!

いやっ、動かないか・・・

だが、いいのか?

もう、吹っ飛ばされたぞ、大好きなひとみさん・・・

もう・・・

絡み合うことも・・・

落ちていく事も・・・

もう、戻れない。




「・・さあ、あとは、ほっとくか・・・・ふふふ。」




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