通称六本木・・
「よお!岩永~今日は、キャバクラか?ナンパか?」六本木の不良
「岩永~、さっき、向こうに、菅原いたぜ。」また違うチームの不良
「おいっす!岩永~この子、岩永のファンだってよ。持って帰るか?」また別の不良
「あざ~す。あとで、持って帰りまーす。」岩永
なんとも・・一気に、六本木の雰囲気が、変わった。
こないだまで、ギラギラしていた連中が、岩永を中心に、まとまる。
もう、限りなく、六本木連合の様。
だが・・
「よう。岩永~。今日どこで、遊ぶよ?」現れた片岡
「そうだな~・・・んっ?」岩永
二人の目に、地元、暴力団と揉めて喧嘩している、菅原が、見える。
「・・・・さっき俺のファンってのが、いたから、もう一人女の子呼んでもらおう」岩永
「いいね~。行こう。」片岡
ああ・・・囲まれてるよ・・・豪腕の菅原。
おおっ!さすが、何人か吹っ飛ばした!
えっ?もう、女の子と消えてった、岩永と、片岡。
ああ・・・やられちゃった・・さすがに、本職5~6人は、きつかったみたいね。
てか、シカトなんだ・・・
「ようっ!岩永~パチンコ勝ったから、小遣いやるよっ」また違うチームのリーダー
「あざ~す。」岩永
「また、違う女連れて・・・たまにはこっちにも、回せ!はははは。」また違う不良
「うおおおおおお!!」菅原
何か、遠くで、吠えてるよ・・・・
「わはははは、あいつ、やられて、やんの。ぷぷぷ~」岩永
「はいっ!シカトシカト。女の子の方が、大事だね~」片岡
本当、適当な、グループだな・・・
六本木のおしゃれなクラブ
「最近、調子いいわね、ここ。」クラブのオーナー田代
「はいっ。ここだけじゃなく、六本木全体ですね。」店長
「何か、街の雰囲気が、変わったというか・・・」田代
「ええ。まず、治安が、良くなったってのが、一番ですね。今、ガキ同士の喧嘩や抗争が
無いんで、一般の客や、六本木に初めて来る人達も、安心して遊んでいただけるんで」店長
「今だれが、トップ?どんな人?」田代お酒を飲みながら。
「はいっ、あっ!来ました!あの女の子連れて来てる4人組の、女の子みたいなガキです」店長
「本当に、ガキじゃない!?。あんな子が、六本木取ったの?」田代驚く
「はい。強いです。自分が、見たなかじゃ、ピカ一。しかも、見ててください・・」店長
店に入ると、いろんな人間が、岩永と仲良く話す。
陽が、陽を呼ぶ様に、明るくなる。
また、違ったタイプの不良。底抜けに明るく、やさしく、人が、集まる。
年下の岩永に、やられたはずの、不良リーダー達も、岩永を、かわいがる。
「すごいわね・・・今まで見たことがない。唯一近いのは・・・・・・・萩原?」田代
「・・・・そうですね・・・ちなみに、まだ、15。高校一年世代です。」店長
「小銭は、持ってそうね、あの格好・・・」田代
「仕事は、日雇い労働ですが、街の住民や、女が、貢んです。」店長
「わかる・・・なんだろう?裏が無いと言うか・・純粋?」田代
「はい。いわゆる・・・かわいいです。かわいがってもらえるタイプ」店長
「引き抜けないの?うちに、いやっ!爆撃系に。」田代
「無理でしょうね。今で十分満足みたいです。元々東京の人間じゃないんです。」
「なんで、六本木なの?」田代
たしかに、15位なら、まず、渋谷とか、池袋・・・
六本木や、新宿歌舞伎町などは、避けるはずだが・・・
「なんか、彼女が、六本木のキャバ嬢とかで、六本木で、遊びだしたみたいです」店長
「ふ~ん・・・なんて言うチームで、どれくらいの規模?」やはり気になる田代
「プレジェイって言うんですが、それが、わずか、3人です。」店長
正式名称は、プレミアジャック。
まず、田代の目にとまったプレジェイ
街の雰囲気ごと変えてしまうほどの、人望。
望めば・・・
だが、店を出た岩永達に絡む、違う街から来た不良達。
一気に、喧嘩に。
(見ものね。)田代も影から、見る。
岩永の喧嘩なもんで、集まる集まるギャラリーが。
「竜巻せんぷ~きゃく~!!」岩永、ド派手な技を繰り出す
「おおお!当たった!」ギャラリー
「・・・」少しだけ、痛そうな相手
「わはははは、利かね~んだ、やっぱり、現実は。」笑う片岡
せっかく、ゲームの大技を出して、ヒットしたが、まったく利かないみたいで、
超がっかりの岩永。喧嘩を楽しんでる模様。
「笑ってんじゃねえぞ!てめえ!」そういって、殴られる片岡
(あああ・・死んだな、あいつ)ギャラリー
片岡、あっという間に、相手を倒し、気絶した、相手へ、
まず、近くにあったレンガを、拾い。
振りかぶり。
斜めにし。
角で、頭にド~ン!
