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これは・・・ですが  作者: 斉藤一


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白い貝殻

海で貝殻を拾っていた


「子供が夏休みの研究に使うから、いろいろな種類の貝殻を拾ってきて!」 と言うからだ


渦巻きの貝殻、2枚貝の貝殻、大きな貝殻、小さな貝殻


俺はいろいろな貝殻を拾った


その中で一つだけ、よくわからないものがあった


白くて、2枚貝のうちの1枚のようだが、軽く、思ったより硬くない


手で割れる程ではないが、カニの甲羅に近い……って蟹の甲羅か?


俺は勝手にそう思って拾ってビニール袋に入れる


それからいろいろと拾って家に持ち帰った


子供は、妻からもらった空き箱に綺麗に収めていく


それをボンドでくっつけるためにしばらく棚の上に放置する


その夜、俺は奇妙な夢を見た


コツコツ、コツコツと何かが何かを叩く音


コツコツ、コツコツ、ああ、これは木で木を叩く音か?


そう思った瞬間目が覚めた。まだ夜中だった


すると、コツコツと音がする。夢じゃなかったのか?


音の元をさぐると、息子が貝殻を収めた箱の方だった


すると、コツコツと、白い何かが棚にぶつかっていた


その白い何かは、頭頂部分が空いていた頭蓋骨だった


頭蓋骨はこちらを向くと、目が無いはずなのにジッとこちらを見ている気がした


そこで目が覚めた


夢だったのか……そう思って箱の所へ行くと、箱から白い貝殻だけが外れていた


「これ、あいつの骨だったのか……?」


海に捨てるのも呪われそうだったので、神社でおはらいをしてもらうと、もう夢で見る事は無くなった

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