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これは・・・ですが  作者: 斉藤一


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やり直し

「ここは……」


目が覚めると、よく見知った天井であったが何か違和感を感じる


「ああ、よかった。今回も間に合ったようだ」


「博士、何かあったのですか?」


「覚えていないのかね? 実験動物に噛まれたことを」


「ああ、そうでしたね……」


俺はだんだん意識がはっきりしてくるとともに、自分の身に起きた出来事を思い出した。俺は、遺伝子操作で作られた犬にかまれて重傷を負ったんだった。そう、腹を……


「あれ、腹の傷が無い?」


「当然じゃないか。我々が何の研究をしているんだと思っているのかね?」


「私たちの研究は、遺伝子操作にクローン技術、AIに……ってまさか私はクローン?」


「はっはっはっ、何を言っているのかね。クローンでは記憶があるわけ無いだろう?」


「そうですね……でも、データ化した記憶を移植したりとかは?」


「そこまで技術は進んでおらんよ。それにクローンを作っても体が育つまでに年数がかかりすぎる。今回はただ、脳を移植しただけだ」


私は自分の体を見下ろすと、それは人間の体では無かった



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