(!!!なっ!、人殺しか!)驚く田代
ついでに、他の相手に向かい、角を、顔面にド~ン!!
(ひっ・・人殺し!)うん。そうだね田代さん。
完全に石川さん見たいでしょ。刀とか、まず、切らずに、突くタイプ。顔面をね。
「俺も、まぜろや~」そう言って、走って現れた、ただ、喧嘩好きの菅原
「あれも、プレジェイです・・」田代に説明する、店長
だが、すでに、片岡が、ほとんど倒した後なんで・・
「ドゴ~ン!」
「なんで~!」片岡
ノリで、片岡を殴った菅原。
「わはははははは」超ウケてる岩永
「ドゴン!」
「いい加減にしろや、ガキこら!」岩永を殴る相手リーダー
「・・・・・・・・・」沈黙。岩永。切れたのか?
「・・・・・」何も言わず、遠くに離れて行くギャラリー
なにやら、知ってそう。
「なんだ?なんだ?離れていきやがって?」意味がわからない相手リーダーだが、
「シュっ・・」
一瞬パンチが、出たような、出てないような・・・
「バタン!」相手リーダ、泡吹いて倒れる。岩永の強力パンチがヒット
「さっ・・逃げるか・・」菅原
「ああ。逃げよう・・」片岡
「うがあああああ!!!」ぶち切れた岩永は片っ端から壊す壊す。
(なるほど・・・もしかしたら、古今無双なんじゃない?)田代思う。
「うわ~とまらね~。呼んでこい彼女」菅原
「いやっ撃て!撃ち殺せもう!」無茶苦茶言うな・・片岡
「もう、あんな、キチガイほっといて、別の場所に行こうね~」女を連れて去って行く菅原
「そうそう、警察来て、捕まっちゃうからね~」こちらも、女を連れて去って行く片岡
ほんっと・・適当だな、チームワークとか、友達思いとか、ねえのか?
「警察返しときなさい。いいもの見れたわ」田代
「はい。連絡しときます。」店長
さすがの、女帝の力。
数分後。周りに誰もいない、ポツンと座る岩永。
もう、切れたのは、治った模様。ただ、疲れたみたい。
「また、切れたの?」そう言って現れた女が、岩永にジュースを差し出す。
「・・んっ?・ああっ・・きょーちゃん・・・」岩永ゆっくり、ジュースを飲む
「ご飯食べて帰ろっか?」やさしく言う女
「うん♪。今日泊まっていい?」岩永
「いいよ。てかっ、お前また、口紅ついてるぞ!」切れる女
「ふふふ~ふ、ふ~ん」ごまかす岩永
以外に、これでも、仲いいんですね。この二人。
まだ、付き合いだして、そんなに、経ってないけど。
ん?キャバ嬢ですよ。とびきりの。
ああ・・・元秋高みたい・・・
名前は、佐藤京子だったかな?たしか・・・
今一番、面白い街。ポップな街。仲のいい街。六本木。
毎日が、楽しい街。
ああ・・・やっぱり、仕事、休むんだ、岩永君。
えっ?彼女が、食わしてくれるし、みんなが、貢いでくれるから、
仕事たまにしか出ない?
会社も、岩永の人柄で許してくれてる?
うん。いいね。才能というか、そういう、役目なんでしょう。
アイドル的な・・
あれっ、ちゃっかり、ホテル街に消えていったよ、菅原と片岡
それ、岩永が、好きとか言ってた子なのに・・・
現地集合勝手に解散って、変わったチームだな本当に・・・
えっ?別に、たまり場も、決まってない?
ほんっと、適当な三人だな・・・
雲の様な男、前田慶次が、三人いるようなもん?
うわ~めんどくせえ!
歌舞いちゃってよ、勝手に。
いい雰囲気の六本木の悪ガキ共。
さすがに、みんな、仕事師か、無職達。
いい勉強になる六本木。仲良く遊ぶ、各チーム達
ついた、名前が、通称六本木高校か・・・
たしかに、高校生世代多いな。
すいません。
六〇木高校って、ありました・・
一切関係はございません。
あくまで、こちらは、通称です。




