表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
これは・・・ですが  作者: 斉藤一


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

853/854

ゆっくり死ぬ

これは自動車事故の話


夜中、コンビニから出てきた女性と自動車を運転していた80代の男性の事故があった


老人は、家族から運転をしないようお願いされるほど運転が危うい状態だった


女性は、スマホを見ながら近道をしようと、横断歩道を渡らずにそのまま道路を横断していた


車が来ている事には気が付いていたと思われるが、きっと速度をゆるめるか、避けるだろうと思っていたと思われる


女性が通ったすぐ真後ろを車が通り、その瞬間、女性は車に引きづられた


女性が持っていた鞄が、すれすれを通った車のサイドミラーに運悪く引っかかったのだ


女性は大声を出したが、男性は耳が遠く聞こえていない


女性は上半身が浮いたような形で、かかとだけが地面についている状態だった


女性が履いていた靴はすぐにアスファルトによって削られ、素足が削られる


「熱いっ! 痛いっ! 車を停めて!」


そう叫びながらも、なんとか鞄を外そうとするが、肩にかけていた鞄は自重がすべてかかっているため外すことが出来ない


車は国道の為、信号が無いのでそれなりの速度が出ていた


「痛い痛い痛い!」


女性の足先はすぐに削れ、骨が露出するが、それすらも削りながら車は走る


最悪な事に、鞄のひもが伸び、女性の背中まで地面に当たるようになった


「ぎゃあぁぁあぁ!」


女性の背中から腰までがアスファルトに削られ、激痛で叫ぶ以外何も出来ない


老人の車が止まった頃には、女性の体の半分が削られ、死亡していた


どの段階で死んだのかは分からないが、死ぬまでに結構な時間がかかったものと思われる

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